みなさんこんにちは。エス氏です。2021/3/20は苗場スキー場で開催されたドリームゲートの試乗祭に参加してきました。今回はCLEW BINDINGの試乗レビューです。
第3高速リフトに乗り、第2ゲレンデで試乗しました。シャバ雪でボコボコと、まあ厳しいコンディションでしたな。
CLEW BINDING
クルーはドイツのミュンヘンのブランドだそうで。ステップインのビンディングを開発しているブランドですね。ステップインは通常ビンディングとブーツが同じシステムに対応している必要がありますが、クルーの場合はどのブーツでも使うことができるのが特徴です。
ブーツを履いた状態です。一見すると通常のビンディングのようですのう。ここからハイバックについている赤いグリップを引っ張ると、かかとのパーツが外れる仕組みになっています。
こちらがブーツを外した状態のベースプレート。
ハイバックとアンクルストラップごとブーツを取り外すことになります。
履く時はつま先をトゥストラップに入れ、かかとを踏むとロックされます。
着脱はかなり簡単ですね。Youtubeでテキトーに探せば動画が出てくると思います。
ブーツにくっついているフレーム部分はこんな感じです。ソール側は一応板を傷つけないような素材になっておりますな。
ソール側が硬いとスケーティングの際にボードを傷つけてしまいますからねぇ。
ステップインとしての仕組みはなかなか良いと思いますが、肝心のビンディンぐとしての性能はどうなのでしょうか。まず気になるのは重量ですね。はっきり言ってかなり重いです。ストラップのフィット感はなかなかのもので、きちんとブーツを固定できますな。履いてみると、ベースプレートに厚みを感じ、いささか違和感があります。板のしなりを邪魔しているような気がしますのう。滑り出すと違和感は薄れ、まあ普通に滑れます。重厚なだけあって硬さもあるので、レスポンスも悪くありません。滑っている際は重量もそれほど気になりませんね。
板の着脱は素早く簡単にできますが、ワンフットの状態では違和感があります。なんせ板から外した状態でも後ろ足にハイバックとストラップがくっついているので、スケーティングするのにちと重いんですよね。後ろ足で蹴った後、デッキの上に足を乗せると、ここにも違和感が。ブーツのソールの踵側とデッキとの間にビンディングのフレームが挟まっていて、ワンフットでの板のコントロールにかなり邪魔な感じでしたのう。ワンフットでのターンなどは試していませんが、やりにくそうな気がします。
今後改善するなら、兎にも角にも軽量化と、ブーツのソール部分に当たるフレームの厚みでしょうか。目新しいものが好きなら使ってみてもイイかも知れませんが、バートンやフラックスなどの通常のバインディングと比較した場合に、完成度に差がありすぎるような気はします。とはいえブーツを選ばずに使えるというのはなかなか魅力的なので、今後の進化に期待したいですな。
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