アルペンボードはなぜ流行らないのか?フリースタイルとの構造的な違いを考える|Why Alpine Snowboards Are Less Popular

This article discusses why alpine snowboards are less popular compared to freestyle snowboards.

アルペンボードはなぜ流行らないのか

みなさんこんにちは。エス氏です。今回はアルペンボードがなぜ流行らないのか、という疑問についてエス氏なりに構造的な違いという観点からの考えを書いてみたいと思います。

なお、あくまで個人の考えであり、特にデータや統計に基づいた話ではありませんので、その点はご容赦ください。


結論

結論から言いますと、フリースタイルの方がアルペンよりもスノーボードとしての汎用性が高く、新規参入のハードルも低いので、アルペンがフリースタイル並の人口になることは構造的にあり得ないかな〜と思います。

つまりフリースタイルの方が人口が多いのは当然で、アルペンの人口が少ないからといって「人気がない」と結論づけるのは少し違うのではないか、というのがエス氏の考えです。


車で例えるとわかりやすい

街中を見ても、2シーターのオープンカーはそれほど多く走っていませんよね。これは単純に、5人乗りのSUVやミニバンの方が使い勝手が良いからです。

しかし、だからといってオープンカーに人気がないわけではありません。ロードスターのように、長年愛され続けている車種もありますし。なんならエス氏も欲しいくらいです、オープンカー。

アルペンボードもこれと同じで、フリースタイルと単純に比較するものではなく、好きな人が楽しむジャンルとして成立しているだけなんじゃないですかね。

用途が違うものを台数だけで比較しても意味がない、という点もアルペンとフリースタイルの関係に似ていると思います。


道具としての汎用性の違い

フリースタイルは、カービング、パーク、グラトリ、パウダーと、幅広い滑りに対応できます。一方でアルペンは、基本的にはカービングのみに特化した道具ですよね。

もちろんフリースタイルにも用途別の板はありますが、ソフトブーツであれば基本的にどの板にも乗ることができ、仲間同士での貸し借りも容易です。

しかしアルペンの場合、ハードブーツとソフトブーツはビンディングの互換性がないため、そういった柔軟性はありません。ソフトブーツを履いていれば汎用性の高いフリースタイルボードで様々なスタイルが楽しめますが、ハードブーツとアルペンボードの組み合わせではこうは行きません。

「アルペンでもパウダーは滑れる」という意見もありますが、それはあくまで副次的な使い方であり、メインはカービングであることに変わりはないでしょう。


参入障壁の違い

スノーボードを始めるとき、多くの人はまずフリースタイルを選びますよね。そもそもアルペンなんて知らない初心者もいることでしょう。

理由はシンプルで、周りもみんなフリースタイルだからです。レンタルも基本的にフリースタイルですし、情報も圧倒的に多い。つまり、「それを選んでおけば間違いない」という安心感があります。

一方でアルペンを選ぶには、明確な理由や動機が必要になります。周りでやっている人も少なく、レンタルもあまり無いでしょうから。

これは初心者にとってはなかなかハードルが高い選択ですよね。


リスクの感じ方の違い

もしも自分の周りにアルペンボーダーがいれば話は別ですが、基本的には少数派。

多くの人が楽しんでいるフリースタイルの方が、「自分も楽しめそうだ」という安心感がありますよね。仲間たちと道具の貸し借りもできますし。

結果として、多くの人がフリースタイルを選ぶのは自然な流れでしょうね。


道具の買い方の違い

実は道具の価格そのものが問題というよりも、「買い方」の違いが大きいのではないかと思います。

フリースタイルであればレンタルが充実しているので、とりあえずウェアを買い、次にブーツ、滑れるようになってきたらボードを買う、といった形で段階的に揃えることができます。仲間に道具を借りたり、安く譲ってもらったりもしやすいかと。

しかしアルペンの場合、ボード・ビンディング・ブーツを一式で揃える必要があります。なんせレンタルがあまりなく、周りにやっている人が少ないですからね。

しかも概ねフリースタイルに比べてアルペンはお手頃な道具の選択肢が少ないため、どうしても割高に感じてしまうかと。

その上フリースタイルに乗っている人からすると、ボードもブーツもすでに持っているのに、アルペンに乗ろうと思うとボードとブーツを買い揃えないといけないんですよね。

アルペンの道具は高いし、それならフリースタイルの新しい板でも買うか、となるのもやむを得ないでしょう。

この辺りの心理的ハードルの高さも、アルペンボードへの参入を難しくしている要因のひとつかと。

ちなみにエス氏は周りにアルペンボーダーの仲間がいたので、とりあえずブーツを買えば板は借りることができました。おかげさまで参入障壁は低かったですね。ブーツは高かったですけど。


まとめ

このように、アルペンよりもフリースタイルに乗る方が圧倒的にハードルが低いんですよね。そりゃ余程の理由がなければ乗りませんよ、アルペンは。

確かにアルペンはフリースタイルに比べて人口は少ないのですが、それはもう構造的にそうなってしまっているだけであって、人気がないということではないんじゃないかと。

どちらかといえばこれだけハードルが高い割に、アルペンボーダー結構いるじゃん、とすら思います。

アルペンボードは普通に楽しいですし、人口が少ないからといってコンプレックスを持つ必要はまったくないと思いますよ。

おまけ

アルペンボードに乗るようになってから、ゲレンデでアルペンボーダーを見かけると親近感が湧くようになりました。他のアルペンボーダーもそうなんですかね。なんか仲間意識あるんですよねー。

アルペンボーダーの仲間たちは道具を貸してくれたりビンディングの調整してくれたり滑り方を教えてくれたり、とにかく親身。ゲレンデで見知らぬ親切なアルペンボーダーに助けられたこともあります。

むしろ、アルペンボードは「好きな人が選び抜いた道具」として、ちょうどいい立ち位置にあるのかもしれませんね。高い参入障壁を乗り越えた先には、フリースタイルよりも楽しいカービングの世界が待っておりますよ。


この記事を書いた人

エス氏:スノーボード歴15年以上。国内外250以上のゲレンデを滑走。温泉旅館とローカルゲレンデをこよなく愛するスノーボーダー。

In conclusion, alpine snowboarding has its own appeal, even if it is less common than freestyle.





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