【ryugon 龍言】食事については文句無しに美味しい宿ですぞ

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回は新潟県の南魚沼市にある高級旅館、ryugonをご紹介しますよ。漢字で書くと「龍言」です。「龍言寺」というお寺の跡地に建てられたことに由来するそうですね。「ryugon」という名前に変わったのは2019年で、そこから越後湯沢のHATAGO井仙に経営が移ったと。エス氏はかつての龍言は知りませんが、ryugonはHATAGO井仙と同じような評価の宿ですわ。

ryugon

 ryugonは六日町駅から徒歩18分の距離にありますが、駅からの距離を基準にしようとするのは都会に住む人間的な考え方でしょうか。六日町インターからは車で8分ほどの距離です。近くのゲレンデは上越国際スキー場、六日町八海山スキー場、ムイカスノーリゾートなどがありますが、他にもローカルなゲレンデは幾つかありますね。滑りに行くにはいい立地の宿だと思います。

 龍言の駐車場は建物とは通りを挟んだ反対側にあります。

 エス氏は到着時間が早かったために駐車場に先に車を駐めたのですが、建物側に車をつけて荷物を降ろすのがあるべき姿だったかなとは思います。入口の前には車を駐めるスペースもありましたしね。

 チェックインの時間になると人がいたのかもしれませんが、エス氏は少々早く着いたので、まだ誰もスタッフの人はいませんでした。

 龍言の敷地に入ると様々なスペースが並んでいましたな。こちらの土間はクッキングクラスのスペースのようでしたね。

 アウトドアのショップもありました。

 こちらはカフェ。チェックインの時間までコーヒーを飲んで時間をつぶしましたよ。

 旅館の入口は雪で狭まっていましたぞ。言われないとわかりにくい入口ではありますな。先に駐車場に入りカフェで時間をつぶしていたこともあって、ここまでは自分で荷物を運びましたが、玄関から先はスタッフがすべて運んでくれました。最初から駐車場ではなく建物の前に車をつけていれば運んでもらえたと思いますけどね。

 玄関で靴を脱ぎ館内へ。すぐ右手には売店がありましたが、それは後ほど。奥にフロントがありましたが、チェックインの手続きはロビーで行いました。

 古い建物を改修しているようですが、ロビーはかなり広かったですね。

 ロビー脇には幾つかの部屋があり、それぞれ特徴がありましたな。真ん中の大きなクッション的なものは意外に硬かったです。

 チェックインを済ませつつ、館内の説明を受けました。

 どこからがロビーなのかラウンジなのかは微妙ですが、フリードリンクやら色々あって大充実していましたね。

 客室は大きく分けてヴィラスイートという高めのお部屋とクラシックという古い建物を生かした和室とがあり、エス氏はクラシックの方に泊まりました。お値段的にヴィラスイートの方がかなり快適だったのではないかと思いますが、クラシックでもそれなりの料金はするのですよ。

 エス氏が泊まったのはクラシック側の一番手前にある105号室でした。ラウンジやダイニングには比較的近いので便利でしたよ。

 扉を開けるとまずは踏込み。正面が水周りで右側が居室となります。

 手前が寝室となっていました。布団ではなくベッドでしたね。

 枕元にコンセントがあるのはナイスですぞ。

 クローゼットはもう少し幅広だとより良かったかも。スノーボードトリップだとウェア類が多いですからね。

 寝室の隣が主室。逆光で暗くなってしまうのはエス氏の写真はありがちですね。

 Wi-Fiもバッチリ使えて快適なお部屋でしたな。内線電話は黒電話でした。

 TVの隣には冷蔵庫もあります。ルームサービスは備え付けのタブレットから注文できますよ。

 外に出ると露天風呂があります。やっぱり部屋に露天風呂があると嬉しいですよね。ただしこの露天風呂にはいささか問題もありました。温度調整が部屋でできないのはよくあることですが(フロントに言えば調整してもらえます)、湯船に入って湯があふれると、湯量を増やすために水が注ぎ込まれるという仕組みになっておりまして。間をおかずに入ろうとすると湯温が下がっていて温いんですよね。吐水口が少し高い位置にあるからでしょうか、もしくは建物が古いからでしょうか、湯がチョロチョロと注ぎ込まれる音が一晩中聞こえて少々うるさかったです。

