24/25シーズン イタリアスノーボードトリップ【モエナ編】

みなさんこんにちは。エス氏です。2024/12/28〜2025/1/4までイタリアに滑りに行ってきました。前回で日本から現地まで移動しましたので、今回は現地で滞在していたモエナの町をご紹介しますよ。この町、ネットで見たらドロミテの妖精と呼ばれているとか。

24/25シーズン イタリアスノーボードトリップ【準備・移動編】

2025年1月20日

MOENA/モエナ

ヴェネツィア空港からJMの運転で北に2:30ほど移動したところにモエナの町はありました。ここから近くのスキー場に滑りに行きましたよ。

Dolomiti Superski

エス氏たちが滑りに行ったのはDolomiti Superski/ドロミテスーパースキーというところなのですが、これがまたとんでもなく広大でして。Wikipediaによるとイタリア北東部の約 3,000 km² にスキー場が広がっているようなのですが、参考までに日本では長野県の面積が3,226km²となっております。つまり「ドロミテで滑ってきた」というのは「長野県で滑ってきた」というくらいザックリした感じということですね。

ドロミテスーパースキーは12のエリアがあり、そのエリアごとに幾つかのスキー場があるようです。つまり長野でいえば志賀高原とか白馬といったエリアが12個もあり、その全てが1枚のリフト券で滑れるというわけですな。ちなみにドロミテ全体でリフトは450機、コースの総延長は1,200kmもあるということです。なんとなくイメージが沸いたでしょうか。エス氏は自分で書いていて、現地でも滑りましたが、全体像のイメージは全く出来ておりません。

エス氏たちはモエナの町に滞在して近くのゲレンデにあちこち滑りに行ったわけですが、長野で例えると、信州中野に滞在して志賀高原、北志賀、野沢温泉辺りに滑りに行った、という感じですかね。長野には他にも菅平高原、白樺湖・蓼科エリア、白馬などなどたくさんのスキー場があるように、エス氏たちが滑ったのはドロミテスーパースキーのほんの一部分に過ぎないわけです。JM曰く4日間で5%くらい滑ったかも、ということでした。

さて拠点となった町、モエナでの様子をご紹介します(イタリアの行政区画などは詳しくないので興味ある方はググってください)。標高は1,100m台のようですね。滞在中は気温がマイナスになることもあまりなく、そこまで寒さを感じませんでした。写真はエス氏たちが滞在していた宿です。4階建の家で、1階は店舗(テナント募集中でしたけど)で、2階が大家さんの自宅?となり、3階と4階がエス氏たちが借りたお部屋となります。ちなみに4階には3階の部屋内にある階段からあがりますので、お部屋としては1つとなりますよ。イタリアでは英語が割と通じるのですが、宿の大家さんは全く英語が話せないとJMがボヤいておりました。

1階の玄関を入ってすぐのところに乾燥室があり、洗濯機もここにありました。滞在中は毎日洗濯をしておりましたが、おかげで着替えの量を減らすことが出来ましたよ。

こちらがリビング。いつもここに集まって酒を飲んだり食事をしたりしておりました。

キッチンがあるので、いつものように朝食と夕食はJMが作ってくれましたよ。食洗機も付いていたので洗い物は楽ちんでしたね。

お部屋はこんな感じです。布団は毛布やら何やらを何枚も重ねがけするのでやたら重たかったです。

4階のお部屋は屋根裏部屋のようでいい感じでしたな。4LDKだったので部屋数的には余裕があったかと。

こちらがトイレと洗面台。シャワーブースもあるので、水回りが集中しているスペースになります。4階にはバスタブもありましたが、エス氏はシャワーだけで済ませていました。お湯はタンクに溜まっている分しか使えず、残量が不明な上にどのくらいの時間で湯量が回復するかもわからないという有様で、使いにくいにもほどがあるのですわ。滑った後に温泉に入れるという点については日本が圧倒的に優れていると思いますね。

お部屋は全体的にちと肌寒かったのがいささか残念でしたな。お風呂大好きおじさんのエス氏としてはシャワーだけでは身体が温まらず、さらに肌寒い室内のおかげで体調を崩す羽目になったと思っておりますよ。Wi-Fiが使えないのも不便だとは思いましたが、スマホが使えれば特に問題ありませんでしたな。

町に出るとまだクリスマス感が色濃く残っていましたね。日本ではクリスマスが終わった瞬間から大晦日とお正月モードに切り替わりますが、これまでの経験上ヨーロッパではクリスマスをかなり引っ張りますね。

