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ゲレンデの斜面について

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回はゲレンデでの練習を始める前に覚えておきたい、斜面についてのご説明です。滑り慣れてくれば自然に覚えることではありますが、事前に理屈を知っておく方が上達への近道かも知れません。

斜面を落下する

 スノーボードは雪の斜面を上から下へ滑って降りるスポーツです。舞台である斜面について知っておくことは重要です。
 斜面を降りるということは、引力に引かれて斜面の下へ落下するということです。落下するエネルギーが、スノーボードを滑らせる推進力になります。斜面の上に向かっては「落下しない」ので、スノーボードは斜面の上に向かっては推進力を得られません。
 同様に、真横に向かっても板は落下しないので、推進力は得られないことになります。
 スピードを出した状態で板の向きを変えれば、板は横にも上にも進むことは出来ますが、推進力は得られないので、そのままではやがて止まってしまいます。
 スノーボードは、斜面の上から下へ下へと向かって滑るものだということです。

山側、谷側

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 斜面の上の方を山側、下の方を谷側といいます。この言い方はよく使うので、覚えておきましょう。

フォールライン

フォールライン1

 フォールラインとは、斜面の上から下へボールを転がした場合に、ボールが転がっていくラインのことです。水を流した場合に、水が流れ落ちるラインでもあります。
 ボールも水も寄り道はしません。上から下へ、引力に引かれて最短距離を落下します。フォールラインは、最も抵抗の少ない、最も自然な落下をするラインです。
 フォールラインにスノーボードの先端を向けると、最もスピードが出ます。この状態を直滑降といいます。
 逆に、フォールラインに対してボードを直角にすると、最もエッジの抵抗が強くなり、ボードに強いブレーキがかかります。
 スノーボードはボールや水と同様に、フォールライン方向に向かって落下していきますが、エッジを使って抵抗を加えれば、板の落下する方向を変えることが出来ます。エッジを使って落下の方向をコントロールすることが、スノーボードの滑走技術といえます。
 初心者の方は、斜面を見てフォールラインを探してみましょう。ゲレンデに出て斜面を上から見るとよく分かるのですが、斜面は平坦なところばかりではありません。様々に歪み、傾いています。

フォールライン2

 図のように、山側と谷側が上下だけではなく、左右にも発生する場合がよくあります。このような場合は、単純にコースの上から下にフォールラインが向いているのではなく、左右を見た場合の山側と谷側に向かって、フォールラインも傾きます。
 初心者の方はボードのコントロールが出来ないため、少しずつ斜めになったフォールラインに向かって落ちていってしまうことがよくあります。斜面をよく見て、フォールラインを見極めてください。

落下による推進力

引力

 スノーボードは落下により推進力を得ます。最も推進力を得られるのが、図の赤い矢印のようなフォールライン方向に向かって落下する場合です。フォールラインから外れると、板の推進力も少なくなっていきます。推進力のイメージは、図の矢印の太さと色の濃さで表しています。
 板は、停止した状態からは真横に向かって滑れません。真横には落下しないからです。スノーボードで移動する場合、ある地点Aから別の地点Bに滑って移動する場合、必ずBはAよりも低いところになるはずです。

 

板にかかる抵抗

 フォールラインに向かって滑ると、最も推進力を得られます。特に直滑降と呼ばれる、板の先をフォールラインに向けて滑るのが、最もスピードが出る状態になります。
 直滑降でスピードが出るのは、フォールライン方向に落下する推進力に対し、エッジが抵抗にならないからです。
 スノーボードの技術は、落下のエネルギーをエッジを使ってコントロールすることともいえますが、落下のエネルギーに対してエッジを使うということは、全て推進力を減らす抵抗になります。初心者と上級者の技術の違いは、落下のエネルギーを効率よく使えるかどうかの差だともいえるでしょう。
 上級者が速いスピードで滑れるのは、効率のいい滑りをしているからです。初級者のスピードが遅いのは、効率が悪いからです。

板にかかる抵抗

 話が逸れました。板にかかる抵抗が最も少ないのは、直滑降ですが、これは抵抗になるエッジを使わないからです。逆に最も板に抵抗がかかるのは、板をフォールラインに対して真横に向けて滑る横滑りの状態です。

落下による推進力と、板にかかる抵抗

 落下による推進力が最も得られるのは、フォールラインに方向に落下する場合です。そして、最も板に抵抗がかからないのは、エッジを使わない直滑降です。
 最も推進力が少なくなるのが、真横に近い斜め方向へ落下する場合です。この場合は自然と板も横向きになるため、エッジの抵抗も大きくなりスピードは出ません。

板の上に真っ直ぐ立つ

 板をコントロールするためには、板の上に真っ直ぐ立つと効率がよいといえます。スノーボードは板の向きを変えながら斜面を落下しますが、板の向きを変えるということは、板を回転させるということです。板を回転させるには、回転の軸となる乗り手の身体が、板と直角の場合が最も効率がよくなります。
 板の回転と、軸となる身体の関係は、扇風機の羽根を例に考えれば分かり易いでしょうか。回転する羽根は、軸となる部分と直角に取り付けられています。もし軸と羽根が斜めに取り付けられていれば、羽根はおかしな回転をすることになるでしょう。羽根は板、軸は乗り手です。身体が板に対して斜めになっていると、うまく板を回転させられない、つまりコントロール出来ないということです。

斜面でのポジション2

 この図は、横滑りで板の上に真っ直ぐ立っている状態です。

斜面でのポジション1

 板が直滑降になった場合、板の上に真っ直ぐ立つ、という状態が変化しています。身体が谷側に傾いた状態が、板の上に真っ直ぐのなります。横滑りでは真っ直ぐだった状態は、直滑降では身体が後ろに傾いている状態になってしまいます。
 身体が後ろに傾くことをこ後傾といいます。
 このように、斜面に対して板がどのような方向を向いているかによって、板の上に真っ直ぐ、つまり最も効率よく板をコントロール出来る位置が変わってきます。
 このことは、滑りの練習をする上で重要な意味を持ってくることになります。ここでは簡単に説明しましたが、今後より詳しくご説明することになると思います。

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