疾風ロンド

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 みなさんこんにちは。エス氏です。東野圭吾「疾風ロンド」を読みました。前作「白銀ジャック」が出版されたのはこのブログを書きはじめた頃でしたね〜。今回も楽しめました。

 疾風ロンドには、白銀ジャックに登場したスキーパトロールの根津とスノーボーダー千晶も登場します。白銀ジャックを読んだ方がより楽しめると思います。なおこの記事の最後でやる夫が根津と千晶のネタバレしますので、ご注意ください。

 物語の舞台は里沢温泉という架空のスキー場ですが、モデルになっているのは野沢温泉でしょうね。作中ではコース外でパウダーを滑る場面が頻繁に出てきます。コース外に出る危険性なども描かれてはいますが、中学生でも簡単に滑れるという印象を与えてしまうかも、とは感じました。まあ最近はパウダーブームで、野沢温泉のコース外に出る人は後を絶ちませんけどね。もう少しコース外で痛い目に遭うシーンがあってもよかったとは思います。

 ゲレンデを舐めて痛い目に遭うのが主人公?の栗林というおっさんです。この人メインキャラのくせに自分ではほとんど何もしていないですけどね。
 困っている栗林を助けるのが根津と千晶のコンビ。登場人物で一番違和感があるのが根津です。そこまでして栗林を助ける動機は無いと思いますけどねー。パトロールとしてやるべきことの範囲を大きく逸脱していると思うのはエス氏だけでしょうか。根津とパトロールの上司はお人好しすぎます。

 最後のオチはどうなんですかね〜それはないだろと。根津はあれで本当にのんびり酒が飲めるのでしょうか。どどめ色を気にしている場合ではないと思いますけど。
 はっ、根津がどどめ色を気にしているのは、まさかこの後どどめ色を見せ合う展開になるという暗示・・・?根津よりも千晶の方が積極的にアプローチしそうですね〜。まあ無いでしょうけど。

どどめ色 Wikipedia

疾風ロンド 実業之日本社

 以下ネタバレなのでご注意ください。















根津と千晶

2 件のコメント

  • こんにちは。同じ本の感想記事を
    トラックバックさせていただきました。
    この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
    お気軽にどうぞ。

  • >藍色さん
    コメントありがとうございます。
    よくわかりませんが、トラックバックしてみました。やり方が間違っていたら教えてください。よろしくお願いします。

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