晴れたおかげで眺めも最高!

みなさんこんにちは。エス氏です。前回に続きオーストリアトリップのARLBERG編ですぞ。前回は最高級リゾートのLech/レッヒを滑りました。今回はオーバーレッヒでランチ休憩した後のダンジョンの冒険からスタートですぞ。
Skiing in Lech Zürs am Arlberg

食事をしたレストランがあるホテルから地下道に入りました。オーバーレッヒの各ホテルは地下道で繋がっているそうで、下界からの荷物はこの地下道を通ってここまで運ばれてくるようですな。

エス氏的には地下といえばゲームのダンジョンを思い浮かびますね。写真のダンジョンマスターの他、ウィザードリィ、ディープダンジョン等は特に懐かしいですの。ダンジョンマスターは「モン・フル・イル」が最強のファイアーボールの呪文だと今でも覚えているくらいです。

薄暗い地下道を歩いていると、ゾンビが出てきたらどうしよう、とか心配になってしまいます。

各ホテルと繋がっているだけあって、地下道はかなり広いですの。迷子になってもどこかのホテルには出られるので死にはしないでしょう。ゾンビさえいなければ。

荷物を運んでいるカートも見かけましたよ。

これがダンジョンのマップでしょうか。ゴールはどこかしら。

地上に出てみました。ここはゴンドラの降り場ですね。下界からオーバーレッヒまで上がってくる際にはこのゴンドラを利用するのでしょう。そのまま地下へ入ってしまえは外が吹雪でも寒い思いをせずにホテルまで移動できそうですな。

ランチ休憩したレストランまでは外を歩いて戻りました。ここならゾンビはいないでしょう。

さあ、レッヒの街まで降りましょう。オーバーレッヒの辺りは子供達がソリで遊んでいたりしてガツガツ滑る雰囲気はありませんでしたね。

コース200を滑っているとレッヒで最初に乗ったSchlegelkopf Ⅰリフトが見えてきました。

レッヒの街まで戻ってきましたのう。レッヒだけでかなりの冒険をした気分ではありますが、この後さらにサンクト・アントンまで戻らないといけないんですよね…。

せっかくなのでレッヒの街をもう少しプラプラしてみましょう。

高級そうなお店を覗いてみることに。

神田のスノーボードショップとは雰囲気が違いますな。高級感があり落ち着いた感じの店内ではありますが、庶民的には神田のスノーボードショップの方がかえって落ち着きますの。その昔年の離れた娘さんと、彼女が普段行かないようなレストランへ行ったことを思い出しました。「普通の居酒屋でいいのに」と彼女は言っていたのですが、なるほどこういうことだったのかと腑に落ちました。庶民のエス氏はレッヒに馴染めませんわ。

バスに乗ってZürs/ツュルスへ戻りましょう。ここからがまた長旅なんですよ。

バス停近くの木の橋はやけに雰囲気ありましたね。

ツュルスまではバスで10分ほどです。

来た時とは違ってツュルスは青空が広がってました。

Trittkopf Ⅰゴンドラに乗ってStubenエリアへ移動です。

来る時はガスっていて見えなかったゴンドラしたのコースはこんなことになっていたんですね。JM曰く、見渡す限りどこを滑ってもいいそうです。最高かよ。

ツュルスの方を振り返るとこんな感じです。さらばツュルス、そしてレッヒ。

乗り換えがある中間駅が見えてきましたぞ。それにしてもこのゴンドラ下のコースはすごいですねえ。1本滑ってみたかったですわ。時間ないので帰りましたけど。

乗り換えてStuben側に降ります。

Flexenゴンドラの下は誰も滑っていません。滑ったら死ぬのでしょう。

終点が見えてきました。最後の下りはかなり険しい斜面というか崖ですね。

空の青さ、雪の白さ、影の青さ。その昔滑ったフランスのティーニュでも見た景色。日本ではあまり見ないコントラストですな。

おっさんの絵が描かれたベンチがありました。このおっさんはハンネス・シュナイダーさんといって、「アルペンスキーの父」として知られている偉大な方のようですな。おっさんなっていってすみませんでした。このベンチを囲う丸い枠にはARLBERGのスキー場の名前が刻まれています。St.Anton、St.Christoph、Stuben、Zürs、Lech、Schröcken、Warthの7つ。ふむ…エス氏は6つだと思っていたのですが、Schröckenも入れて7つなんですね。ゲレンデマップを見ると、Schröckenはレッヒにあったケツ暖かリフトの乗り場からゴンドラに乗って移動するようですな。WarthはSchröckenのさらに奥。レッヒに泊まってそこまで行ってみたかったですね。

Valfagehrリフトに乗ってSt.Christophへ移動です。

このリフトはかなり長かったのですが、晴れてきて眺めが良かったので退屈はしませんでした。

リフトの右側は「落ちたら死ぬ」系の崖になっています。その下には道路が見えますね。この道路はSt.AntonからLechまでずっと繋がっているようです。

一応リフト下はコースになっているようですが、マップを見ると「Skiroute:extreme」と記載されていますな。先程の崖の辺りにもロープなどは張られていませんでしたし、マジで死にそうなコースですの。少なくとも庶民が滑るところではなさそうですわ。ゲンテンの板とかに乗ったバウダー好きの方々が大喜びしそうなエリアですが、日本と同じ感覚で滑ると高確率で死ぬんじゃないかなと思いました。

リフト降り場が見えてきました。正面に見える山の向こう側がSt.Antonですね。

Valfagehrリフトを降りました。奥に見えるのは往路で乗ったArlenmahderリフトの降り場で、左の方に降りていくのは超ロングのコース100ですね。復路では右側へ降りましたぞ。

山の向こう側へ回り込むコース78を滑りました。楽しそうな感じではありますが、途中緩斜面になるのが見えたのでひたすらチョッカリです。

まあ最終的には止まってしまうわけですが。

えー、この辺りコースが入り組んでいてよくわかっておりません。JMの案内がなかったら迷子になっていたことでしょう。エス氏の記憶によると、コース56から55を滑って降りるはずがクローズしていて別ルートを滑ることになった、なんてことがあったような。

ゲレンデマップを見るとここを右へ行くとコース76で、その先に往路で乗ったArlenmahderリフトの乗り場があるはず。今回は左のコース60へ。

コースというかトラバースして移動しているだけという感じでしたな。けっこうキツかったです。

Tanzbodenリフトの乗り場です。ここにたどり着くまで緩斜で片斜のコース60をタラタラ移動してくるのは体力的にかなり辛かったのですが、ここで楽をしようとした農民はルートを外れてしまいハイクしてコースに戻るというさらなる試練が与えられることに。

ヨーロッパのリフトって日本より断然かっこいい気がするのは気のせいでしょうか。さて今回はここまで。次が最終回ですぞ。最後の力を振り絞って下山し、後はおまけが少々ですな。

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