みなさんこんにちは。エス氏です。今回は長野県高山村の山田温泉にある旅館、藤井荘をご紹介しますよ。老舗の高級旅館で一度泊まってみたかったのですが、いやあ、やはり素晴らしい宿でしたな。スキー場にも比較的アクセスしやすいので、スノーボードトリップの宿としてもおすすめできますよ。
藤井荘から近いスキー場は山田温泉キッズスノーパークを除けばやはりYAMABOKUワイルドスノーパークですな。車で20分程度の距離です。志賀高原、北志賀高原、斑尾高原、野沢温泉、妙高高原、菅平高原などにもアクセスはしやすいですぞ。高級旅館に泊まりつつ滑りも楽しむというスタイルのエス氏にはぴったりの宿ですな。

県道66号線(湯つづき紅葉街道)を登っていくとヤマボクにたどり着くわけですが、その途中に山田温泉があります。こじんまりとしていますが、温泉街っぽい雰囲気もありましたな。

共同浴場もありましたがエス氏が訪れた際は現地の人しか使えないようでした。大湯だけは入浴料を払って利用可能でしたけどね。

藤井荘は県道沿いにありました。車を駐めるとすぐにスタッフが迎えに出てきてくれ、荷物を全て運んでくれましたよ。

ちなみに少し離れたところに駐車場があり、自分で車を移動させました。普段はスタッフが車を移動させてくれるそうですが、コロナ対策の一環でこのサービスは止めているそうです。エス氏が泊まっている宿でも車の移動に関しては対応が分かれていますね。今まで通りスタッフが移動させてくれる宿もありますし、藤井荘のように客が自分で移動させる宿もあります。車の運転でコロナが感染るのかしらと思いますが、これはスタッフが嫌がっているのか客が嫌がっているのかどちらなんでしょうね。
余談ですが余談ですが緊急事態宣言が出たことにより藤井荘は全ての予約をキャンセルし、営業を一旦停止したんですよね。エス氏も1月に予約していたのですがキャンセルとなりました。ところが宣言が延長されることになり、さすがに付き合いきれないと思ったのでしょうか。営業を再開することにしたようなので、エス氏も再度予約を取ったという経緯があります。そういう意味ではコロナにはかなり気を使っているのかもしれませんな。

藤井荘は本館らしき建物と離れをつなぐ外廊下が通りに面していて目立ちますね。

スタッフに案内され、エントランスを入り靴を脱いで館内へ。受付がありますが記帳はロビーでしましたよ。

受付から奥へ進むと吹き抜けがあり開放的ですね。畳敷きなのは入り口部分だけで、奥は絨毯になるのでスリッパを履きます。

ロビーは広々ですな。窓の外には渓谷が広がっていましたよ。

抹茶と落雁をいただきながら記帳を済ませました。

ここでスリッパに貼るシールを渡されましたよ。自分のものだとわかるように名前を書いて貼りました。これは大浴場やお食事処でスリッパを脱いだ際に、他の人が間違えないようにということですが、まあコロナ対策の一環なのでしょう。

ちなみにロビーの手間ではコーヒーなどが無料で飲めるようになっていましたな。

客室係に部屋へ案内してもらいました。部屋に担当の客室係がいて、チェックアウトするまで面倒を見てくれましたよ。

廊下の奥には談話室もありました。

3階の横笛というお部屋に案内されました。

踏込が広かったですな。

部屋の鍵はなかなか特殊でした。施錠する際は画像のようにつまみを引っ張り出します。この状態で引き戸を閉めると鍵がかかる仕組み。開ける際は普通に鍵穴に鍵を差し込んで回すだけですが。

踏込の隣には控えの間があり、運んでもらった荷物はここに置かれていました。荷物置き場に使うのでしょうか。なにやら贅沢な空間ですの。エス氏1人くらいならこの控えの間でも寝られますわ。

こちらが本間。画像が赤くなってしまいましたのう。十分な広さにこたつが快適でしたな。

風呂上がりにこたつで飲むビールは最高ですわ。

床の間。部屋の広さの割にはTVが小さいかも。まあどうせ見ないから関係ありませんけど。

浴衣は客室担当がお客さんを見てサイズを選んでくれますよ。大浴場へ行くのに籠があるのも便利ですな。

月見縁台と呼ばれるベランダからはそれこそ月が綺麗に見えるのでしょうか。冬期は寒くてさすがに月見をするに気なれませんでしたが。

隣の寝室にはベッドが置かれています。広くて寝心地がよかったですね。荷物は控えの間に置き、寝室も別にあるので本間では存分にこたつを満喫できましたぞ。

こちらは洗面所。アメニティ類の質は高いですが、洗面所自体は普通。奥にユニットバスもありますが興味なし。

トイレもまあ普通。

大浴場は男女の入れ替えはありませんでしたな。

脱衣所にタオルが置いてあるのは楽でいいですの。

浴室は広々としていますな。男性のお風呂は檜の浴槽でしたよ。

露天風呂は広くはありませんが景色がキレイで実にいい雰囲気でしたな。他の季節にも訪れてみたくなりますね。

さて山田温泉の大湯にも行ってみましたぞ。大湯は有料ですが、受付で割引券とバスタオルを借りることができます。大浴場の脱衣所にタオルが置いてあるので、部屋にはバスタオルがないのですよ。

