フラックスは久しぶりでしたのう。
みなさんこんにちは。エス氏です。18/19シーズン用に購入したビンディング、FLUXのDSをSIGNALのPARKに取り付けましたので、その作業と手順をご紹介します。
ボードとビンディング
ボード:SIGNAL PARK 152 16/18モデル
ビンディング:FLUX DS Sサイズ
ブーツ:NITRO THUNDER 25.5cm
エス氏はあまり足のサイズが大きくないので、ビンディングのサイズはSなんですよね。おかげで仲間とちょっと板を交換するってのがしにくくて困りますが。
ビンディングの付属品

まずはビンディングの付属品を確認してみましょう。ディスクプレートとビス、それから黒い部品は何でしょうねぇ。最後に余りましたけど。ビンディングの取り付けに使った道具はプラスのドライバーとメジャーだけです。

調整可能な部分

赤い矢印のところが調整可能な部分ですね。まあ他にもありますけど。

つま先側のベルトは前後2箇所のどちらかにセットします。エス氏は前の方にハメましたよ。

ガスペダルの調整

エス氏はガスペダルの調整から始めます。ベースプレートの裏側はこんな感じ。まずはブーツをビンディングに固定してみましょう。

ガスペダルを未調整の状態がこれです。

一度ブーツを外し、ガスペダルを引っ張り出しました。つま先の方にガスペダルが動いているのが確認できると思います。
スタンス幅の調整

メジャーを使ってスタンス幅を測りましょう。ディスクをインサートホールの上に置き、ディスク間の長さを測ります。ツインチップのパーク用ボードなので、セットバックは無しとします。スタンス幅は56cmにしてみましたぞ。
右足はこの部分に取り付けるとスタンス幅56cmになります。ちなみにこのディスクは4×4以外にもバートンのChannelにも対応している優れものと言いたいようですが、白い三角の印が付いている部分がセンターという設定はどう考えてもアホだと思いますね。普通真ん中がセンターだろ。

ストラップの調整

ビンディングを固定する前にストラップを調整しておきましょう。こちらは未調整の状態です。パッドの位置をもう少し外側にズラしたいですな。

パッドをベルトに固定しているビスを緩めます。道具なしでもできますが、硬かったらドライバーを使ってもいいですぞ。

つま先側も同様です。

パッドをベルトに固定する部品には突起が付いていますね。

パッド側にも突起が付いていて、それぞれベルトの穴にハマるようになっています。今回は穴2つ分くらい先端の方にパッドを付け直しましたぞ。

ちなみにパッド側の突起とビス側の突起は同じ穴には入らないので、ビス側の突起がベルトの先端側に来るように取り付けましたよ。

つま先側も同様にパッドを伸ばして取り付けました。こちらも突起がベルトの穴にハマるように取り付けましょう。

調整後はこんな感じ。まあ良いんじゃないでしょうか。

ハイバックの調整

ハイバックの調整にはフォワードリーンとローテーションの2種類があります。まずはフォワードリーンを調整してみましょう。こちらは未調整の状態です。

DSにはフォワードリーンアジャスターが付いていないのですが、ハイバック自体をヒールカップ側にズラして取り付けることで前傾させることがきます。

ハイバックを固定しているビスを外してみました。写真矢印の金具でも調整できますよ。

こちらが金具の位置をずらした写真です。この金具では同じベースプレートの穴に固定した場合でも前後2段階にハイバックの位置を調整できるようになっています。ハイバックがヒールカップに当たる位置を変えることで前傾の幅を調子する仕組みなので、ハイバックをヒールカップよりに取り付ける方が前傾がきつくなるわけですな。

試しに調整可能なMAXまで前傾させてみましょう。ベースプレートの1番ヒールカップよりの穴を使ってハイバックを固定します。

その結果がこちら。前傾しすぎてもはやブーツが入りません。今回はあまり前傾させないことにしたので、元の状態に戻しました。

ローテーションは調整しましたよ。今回はダックスタンスにするので、それに合わせてハイバックの取り付け位置を調整します。両足が外側に開いた状態でハイバックがエッジに沿うようにするには、外側の取り付け位置を3つある穴のつま先側にします。

内側の取り付け位置は真ん中にしました。これでハイバックがローテーションしてエッジに沿うように調整されているはずです。
板に取り付け

そろそろ板に取り付けてみましょう。まずはベースプレートのカバーを外します。矢印の位置で固定されているので、力を入れて剥がしましょう。

カバーをめくるとディスクをハメる穴が出てきます。

とりえずディスクをハメてみましたが、ディスクの向きは後で変更してます。アングルは前12の後-12というダックにしましたよ。

仮止めしてみます。これまで調整したところがしっくりきているか確認しましょう。

悪くはなさそうですね。

ハイバックもエッジに沿ってローテーションしてますな。

センタリング

けっこう大事なのがセンターの調整です。ビンディングがつま先側やかかと側に寄った状態で板に固定されると滑りにくいんですよね。エス氏は足が小さいので、ビス穴のセンターで取り付けるとかかと側に寄ってしまいがちです。ディスクの取り付け向きを写真のようにし、白い三角印のセンターから穴1つ分ズラしてつま先側にビンディングを取り付けました。

ふむ、見た感じは良さそうですね。センターの位置は実際滑ってから再調整しますが、まあ問題ないでしょう。よくわからないという方は、とりあえずブーツのかかととつま先のどちらかに偏って板からはみ出すようなことがなければ大丈夫ですよ。

完成

これでビンディングの取り付けが完了しました。だいたい1回で完璧なセッティングにはならないので、滑ってみてから調整していきます。そういう意味ではけっこうテキトーに付けてますね。

ここからはおまけです。マナー的にリーシュコードも取り付けましたよ。

ベースプレートの穴に紐を通します。

ブーツの方にもリングを取り付けました。

板に貼られていたシールを剥がします。意外にがっつり貼りついていたのでシール剥がしを使うハメになりました。

洗浄剤を使ってデッキをきれいにします。

最後はステッカーをペタペタと貼って完成です。オーストリアトリップで買ってきたステッカーやデッキパッドがお気に入りですね。この記事が更新される時点ですでに初滑りは済ませていますが、今のところは今回のセッティングで問題はなさそうです。

こんにちは。horihです。
写真に矢印を加えて、どこを示しているのかがわかる大変親切でわかりやすいブログです。とても参考になります。エス氏さんの他人を思いやる心が反映されていますね。
余った部品のうち、4つの小さなパーツがあると思います。それはカスタムスタビライザーといいます。ベースプレートのかかと側の裏側に差し込むパーツです。バインディングを裏返してかかと側を見ると、差し込める穴が開いているのでわかると思います。
これを差し込むことによって、ベースプレートとボードの接触点の位置が外側に移動することになります。
FLUXのバインディングのベースプレートは下端エッジ部分が丸くなっていて、板のフレックスをフルに使えるようになっています。ここにカスタムスタビライザーを設置することによって、板をしならせる時の力点が変わり、レスポンスがよくなるとのことです。
今季はダックスタンスなんですね。前+12度、後ろ-12度は結構な鬼ダックのような気がします。
けがに気を付けて、いろいろなトリックを身に着けてください!
horihさんいつもありがとうございます。
さすがFLUXを愛用しているだけあって詳しいですね!
そのうち気が向いたらカスタムスタビライザーとやらを使ってみます。
はてどこにしまったかしら。