雪がないのでリフト券について書いてみました

 みなさんこんにちは。エス氏です。もうすぐ12月ですね。今年も残りあとわずわ。本当にあっという間でしたな。オリンピックイヤーのはずが、すっかりコロナの年になったしまいました。おかげさまでテレワークができており、これはこれで快適ではありますが。

 雪不足だった19/20シーズンですが、序盤はともかく後半はそこそこ降ってましたよね。20/21シーズンはラニーニャ現象で雪も降るのではないかと期待されていた割に、壊滅的だった昨シーズンより雪がないのはどういうわけなんでしょう。

 エス氏は11月に北海道でシーズンインするのがここ数年の定番だったのですが、雪が無いので中止になってしまいました。予定では北海道の後は八千穂高原辺りに日帰りで滑りに行くつもりでしたが、これも中止。なかなか滑りに行けませんのう。

 さて20/21シーズンのエス氏のテーマとして「節約」があります。滑走日数50日×1日20,000円=1,000,000円くらいはギアなしのスノーボードトリップだけにかかる想定だったのですが、これを900,000円くらいにコストダウンしたいなと。Go To トラベルを使ってどうにか目標達成出来るかなと思っておりましたが、はやくも計画より滑走日数が減ったので、図らずもコストダウンが出来てしまいましたわ。

 温泉旅館大好きおじさんのエス氏としては宿泊費の予算は減らしたくないのですが、今回はGo To トラベルの恩恵をかなり受けられそうです。中止にならなければ、ですが。

 今回頭を悩ませたのはリフト券にかかるコストをいかにカットするか、ということでした。結果的には何が最適なのかはわからない、ということなんですけどね。リフト券については木島平のシーズン券でも買おうかしら、というのは昨シーズンから考えておりまして。早割なら22,000円という格安で買える上にスノーバーズクラブに加盟しているスキー場のリフト券が半額になるという特典が付いていたからです。

スノーバーズクラブ

 今年の夏頃には木島平村のふるさと納税でシーズン券が70,000円で出ており、これでイイかなと思っていたくらいです。木島平村にもスノーバーズクラブの件で問い合わせをしたりもしましたね。ところがすぐにふるさと納税のお礼の品から消えてしまい残念に思っていたのですが、その後リフト券が半額になって発表されたのは驚きましたな。安くなってしまったからこそ木島平のシーズン券は見送ることにしたのですが。

 リフト券については各々で考え方が異なると思いますが、エス氏の考え方をご紹介したいと思います。エス氏の目標はリフト券の料金を1日当たり2,000円に程度にコストダウンすることでして。滑走日数50日なら、50日×2,000円=100,000円が目標ということになります。シーズン券を買って使いまくるならともかく、エス氏の様にあちこちに行くスタイルだとなかなか難しいんですよね、1日2,000円て。あれこれ考えましたが、机上の空論でも2,200〜2,300円くらいが関の山なんですわ。

 木島平に話を戻すと、1日券が半額の2,000円になってしまったので、エス氏的にはこれ以上の減額は不要となってしまったのですよ。スノーバーズクラブの特典は魅力的ではありますが、よくよく考えて見ると、滑りに行きそうなゲレンデは八千穂高原くらいしか無いんですよね。五竜47が好きな人にはかなり魅力的だとは思いますけど。あとは野沢温泉その他でリフト券が1,000円割引になる特典も侮れませんな。

 ちなみに八千穂高原はスペシャル早割で1日券6枚が10,000円と激安で買えたので、1枚当たり1,666円となり、スノーバーズクラブの特典が要らないくらいお得になりましたのう。

 実際に行っている対応としてはまず株主優待とふるさと納税ですね。エス氏定番の日本スキー場開発の株主優待は改悪されてしまいましたが、それなりに使い道はあります。ふるさと納税では信越自然郷スーパーバリューチケット、小谷村共通券、志賀高原全山券などを貰いました。

 エス氏の場合はシーズンのかなり前からある程度のスケジュールを立ててしまっているので、どこのスキー場のリフト券が必要になるかは大体計算出来ております。昨シーズンの様に予定が大幅に変わることもあると学習しているので、プランに柔軟性を持たせるという意味では早割券などは買いにくいんですけどね。

 スケジュールが変わることも想定しつつ、使える可能性が高そうな早割に絞って買っておこうかしら、と思っているのですが、なかなか手が出ないのはGo To トラベルや各自治体独自の割引があるからです。

