本当にお得?シーズン券の良し悪し

限界を感じますね。

割引券とか

 みなさんこんにちは。エス氏です。スノーボード歴20年を超えるエス氏ですが、16/17シーズンははじめて一つのスキー場のシーズン券を使ってみました。いろいろ思うところもありましたので、ここらで整理してみたいと思います。

シーズン券の種類

 シーズン券の話をする前に、その種類を少し整理してみたいと思います。

普通のシーズン券

 そのスキー場だけで使えるシーズン券ですね。価格はスキー場によってまちまちです。ホームゲレンデが決まっている場合はおすすめですね。16/17シーズンのエス氏は野沢温泉スキー場のシーズン券を使っていました。定価は63,000円で、14回くらい滑ると元が取れたような気がしますの。

共通シーズン券

 JTBやマックアースのシーズン券です。複数のスキー場で使えるのは便利ですが、どう考えても行かないと思われるスキー場もありますので、実質的に滑りに行けるスキー場はどのくらいあるのか考える必要がありますな。30ヶ所のスキー場が滑れるといっても、1シーズンに30ヶ所も滑りに行く人いますかねえ。まあエス氏は35ヶ所行きましたけど。

共通シーズン券[抽選]

 長野県の共通シーズン券や白馬の共通シーズン券は非常に魅力的なシーズン券ではありますが、抽選に当たらないと買えないのが難点。エス氏は一度長野県共通シーズン券の抽選に当たったことがありますぞ。最強クラスにお得なシーズン券ではありますが、長野県共通は3月末までしか使えないのが弱点ですな。白馬共通は、すでに白馬をある程度滑っているエス氏にはあまり魅力がありません。

その他の割引サービス

早割リフト券等

 リフト券の前売り券ですね。ゲレンデで買うよりも割安で買えます。ショップやネットで買うものから、高速のSAやゲレンデ手前のコンビニで買えるものまで様々ですね。

株主優待券

 日本駐車場開発(株)[2353]や東急不動産ホールディングス(株)[3289]などの株主優待券があると、リフト券が割安で買えたりします。けっこう安くなるのでおすすめですね。株を持っていなくても、ヤフオクやメルカリでゲットできますぞ。

ふるさと納税

 ふるさと納税の返礼品でリフトの優待券やシーズン券がもらえる自治体はけっこうありますな。野沢温泉のシーズン券もふるさと納税でゲットしたものです。ゲレンデによってシーズン券や1日券がもらえる寄付金額に差がありますぞ。

割引クーポン

 リフト券売り場で提示すれば割引サービスが受けられるクーポンです。ゲレンデのホームページなどで無料で手に入りますので、活用しない手はありませんの。

野沢温泉のシーズン券を使ってみて

 エス氏の場合は、ということになりますが、あちらこちらのゲレンデに滑りに行きたいという気持ちが強いんですよね。特にまだ滑りに行ったことないゲレンデにはどんどん言ってみたいと思っています。なので野沢温泉シーズン券は元を取るほどは使いませんでした。元を取るといってもふるさと納税の自己負担は2,000円なんですけどね。普通に買った場合の価格63,000円に対しては、12日分48,400円しか使えませんでしたの。

 シーズン券のおかげで野沢温泉が好きになったというところは良かったと思います。野沢温泉周辺の北竜温泉やさかえ倶楽部といったマイナーゲレンデへ滑りに行ったきっかけも、野沢温泉で何度か滑ったので他へ行ってみようという余裕が生まれたからでしょう。野沢温泉はビッグゲレンデでシーズンも長く、シーズン券があれば相当楽しめるでしょうね、普通は。ふるさと納税の還元率を低くするような指導が入り、エス氏の年収では来シーズン以降野沢温泉のシーズン券が手に入らなくなってしまいそうなのが残念です。

 シーズン券の悪いところは、そのゲレンデに縛られるというところでしょうか。シーズン券の元を取ることに拘るあまり、コンディションがいいゲレンデが他にあるのに滑りに行かない、ということになってしまっては本末転倒ですぞ。楽しむために滑るのか、得するために滑るのか。幸いエス氏はシーズン券に縛られることはありませんでしたが、それはふるさと納税の自己負担2,000円しか払っていないという意識があるからでしょうね。定価で買っていたらこうはいかなかったでしょう。

シーズン券のリスク

 エス氏はシーズン券の元を取るほど野沢温泉で滑りませんでした。定価でシーズン券を買っていたとするなら、シーズン券ではなく普通にリフト券を買った方が安上がりだったということですな。シーズン券にはこの様に、買ったはいいけどあまり滑りに行かなかった、というリスクがあります。得するために買ったはずのシーズン券で損をしてしまうわけですな。

 さらにはシーズン券を紛失してしまうというリスクも考えられます。野沢温泉のシーズン券は再発行不可と書かれていましたが、万が一なくしてしまった場合は63,000円の価値が有るシーズン券がパーになってしまうということですね。

