ビンディングのアングル(角度)について

こんにちは。エス氏です。前回までのセッティングに関する記事を読んでいる前提で、ビンディングの取り付け角度についてご説明します。

基本的にビンディングの取り付け角度(アングル)は3度ずつ変えることが出来ます。角度が大きくなるほど、ビンディングはノーズ方向を向きます。0度は真横を向いた状態で、マイナスになるとテール方向を向くことになります。

アングルは実のところ個人差が大きく、少々説明し難いところはあります。まずは大きく2種類に分けたいと思います。

ノーマルスタンス

一般的に、アングルは両足がノーズ側に向いています。滑り易いスタンスですが、後ろ足方向、つまりスイッチスタンスで滑るのは慣れるまで難しく感じると思います。

ダックスタンス

前足はノーズ側へ、後ろ足はテール側へ向けてがに股気味に取り付けることを、ダックスタンスといいます。ノーマルスタンスに比べると、前足方向には滑り難くなりますが、スイッチスタンスでは滑り易くなります。

ダックスタンスはある程度滑れる方が自分のスタイルに合わせて選ぶスタンスなので、中級レベル以上になってから検討しましょう。

前向きか横向きか

前足と後足のアングルをどのくらいに設定するかは、自分の好みでどうぞ。と言っては終わってしまうので、もう少しご説明します。

アングルを前向きにするか横向きにするかで、滑りには大きな変化が生じます。先ほどの分類で言うと、ノーマルスタンスは前向き、ダックスタンスは横向きなセッティングとなります。

ノーマルとダックの大きな違いは後足の角度です。ノーマルでは後足も前向きになりますが、ダックでは後ろ向きになります。後足が前を向いていれば、腰と上体を前方に向け易くなります。身体が進行方向を向いている方が、当然滑り易くなります。

後足が後ろを向いていると、膝を前方に向けられなくなるので、腰も上体も前に向け難くなります。必然的に身体が横を向いた状態で滑ることになるので、ノーマルスタンスに比べると滑り難くなります。ただし後足方向に滑る場合、つまりスイッチスタンスでは滑り易くなります。後足が前を向いているノーマルスタンスでは、スイッチスタンスの時に身体を進行方向に向け難くなるので、ダックスタンスの場合よりも滑り難くなるでしょう。

初心者の方はまず基本的な滑りをマスターすることが先決なので、ノーマルスタンスで自分のメインとなる滑りを練習しましょう。

具体的にアングルを決める

アングルは前向きの方が滑り易いのですが、やり過ぎるとデメリットも出てくるということです。ではいったいアングルは何度が良いのでしょうか?

フリースタイルスノーボーダーのアングルは、概ね次のようなものでしょう。

前足:18度~30度

後足:-12度~12度

後足がマイナスになると、ダックスタンスになります。ちなみに私がスノーボードを始めた頃は、前30度/後0度にしていました。後足は0度~-6度くらいをいろいろ試したりしましたね。前足が30度というのはかなり前向きですが、私には滑り易かったです。09/10シーズンは前24度/後-6度でした。[追記:25/26シーズンでは前30度/後12度くらいですね。滑り方やボードによってアングルも変わるものですな。]

私が初心者の方のセッティングをするときは、前18度~24度/後6度~9度くらいにしています。まあ無難なアングルではないかと。初心者の方はまだご自身に合ったアングルを発見出来ていないと思います。とりあえずこのくらいのアングルから始めてみて、違和感を感じるようなら少しずつご自身で調整を繰り返して行けば、そのうちしっくりくるアングルが見つかるのではないでしょうか。

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