 Go To トラベルではリフト券付きのプランを予約することで、宿泊費と合わせてリフト券も割引になります。エス氏がよく泊まる様なスキー場から離れた場所にある旅館ではその様なプランが無いのですが、ゲレンデ近くに泊まる場合はリフト券付きのプランでかなりお得になりますぞ。リフト券付きのプランが使えない場合は、地域共通クーポンを使ってリフト券を買えばイイかなと。すると早割を買う意味が薄れてしまうのですが。

 少し脱線しますが、地域共通クーポンの使い道としてエス氏が想定しているのは宿泊先での酒代、リフト券、ガソリン代で、余りそうならお酒でも買おうかなと。Go To トラベルで泊まれるくせに、その宿での飲み物やお土産にクーポンが使えないという宿もあるのでご注意下さい。

 相当にお得なGo To トラベルですが、問題は制度自体がいささか不安定な状態にあることでしょうか。一時期は延長確実と思われましたが、今では最悪中止になる可能性すらありますからね。経済効果出まくってるんだから延長すべきというのがエス氏の考えです。

 次に各自治体の割引制度ですが、これについてはまだ不明な点も多いですね。

冬のレジャー、料金半額に 長野県がキャンペーン 日本経済新聞

新潟県内スキー 最大75%割引 新潟日報

 日帰りでGo Toトラベルが利用できない人にはイイかも知れませんが、予算が少なすぎて不安になります。長野県なんてたったの3,400万円ですからね。新潟は1億9千万円の予算がありますが、果たしてこれで十分なのでしょうか。予算の多い新潟県で計算してみましょう。

 まず新潟県のスキー場利用客数を調べてみました。以下の資料によると、割引の対象になる12月から2月のスキー場利用客数は、昨シーズンで約268万人だったことがわかります。昨シーズンの12月〜2月の日数は91日なので、1日当たりの利用客数は約29,450人となりますね。

令和元年度 スキー場利用客数(12月~3月)

 新潟の割引キャンペーンは「ONI割」というそうですが、このONI割による割引額を仮に1人当たり2,000円とすると、190,000,000円÷2,000円=95,000となり、95,000人が2,000円割引の適用を受けられる計算になります。この95,000人を先ほどの1日当たりのスキー場利用客数で割ると、95,000人÷29,450人=3.2となり、3日ほどで予算を使い切ってしまう計算となりますね。

 まあ実際には利用客数全員がONI割を使うわけではありませんが、それにしても予算が少ないなと思うわけですよ。長野の3,400万円なんて一瞬で蒸発するんじゃないかしら。割引率だけ考えると魅力的とも思えるキャンペーンではありますが、ちょっと不安な気がしますね。Go To とは規模の桁が違いすぎるのです。まあうまく利用できれば早割買うよりもお得だとは思うのですが。今後も新たなキャンペーンや追加で予算が増えたり、どこぞの地域は除外するだのなんだのすったもんだがありそうな気はしますね。

 というわけで、現状ではいささか先行き不透明なもので、早割買うのもどうかなと思い、結局は株主優待とふるさと納税くらいしかやってないということになっております。最終的にリフト券が目標の1日2,000円に近づくのかどうか、シーズンが終わったら検証してみたいと思いますな。覚えていたら、ですけど。

 クソどうでもいいことで恐縮ですが、エス氏会計ではGo To トラベルでリフト券付きプランを予約した場合、予約した料金は全て宿泊費に計上されます。つまりリフト代0円。地域共通クーポン+現金でリフト券を買うと、現金の分だけリフト代に計上となります。

 おまけでシーズン券について。よく「シーズン券の元を取る」という言い方をするのですが、これについてエス氏の考え方をご紹介しておきますね。

 まずシーズン券の元を取るという場合、ベースとなるのはシーズン券の料金を1日券の料金で割ることでしょう。例えば八千穂高原スキー場の場合、シーズン券を定価で買うと35,000円ですが、特早割なら25,000円で買えました。土日の1日券は定価4,000円ですね。

定価シーズン券35,000円÷4,000円=8.75=9日滑ると元が取れる。

特早割シーズン券25,000円÷4,000円=6,25=7日滑ると元が取れる。

 同じシーズン券でも特早割で買うと7日で元が取れますが、定価だと9日かかる計算になります。どう考えても特早割がお得なのは間違いないのですが、この計算は少し違うとというのがエス氏の考えでして。