 その他に思いつくのは、営業期間のリスクでしょうか。16/17シーズンは序盤にあまり雪が降りませんでした。野沢温泉は11月からオープン予定でしたが、雪がないためオープンを延期しています。序盤はシーズン券を使って滑りまくるつもりだったのですが、計画がいきなり狂ったわけです。1月〜3月はあちこち滑りに行く計画を立てていたため、シーズン序盤と終盤で元を取る予定だったのに。

 同様にシーズンが早く終わってしまうリスクもありました。16/17シーズンは後半に入っても積雪量が豊富だったため、営業期間を延長したスキー場も多くありましたが、逆に雪がなければ早々に営業が終了してしまう可能性もあったわけですな。

 これらは早割や優待券にも共通したリスクです。早割リフト券を大量に買ったはいいけどシーズン後半になって使い切れなくなってしまう人、周りにいませんか。早割券を余らせてしまっては、せっかく割引で買った意味がなくなってしまいますからね。さらに自分の方にも、怪我や転勤などで滑れなくなってしまうリスクもあります。

 この様に、必ずしも計画通りにシーズン券や早割券を有効活用できるとは限りません。よく考えてから購入した方がいいでしょうな。そうしないとエス氏みたいになりますぞ。

お得に滑るには

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 お得に滑る方法は人それぞれですな。エス氏が野沢温泉大好きおじさんなら、ふるさと納税で手に入るシーズン券は最強のアイテムだったことでしょう。シーズン券だけ使っていれば、16/17シーズンのリフト券代はふるさと納税の自己負担2,000円のみしかかからなかったことになります。シーズン50日なら1日当たり40円。有り得ない金額ですわ。

 エス氏の場合は、共通シーズン券をメインに株主優待券やふるさと納税を組み合わせるのが一番かなと。あちこち行きたいなら共通シーズン券のJTBかマックアースがいいのではないでしょうか。共通シーズン券が使えないスキー場で、試乗会などのイベントがあったり滑りに行ってみたいゲレンデがあれば、個別に早割や優待券などを用意すると。なお抽選の共通券は当てにしておりません。

 17/18シーズンはよませ温泉で真面目に練習しようと思っているので、よませ温泉で使えるJTBやマックアースのシーズン券がエス氏には便利ですな。共通シーズン券なのでよませ温泉以外にもあちこちで使えますしね。エス氏ツアーで滑りに行くことが確実な菅平は、日本駐車場開発もしくは日本スキー場開発の株主優待券があればかなりの割引になります。

 野沢温泉はイベントや試乗会で何度か行くことになると思いますので、これはふるさと納税でシーズン券は無理でもリフト券ならゲットできるでしょう。16/17シーズンで気に入った志賀高原もふるさと納税でリフト券がもらえます。後は尾瀬戸倉や苗場の割引券があると嬉しいですの。

 シーズンの計画が具体的に立てられると、どの様にシーズン券や優待券を組み合わせればいいかがわかってきますぞ。エス氏はすでに17/18シーズンのスケジュールをある程度立てています。エス氏ツアーや試乗会といったイベントをカレンダーに入れていくと、けっこう予定が埋まっていくんですよね。他にも海外に行くとか北海道に行くとか。共通シーズン券を何日使って、1日当たりのリフト券代がいくらになるのか、というシミュレーションまでできてしまいます。来シーズンも50日前後は滑る予定ですぞ。

 目標は1日当たりのリフト券代を2,000円以下にすることです。16/17シーズンは1日当たり2,300円以上かかってしまいました。シーズン50日滑ると想定すると、リフト券代の合計を10万円以下に抑えれば1日当たり2,000円以下なるわけですな。

 うーん。ここまで真面目に検討してみましたが、シーズンの合計でそれぞれ20万円以上かかっている宿泊費や食費を削減する方が簡単で効果も出そうな気がしてきましたぞ。エス氏の滑り方でリフト代を10万から9万にするのはほぼ無理ですが、宿泊費と食費をそれぞれ18万円にするのはそれほど難しくなさそうですし、その方が削減金額も大きいと。

 一生懸命シミュレーションしても、その通りにコトが運ぶとは限りません。リスクも考慮して無理に初期投資せず、ある程度お得に滑れるコトができればいいや、という程度に考えておくのがいいような気がしますね。早割をもう一枚余分に買ってリスクを増やしたところで、できる節約はたかがしれているということですな。人によりますけど。

2 件のコメント

  • リフト券1回¥2000以下は我々にとってある意味悲願ですね。
    私は今期は全15日で、想定日数より行けてしまったので当日購入が増え、平均¥2940でした。
    17-18シーズンもゴージャスエス氏トリップを期待しています

  • >inobyhairさん
    シーズン券を買うほど滑りに行かない人は、株主優待やふるさと納税が頼みの綱でしょうか。
    来シーズンは節約トリップになりそうです

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