 水周りを見てみましょう。トイレは綺麗でしたよ。

 洗面台はスペースもあり使い勝手はいいですね。

 ユニットバスも一応あります。水周りについては暖房器具がなく基本的に寒い、というのが唯一にして最大の弱点でしょうか。お部屋についてはティッシュの質が高くないのも気になりましたかね。料金を考えると一通りクオリティの高いものを揃えて欲しかったです。

 エス氏の部屋がある棟の奥に進むと大浴場があります。部屋に露天風呂もありますが、まずは大浴場で身体を洗うのがエス氏のルーティンですな。チェックイン直後に行くと空いているというのもありますが。

 予想通り大浴場は貸切状態でしたよ。広々とした脱衣所ですな。

 内湯は快適な湯温でしたね。温泉は無色透明でしたよ。

 露天風呂はなかなか素晴らしいですぞ。内湯よりも熱めで長湯はできませんでしたが、山を見ながら湯に浸かれるのは最高です。

 館内には自販機もありますが、全く必要性を感じませんでした。

 風呂上がりにはラウンジへ。ガーデンテラスもありましたが、雪が多すぎるためでしょうか、閉鎖されていました。

 ラウンジでビールを注文。本来はもう少し眺めがいいのでしょうが、窓の外が雪で覆われていましたな。どんだけ降ったんだ。

 ちなみにロビーでもフリードリンクでアルコールが飲めますよ。

 少々ロビーを見物。

 エントランスの隣にある売店にも行ってみました。

 温泉まんじゅうはお部屋にも置いてあり、美味しかったのでお土産に買って帰りましたよ。

 ダイニングの入口はラウンジの脇にあります。

 夕食の開始時間は17:30〜19:30で選べました。エス氏は普段18:00開始にするのですが、今回ははやく食べたくて17:30開始に。ryugonで一番楽しみにしていたのは何と言っても食事ですからね。

 伝統料理などを食べさせてくるのが雪国ガストロノミー。今回は和牛・のどぐろコースで予約しました。

 お酒は八海山。なんせ八海山で滑ってきたもので。以下、料理の写真です。ちなみにのどぐろの炙り握りというとっても美味い料理の写真を撮り忘れました。




 蓮根餅田楽というのは実に美味しかったですね。

 エス氏の好物のどぐろです。1尾丸ごと焼いた状態で運んで見せてくれ、その後取り分けてくれます。脂の乗ったのどぐろホクホクでもうホント好き。

 続いてA5ランクのにいがた和牛のステーキ。写真だと小さく見えますね。確かに大きくはありませんが、エス氏的には十分でした。このステーキがまた焼き加減最高でして。醤油塩?てのと合わせて食べましたが、文句無しのウマさでした。

 魚沼といえばコシヒカリ。こちらは限定一等米というお米で、ダイエットのために普段のランチでは「ご飯少なめで」とか注文しているエス氏もおかわりせずにはいられない旨さ。

 一緒に出てくるけんちん汁と筋子もまたイイんですわ、これが。

 いや〜HATAGO井仙でも思いましたが、雪国ガストロノミーはエス氏的に最高ですね。あちこち泊まって美味しいものを食べているつもりですが、雪国ガストロノミーが一番かも。

 朝食も同じ会場です。テーブルには箱が置いてあり、中におかずが入っていましたよ。

 グラスに入っているのはにんじんのジュース。にんじんてこんなに美味いんでしたっけ。

 身体に優しそうなメニューですね。真鯛の煮付けがかったです。

 そして最強のご飯。朝からおかわりして完食しました。朝食も良かったですが、やはり夕食には敵いませんかのう。もちろん朝食も美味しいのですが、エス氏が泊まっている他の旅館も美味しいですからね、基本的に。

 食後はロビーでコーヒーを飲みましたよ。

 ryugonは料金高めの旅館です。ヴィラスイートに泊まるとさらに高いですね。クラシックに泊まった印象としては、冷静に考えると割高感がありますのう。雪国ガストロノミーについては文句無しのエス氏ですが、部屋はそこまででもないですねのう。快適なラウンジやロビーはプレミアム感ありますが、肝心の客室がやや見劣りしますかねぇ。大浴場はとても良かったですが。食事は最高でも客室がイマイチ、というのはHATAGO井仙と同じ評価です。旅館としてはリピートするまでもないという評価ですが、雪国ガストロノミーはまた食べたい…。とするとHATAGO井仙のレストランで食べるか、というのがやはり同じ結論ということになりますかね。

21/22シーズン33日目 六日町八海山スキー場【初198】【南魚沼トリップ】

2022年5月9日

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