ブックオフで買った中古スノーボードのメンテナンスをするでござるの巻

 みなさんこんにちは。エス氏です。スノーボードの板は、用途に合わせて三本くらい揃えようかなと思っていましたが、結局はお気に入りの一本しかほとんど乗らないという現実に直面しています。
 やっぱりオールラウンドボード一本でなんでもやるというスタイルに戻りそうですな。

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 板は五本持っているエス氏。中には自分では乗らない、初心者の女の子用の板もあります。
 これはブックオフで格安の中古品で買った、アトランティスという今はもうないブランドの板です。
 合わせているフラックスのビンディングも、同じくブックオフで格安でした。
 板とビンディングで4,000円程度だったかと。板はボロボロでしたが、ビンディングは新品同様。古いモデルでしたけどね。
 この板はエス氏がお手入れをしているので、低品質のレンタルボードよりもはるかに滑りやすです。まともな道具を使えば上達も早いですし、エス氏も教えるのが楽ちんです。

 スノーボード用品は新品だとなかなか高価なので、格安の中古品を買えばレンタルよりもお得ですよ…と言いたいところですが、初心者さんにはなかなか手を出しにくい部分もあります。
 前フリが長くなりましたが、今回は実際に中古のスノーボードを買って、使える状態にするまでをご紹介します。

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 意外なことにあまり知られていないのですが、ブックオフの店舗によっては中古のスキーやスノーボード用品を扱っています。新品同様の物からガラクタ同然の物まで、品揃えはなかなか豊富です。数千円で買える板やビンディングもたくさんあるので、10,000円前後でも十分に道具を揃えられますよ。

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 今回はビンディングがあるという前提で、ボードのみを購入しました。
 あれこれ悩んで、女の子用にバートンのフィールグッド144cmを買いました。これは女性用のオールラウンドモデルですな。2004年とちと古いモデルであちこち傷付いていますが、4,900円で買えるなら文句はありませんね。
 ついでにソールカバーも1,600円で購入。今回のお買い物は6,500円でした。

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 まあ中古ですからね。あちこち傷が付いています。

 さて問題はこれからです。中古の板は、コンディションにもよりますが、格安ボードはそのままではとても使い物になりません。かなり気合を入れたメンテナンスが必要です。

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 ソールはこの様に真っ黒に汚れています。

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 リムーバーを使ってみました。とてつもない汚れです。そのままゲレンデに持って行っても、全く滑らなかったでしょうね。

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 何回かリムーバーで掃除しましたが、なかなか汚れが落ちません。まあほどほどにしておきましょう。

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 エッジもサビまくりです。破損してないだけマシだと思いましょう。

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 ファイルに適当にテープを巻いて角度を付け、エッジを削ります。ファイルというのはヤスリのことですな。
 ファイルを軽く引きます。ふむ、手応えがありません。ベールベベルがけっこう入っているようですね。ちなみにベベルとはエッジの角度を落とすことですが、ちょっと角が落ちすぎているかも知れませんな。

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 今度はエッジの横側を削ります。こちらもサビまくりですね。

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 ファイルガイドというアイテムにファイルを当て、万力で固定します。これは角度を付けてエッジを削るためです。サイドエッジの角度を落とすことを、サイドベベルを入れる、などといったりもします。
 ファイルガイドは89°のものを使いました。これはベースベベルが思ったよりも入っている様なので、サイドのエッジを鋭くしないとグリップが弱くなるかも・・・などど考えてのことですが、試乗してみないと分かりませんな、実際は。

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 先ほどと同様に、軽い力で何度もファイルを引きます。今度は手応えがあります。どんどん削りましょう。
 これは買ったまま状態ではエッジが引っ掛かりまくってまともにターン出来なかったかも知れませんね・・・。

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 エッジを削っていると、徐々にファイルが目詰まりしてきます。ブロンズブラシでファイルをこすればきれいにないます。

