【笹屋ホテル 別棟 豊年虫】(露天風呂が外から丸見えという以外は)老舗旅館の風格はすごいものですね

露天風呂が隣のホテルから丸見えの問題について

 冒頭のこの部分については事実をそのまま記載しますが、ホテル側が対応して問題が解決したことがわかったら削除しますよ。

 ホテルの大浴場は1階の石の湯と2階の木の湯があり、時間によって男女入れ替えとなります。このうち1階石の湯の露天風呂は、隣のホテルの客室と思われる部屋から一部が丸見えとなっていました。

 この事に最初に気がついたのはエス氏の同行者です。隣の建物の窓から露天風呂を見ている人がいる事を発見しました。通常このような事は有り得ないので、同行者は自分の勘違いかと思い再度入浴して確認したそうですが、やはり隣の建物から丸見えだったという事です。

 そんな事あるのかしら。そう思ったエス氏も石の湯の露天風呂を確認しに行きましたが、確かに一部が完全に丸見えでしたね。女性も利用する露天風呂でこれは酷いと思い、すぐにフロントへ行って事情を説明。この部分だと図まで描きましたわ。男性スタッフは驚いて、確認してすぐにホテルの上層部に報告するという事でした。

 Googleマップから画像を拝借してしまいました。赤丸の部分が矢印の建物から丸見えになる部分です。

 こちらが露天風呂を覗ける窓ですね。

 チェックアウトの際にも再びフロントにいた別のスタッフに事情を説明しました。ホテルの男性スタッフが露天風呂を見に行き、外部から丸見え状態であることを確認したそうです。申し訳ございませんと謝罪もありましたが、それよりもこれからホテルとしてはどう対応するのかが気になるところ。

 エス氏としては、このあと書くように、とても良い旅館だと思いまた泊まりにきたかったのですが、さすがに露天風呂が丸見えとわかっていたら利用したくはありません。ホテル側でも対応するということだったので、それでは対応が完了したらまた利用したいので、その旨を連絡して欲しいと伝え連絡先も知らせてきました。

 で、その後今日に至るまで連絡がないので、なにもしていないと判断して全部そのまま書いております。笹屋ホテルの方、もしくは八光グループの方でもいいですけど、丸見え状態が解消されたら連絡くれればこの記事のここまで記載は削除しますので。それにしても露天風呂が外部から丸見えっていくらなんでもそりゃ酷くないですか。気づかずに覗かれまくっていた今までのお客さんたちもこのことを知ったら嫌な気分になると思いますわ。老舗旅館ならちゃんと対応してくださいな。

 というわけでここからが本編です。

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回は長野県千曲市の戸倉上山田温泉にある老舗旅館、笹屋ホテルをご紹介しますよ。エス氏が泊まったのは別棟で数寄屋造りの豊年虫という建物で、登録有形文化財だそうです。なんか知らんけどすごそうな感じ。実際すごかったですわ。スノーボードトリップで泊まる宿ではない気もしますけど。

戸倉上山田温泉 笹屋ホテル

 笹屋ホテルから一番近いゲレンデは聖高原スキー場でしょうか。まあ行かないですよね。1時間以内でアクセスできそうなゲレンデは、菅平高原、湯の丸、佐久スキーガーデン、軽井沢プリンスなどでしょうか。スノーボードトリップ的にはそれほど便利な立地ではありませんかね。