まずスキーショップに行きました。初参加のスキーヤー、チカさんはスキー一式をレンタルする必要がありまして。エス氏たちスノーボード組は道具を全て持参しておりますが、ヨーロッパではレンタルが主流のようなので、チカさんの方が身軽でスマートだと思いますね。ちなみにスノーボードのレンタルもほんの少しだけおいてありましたよ。

このVAN DEERというブランドのスキーは初めて見ましたがなかなかかっこいいですね。エス氏のスキーはブリザードですが、今度買い換える際はこれにしようかしら。イタリアに限らずですが、ヨーロッパのショップには結構高額なウェアなどが並んでいて驚かされます。ゲレンデで見かけるスキーヤー(滑っている人の95%くらいスキーヤーです)は日本のスキーヤーと比べて(失礼ですが)とてもかっこいいのか不思議なんですよね。スタイルがいいからなのかおしゃれなのか。上手いとか下手とかではなく、とりあえずかっこいいです。

町の真ん中を川が流れています。Googleマップによるとアヴィーシオ川という名前のようですね。

時々町中を馬車が走っているのを見かけました。どうも高級なホテルがお客さんの送迎をしているようでしたな。馬が通り過ぎた後はまあまあ臭かったです。

スーパーマーケットで食材の買い出しをしました。前述の通り朝と夜は宿で食事をしておりましたので。

海外トリップの密かな楽しみがスーパーでのお買い物なんですよね。日本のスーパーとは品揃えが違うので眺めているだけで楽しくなりますわ。

やはり肉を見るとテンションが上がりますね。魚については日本の方が美味しそうに見えましたな。

イタリアのスキー場ではこのボンバルディーノは欠かせない飲み物(お酒)のようでしたな。ボンバルディーノについては滑走日記で詳しくご紹介しましょう。

日本のようなカートはなく、買い物カゴにタイヤが付いたものを転がして物を放り込んでいきました。

食費はJMが管理。各自JMにお金を渡しておき、JMがそこからお金を払うというスタイルです。

モエナに滞在中はあちこちお店を見て回りましたよ。

サラミは美味かったですね〜。お土産に買って帰れないのが残念でしたわ。

ボンバルディーノのチョコレートもありました。チョコレートはお土産に買って帰り、職場の人たちに配ったのですが、ボンバルディーノの味は全く再現されていませんでしたね。

生ハムをその場でスライスして試食させてくれたのですが、これが実に美味かったんですわ。当然買ってワインと一緒に楽しみましたよ。

エス氏に欠かせないアイテムがヘルメットカバー。モエナでもひとつ買ったのですが、お披露目は25/26シーズンになるでしょう。

早めにゲレンデから上がってきた日には町の教会まで行ってみました。さんおつが好きなんですよね、外国の建物が。中に入って飾ってある絵を眺めたりしましたよ。

教会は丘の上にあったのでモエナの町がよく見えました。

教会の裏には墓地があり、その向こうにはソリ遊びができるスロープがありましたぞ。

無料で遊べるスロープでしたが、ゲレンデのキッズパークくらい充実している感じでした。子供達が楽しそうに遊んでいましたよ。町の片隅でこのレベルですからね…ゲレンデではさらなるレベルのそり遊びが行われておりましたぞ。その様子は滑走日記でご紹介しましょう。

モエナからゲレンデまでの送迎バスもよく見かけました。このバスはかなりマシな方ですが、モエナを含む山の上のエリア一帯では汚れた車が多かったですのう。雪が降るエリアなので当然車は汚れると思うのですが、それにしても1ヶ月くらい洗車していないんじゃないか、というくらいめちゃくちゃ汚れている車も結構あって驚きました。エス氏もゲレンデまで頻繁に車で通っておりますが、月に2回くらいは洗車しているのでモエナの車に比べるとまだキレイだと思いますな。

ちなみにイタリアで見かけた車はセダン、コンパクトカー、ステーションワゴン、SUVなどで、日本でよく見るミニバンは全然走っていませんでした。

以上がモエナの町のご紹介です。滞在中エス氏たちの他に日本人は全く見かけませんでした。ゲレンデにもアクセスしやすく、あまり不便もなくていい町だったと思いますね。すっかりモエナが気に入ってしまいましたぞ。オーストリアトリップにおけるイムスト、フランストリップのアヌシー、スイストリップのブリークに続いてオレたちのモエナと呼ばせていただきましょう。

てなわけで、次回からはいよいよ滑走日記となります。お楽しみに。

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