 先程例に挙げたように、特早割シーズン券を買えるタイミングよりも少し締め切りは早かったのですが、スペシャル早割のリフト券もあったんですよね。上記の計算をスペシャル早割の1日券1,666円でやり直りてみましょう。

特早割シーズン券25,000円÷1,666円=15=15日滑ると元が取れる。

 スペシャル早割のリフト券と比較すると、シーズン券の元を取るのはなかなか大変だということがわかるかと思います。しかも八千穂高原の早割は来シーズンも使うことが出来るので、使いきれないというリスクも低いんですよね。シーズン券にはスノーバーズクラブの特典もありますが、エス氏的に正直そこまでの魅力は感じられませんのう。

 八千穂高原を例にしましたが、シーズン券の元を取る計算をするのであれば、1日券の定価ではなく、入手可能な範囲でのディスカウントされた価格を使うべきかなと思いますな。

 ちなみに上記の計算ではシーズン券の元を取るための日数を割り出しましたが、エス氏の目標はリフト券の料金が1日2,000円でした。シーズン券を買うのであれば、元を取るのは当然で、1日2,000円に近づけなければ意味がありません。八千穂高原の場合は元々スペシャル早割リフト券が2,000円を割っているので、他のシーズン券で計算してみましょう。

野沢温泉スキー場のシーズン券は67,500円ですね。

67,500円÷2,000円=33.75=34日滑ると目標が達成できる。

 1日当たりのリフト代が2,000円になるためには、野沢温泉で34日も滑らなくてはならない計算です。これはエス氏には無理な数字なので、野沢温泉についてはシーズン券ではなくふるさと納税の信越自然郷スーパーバリューチケットで対応しようかなということになりますね。ちなみにスーパーバリューチケットは5枚セットで、野沢温泉のリフト1日券を5枚もらうよりも割安になる上に他の選択肢もあるので使い勝手はいいですよね。よませと志賀高原が対象外になったのは残念すぎる改悪ですけど。

 これはエス氏の目標が2,000円だというだけなので、当然ながら3,000円でも十分お得だと考えるならハードルは下がりますぞ。まあ1日当たり3,000円程度が目標であれば、ふるさと納税や通常の割引券などを使うくらいでもイケるんじゃないかしら、なんて気もしますけど。木島平のシーズン券で野沢温泉の1日券が1,000円引き、というのも使い勝手がいい特典かと。

 最後に以前にご紹介したスノーリゾートクラブのシーズン券と回数券についてもリンクを貼っておきます。回数券がお得だとは書きましたが、手続きが面倒なのと、Go To や他のキャンペーン使う方が結局はお得なのでは、と思い見送ることにしましたよ。

20/21シーズン スノーリゾートクラブの共通シーズン券と共通回数券について

2020年9月25日

 というわけで、これといった結論のない記事でしたが、読んでくださった方々の暇つぶしにでもなれば幸いです。これでシーズン終わりに集計したら1日当たり3,000円くらいかかっていた…なんてことになったらこの記事はなかったことにしたいと思います。あーはやく滑りに行きたいなぁ。

4 件のコメント

  • スノーリゾートクラブのラインナップってビミョーですよね。
    長野・新潟のキャンペーンも瞬間蒸発が目に見えてるし。
    結局アルペンとローチケの早割券購入し、もちろん八千穂も少雪時の保険で3枚買いました。
    単価2,530円/日ですが、道の駅、地元温泉、スキー場のアンケート記入、地方FM番組プレゼント等で
    タダ券2枚GETすれば単価2,000円程にできそうです。

    • スノーリゾートクラブは微妙ですよね〜。
      五竜47が好きならアリかとは思いますけど。
      単価2,000円まで落とせそうなんてすごいですね!
      タダ券は私も1枚くらいは欲しいですのう。
      アテはありませんが。

  • ども。ご無沙汰です。
    そうなんですよー。今年の八千穂は早割が来年まで使えるので悩みましたほんと太っ腹ですよねめちゃ安いし。

    あとコロナ暴落時に日本駐車場開発を私は仕込みましたが…使うとこなさそうだな…とこの割引だと宿で割安にしてもらった方が安いなと思ったりしてます。

    何気に総額とか計算したことないです。恐ろしくて計算出来ないかも…

    雪が少なそうですが、良いシーズンとなると良いですね。

    • ご無沙汰しております(^^)
      八千穂はシーズン券ですか?
      日本駐車場開発の改悪にはホントがっかりしましたわ。
      費用の計算は一度してみると面白いと思いますよ〜。

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