すでに温泉で温まっているので、浴衣で外に出てもへっちゃらです。短時間なら。

藤井荘から大湯までは歩いてすぐです。山田温泉自体がこじんまりとした温泉街ですからね。大湯はそれほど広くはありませんが、湯の質だけでいえば藤井荘の風呂よりも上等に感じられましたな。

食事処は4階です。5階のロビーから見た吹き抜けの部分ですな。

スリッパを抜いて畳の部屋に進みます。

食事は朝夕とも個室でした。

お酒はあれこれ種類があったので、困った時の利き酒セット。

先付けは山菜のおひたし。上品な味付けで美味でしたな。

前菜はあれこれ出てきましたが、菜の花が特に好きです。

鰤の入ったみぞれ椀の美味いこと。大根おろしって最高ですよね。

お造りは白海老、鯛、鮪。エス氏は美味い刺身につけて舐める醤油が好物なのですよ。

鰆の蕗味噌焼きに花豆の甘露煮。これは酒が進みまくります。

てなわけで再び利き酒セット。

メインは藤井荘の名物ぽんぽん鍋です。まあオイルフォンデュですな。

えりんぎ信州ポーク巻、むかご銀杏、あわび茸、林檎杏、おもち、丸十シナモンといった具材をいい感じに揚げてもらえるので、熱々を食べるのは本当に美味しかったです。塩と赤柚子胡椒をつけていただきましたが、どちらも甲乙つけがたいですね。

蕪蒸しは貝柱、百合根、山葵などなどが使われており、これも上品なお味。百合根は普段それほど食べる機会はありませんが、けっこう好きです。

締めは梅しらすご飯に信州味噌のお味噌汁。コースはちょうど食べきれるボリューム感で満足度高いですね。

デザートは酒粕のアイスに小倉ソースをかけたもの。あちらこちらの旅館でいろいろデザートを食べていますが、これが1番エス氏好みですね。

食後は部屋に戻りお酒を飲みつつタブレットでアニメ動画を見てのんびり過ごしました。Wi-Fiの電波がいささか弱いのが気になりましたのう。高級旅館でもWi-Fiの電波が弱いところは意外に多いんですよね。

朝食も同じ個室で。何やら気になるアイテムが設置されておりましたよ。

納豆とサーモンの塩焼きがある朝食は嬉しいですな。おじさんになったからでしょうか、子供の頃は見向きもしなかった切り干し大根が最近美味しいのです。旅館の切り干し大根が美味しいだけかもしれませんが。

蒸籠の中は朴葉蒸しでした。朴葉焼きは大好きですが、蒸しているのは初めてですね。

鶏肉などを蒸したものでしたが、まあ美味しいこと。

デザートはフルーツヨーグルト。日向夏、ラズベリー、リンゴのコンポートが入っており、ウマイに決まっているヤツでしたな。

老舗高級旅館の藤井荘は評判通りの宿でした。一度は泊まる価値がある温泉旅館ですぞ。広々とした温泉、快適でくつろげる客室に美味しい食事。サービスも文句無しです。スノーボードトリップで泊まる宿としてはいささか贅沢な気もしますが、藤井荘に泊まるついでに滑っているようなものなので問題ありません。ゲレンデまでのアクセスも悪くないですしね。窓の外の景色も魅力的ですが、冬にきたのならもう少し雪景色が見たかった気もします。まああまり降っていないタイミングだったので仕方ありませんが。次は緑豊かな季節に訪れたいですな。
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今回もいい宿に泊まったみたいで、うらやましいです。
エス氏さんが現地の人しか入れないと思っていた共同浴場は「滝の湯」です。実はここは宿泊者なら入浴することができます。宿泊施設で鍵を借りることができるので、その鍵で入ることができます。
次回山田温泉に宿泊したら、滝の湯の鍵を借りて入ってみてください。めちゃくちゃ熱いですが・・・。(^^;
宿の人にはもちろん確認してますが、今回は入浴できませんでした。
たしかコロナが理由だったような気もしますが…。
私も藤井壮好きです。
知ってる宿が紹介されると嬉しいです♪
夏と秋に行きましたが、どの季節も素敵でした。
私たちは女子旅でエス氏さんみたく高級部屋じゃなかったですけど…w
ラウンジやお部屋の縁側からぼーっと緑の山を眺めるのが好きです。6月頃は霧で霞かかって幻想的でしたよ。
ワインの品揃えも小布施ワインあって良いですし。
コロナ前は確かに目の前の温泉へ行くときは桶とタオル貸してくれてましたね。
藤井壮良いですよね〜オフシーズンにまた行きたいです!
共同浴場もそのうち入れるようになるかしら。