 車寄せに駐めたら人がわらわら寄ってきて取り囲まれ、荷物を全て運んでくれました。車ももちろん移動させてくれます。

 エントランスからして高級感がありましたね。

 フロントは意外に小さいカウンターでしたけど。その隣が売店です。

 チェックインすると荷物は代車で部屋まで運んでくれました。広々としたロビーですな。

 ロビーの手前に豊年虫へつながる入り口があります。ちなみにエス氏は楽天トラベルから予約しましたけど、笹屋ホテルの宿泊プランの中に豊年虫に泊まるプランがありますよ。

 ロビーから見た豊年虫。雰囲気ありますわ〜。建築家の遠藤新がデザインし、昭和7年に建てられたそうです。

 並の旅館とは様子が違いますよ。ちなみに館内は木の引戸を自動ドアにしているのですが、開く際にガラスがガタガタと音を立てるのがいささかうるさかったです。

 豊年虫は部屋食が基本のようですが、食事用の部屋もありました。料亭みたいでかっこいいですね。ちなみに豊年虫は笹屋ホテルとは別に専用の厨房があります。

 豊年虫から見た笹屋ホテルです。こちらも立派な建物ですね。

 さて肝心のお部屋です。

 豊年虫はの客室は8室あり、エス氏が泊まったのは「萩」というお部屋でした。

 入り口の式台からして見たことがない感じ。

 前室には冷蔵庫が隠されていましたよ。

 12畳の本間。床の間がガチでした。いたるところに凝った技術が使われているようでしたが、正直そこまでの建築知識はありません。

 次の間にはこたつが。庶民としてはこちらの方が落ち着きますわ。

 これほどリラックスできる広縁はなかなかないですよ。

 庭がこれですからね。

 こちらは洗面台。アメニティ類は当然のように高品質なものばかりでしたな。暖房器具もあって暖かくできるのが嬉しかったです。

 トイレはいささか涼しかったですけど。

 豊年虫の中でもこのお部屋だけが檜風呂だそうです。他のお部屋は石造りですね。もちろん源泉掛け流し。

 部屋に源泉掛け流しのお風呂があるなんて最高ですが、強いていうなら、ちょうど頭の真上に換気扇があってそこから水滴が垂れてくるのが気になりましたわ。なぜそこに付けた。

 とりあえずお部屋のプレミアム感はすごかったです。スノーボードとか持ってきて乾かそうとしなくてよかった。。

 部屋に案内してくれた仲居さんが抹茶を点ててくれましたよ。お茶菓子も美味しかったですのう。ここで食事の時間も決めました。夕食は18:00,18:30,19:00から選べましたよ。この仲居さんは超親切で、豊年虫で予約が入っていない他のお部屋も見させてくれました。

 さて豊年虫を出てホテルの大浴場へ行ってきましたよ。タオルは脱衣所に用意してあるので、着替えだ持っていけばOKです。

 風呂場の手前には広い休憩スペースがありました。

 えんめい茶とかいう高齢者が好きそうなネーミングのお茶が飲めましたよ。

 1階の石の湯はその名の通り石造りのお風呂です。露天風呂問題については冒頭に書いた通りです。

 2階は木の湯で、露天風呂は檜の樽風呂でしたね。エス氏はどちらかといえば木のお風呂のほうが好きでして。大浴場は1階も2階も広々としていてよかったですな。大浴場はいつ行っても比較的空いていましたね。

 風呂上がりのビールがいつもより美味く感じましたのう。

 さて食事は本間に運んでくれましたよ。食前酒は梅酒。濃厚で美味しかったですね。前菜のお皿に飾り付けてある梅の花も良い香りがしましたな。

 お酒は長野の日本酒「西之門」を飲みました。甘口でも辛口でもなく「うまくち」だそうです。確かにうまい。

 鯛のつみれすましは香りが良かったですな。お造りは岩魚、信州サーモン、鯉の昆布締めでした。

 鮑のサラダはセロリが美味かったですね〜。セロリをこんなに美味いと思う日が来るとは。

 日本酒は雲山も飲んでみましたよ。こちらの方が濃厚な感じでしたな。ちなみに西之門も雲山もホテルの売店で売ってます。今思ったけど売店で買って飲んだ方が安かったのでは。

 信州牛のすきやき鍋。すき焼きにうるさいエス氏的にはう〜ん、普通。

 こちらは豊年蒸し。虫と蒸しをかけたんですね。味は忘れました。

 鰤の西京焼きとご飯にデザート。けっこうなボリュームでしたがどうにか完食できましたね。専用厨房があるだけあってどれも美味しかったですよ。

 食事の後は男性のスタッフが布団を敷きにきてくれました。その間は次の間で動画を見ていたのですが、いささかWi-Fiが繋がりにくいと感じましたな。

 翌朝、部屋の前には籠がかかっていて、新聞とヤクルトが入っていましたよ。

 朝食も通常は部屋で食べるのですが、超親切な仲居さんが食事処で食べさせてくれました。なにやらVIP感があって嬉しかったですね。

 バランスのとれた朝食。量も多すぎずちょうどよかったです。

 豊年虫は建物もサービスも良く、とてもプレミアム感のあって満足度が高かったですね。お部屋はとてもリラックスできました。登録有形文化財というだけあって雰囲気が他の和風旅館とは別次元ですわ。源泉掛け流しのお風呂もいいですよね。露天風呂の問題さえ解決すればまた泊まりに来たい旅館ですな。スノーボードトリップにはそれほどおすすめはしませんけど。

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