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 錆びたエッジが削られてキレイになっているのが見えるでしょうか。
 ここで問題発生です。"ボーダー"が邪魔でエッジが上手く削れません。

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 止むを得ず、ボーダーカッターという超マニアックアイテムを使用します。

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 写真で削れている部分をボーダーといいます。この部分を落とさないと、邪魔になってファイルがエッジに当たらなくなってしまうんですよね。
 ちなみに、ボーダーは専用アイテムなど使わなくても、ファイルの角や彫刻刀などでも余裕で落とせます。

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 ふむ、これで上手くエッジを削れました。

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 ノーズとテールの反り返っている部分のエッジは完全に角を落としましょう。これはダリングという作業ですね。不必要なエッジによって周りを傷つけるリスクを減らし、ライティング中の引っかかりをなくすことが出来ます。

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 次はオイルストーンを使ってエッジを研ぎます。エッジは滑らかに仕上げた方が雪面との抵抗が減りますからね。  ちなみにオイルストーンとは砥石のことです。オイルじゃなく水を付けて研ぎますましょう。せっかく鋭く削ったエッジの角を落とさないようにご注意ください。

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 これでエッジはきれいになりました。次は汚れまくったソールですな。

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 これはいっそのこと紙ヤスリで削ってしまいましょう。目の細かさが違う紙ヤスリを4種類用意しました。今回は#100、#150、#240、#400を使いました。

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 #100の紙ヤスリを専用アイテムに巻いて、ソールを擦ります。この道具は意外に便利です。
 それにしても紙ヤスリでソールを擦るなど、ボロボロの中古ボードだから出来る作業ですな…。
 紙ヤスリはノーズとテール方向、つまり縦に動かして磨きます。両サイドのエッジ方向に動かすと、滑る際に雪面との摩擦抵抗になってしまいますからね。

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 順番に目を細かくして磨きます。

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 紙ヤスリである程度きれいにしたら、ブロンズブラシでさらに磨きます。

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 最後はファイバーテックスで磨いて仕上げます。

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 最終的にはこのようにツルツルのソールになりました。ふむ、なかなか良さそうな感じですな。最初の写真とは大違いです。

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 ホットワックスを塗って作業はお終いです。

 仕上げたボードは、美人ボーダーモデルのカオリンに試乗してもらおうかと思いましたが、エッジの様子が心配なので自分で乗ることに。
 ビンディングを取付けて、ちょっと履いてみたら柔らかくてビックリです。プレスのしやすいこと・・・。

試乗結果

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 というわけで、自分で試してみた結果、これはなかなかの仕上がりだと自画自賛です。エス氏には柔らかい板でしたが、女性にはちょうど良さそうですな。心配していたエッジも問題無しです。低速のドリフトターンから、高速のカービングターンまで試してみましたが、短過ぎるという意外に特に違和感はありません。グラトリがやりやすいのは、男性のエス氏には柔らかくて短いからでしょうね。
 ワックスだけは一番柔らかいものを使っていたので、ちょっと雪に合いませんでした。まあ散々削った後なので、最初は柔らかいものにした方が良かったのかなと。剥がして塗り直すのは面倒でした。

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 中古ボードでもきちんとメンテナンスすれば十分に使えます。逆に、メンテナンス無しで使えるかどうかは、それぞれの中古ボードのコンディション次第といったところでしょうか。
 今回はメンテナンス無しではとても使い物にならないコンディションでしたが、逆に専門家でもないエス氏のメンテナンスで復活する程度の状態だったともいえます。今回のようなメンテナンスは正直かなり面倒くさいですけど。
 中古ボードは値段の安さが魅力ですが、十分なメンテナンスが出来ないと買っても何の役にも立たない可能性もありますので、あまり人にはオススメ出来ないというのが正直な感想ですな。

 今回は内容がマニアックな部分もあり、初心者の方に分かり難い部分も多々あったかと思いますが、まあ、あまり気にしないで下さい。

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