みなさんこんにちは。エス氏です。フランストリップ4日目、2020/1/2はTIGNES/ティーニュへ滑りに行ってきましたよ。エス氏は20年前にスキーヤーの友人と2人でこのティーニュへ滑りに来たことがありまして。いつか再び滑りに来たいと思っていたのですが、今回その念願が叶いました。ガイドのJMともティーニュで出会っているんですよね。スキーヤーのヤツは今頃元気かしら。
20年前のことを少し話しますと、当時スキー場で働いていたエス氏は仲間のスキーヤーと海外へ滑りに行く計画を立てまして。働いていたスキー場は12月中旬にオープンするのので、10月中旬から12月上旬までの約1月半ほど海外で滑り、そのまま間をおかずに日本のスキー場で滑ろうと思ったわけです。ちなみにスキーヤーはエス氏より年長でしたが、まだ20代にもかかわらず頭髪の生え際に後退が見られ、ドラゴンボールのベジータのようなM字ハゲっぽくなっていたことから、仲間内では「ベジ」と呼ばれておりました。
エス氏とベジはどこへ滑りに行くのか悩みましたが、フランスのティーニュであれば年間を通して滑れるようだったのでここに決めました。当時フランスの物価は安く、1月半滞在して滑っても、かかった費用は45万円ほどだったと思います。今回のフランストリップの方がお金がかかっておりますな。ティーニュへ行ったのは1999年と2000年で、2年続けて行っているんですよね。現地では自炊をしており、ひたすらパスタを作っていたもので、スノーボードよりもパスタが上手くなって帰国したというわけですな。

そんなわけでエス氏はティーニュに特別な思い入れがあるのですよ。2年続けて行ったとはいえ、本格的なシーズンが始まる前の時期。滑りに行きたくても雪がなくて行けなかったエリアもあったのですが、今回は全面オープンしています。滞在しているアヌシーからは少し遠かったのですが、JMやうんこマン、赤パンには無理を言ってエス氏のわがままを通りてもらいました。ありがとう!

レ・ザルク編やパラディ・スキー編で車を駐めたブール=サン=モーリスを通過。さらに車で30分ほど移動するとティーニュです。

ティーニュへ移動する途中、凍った林を見かけました。エス氏たちがフランスに来てからはずっと好天続きでしたが、日陰の谷間だからでしょうか、溶ける気配がありませんね。暖冬の日本とは大違いのコンディションでしたわ。

車を駐めたのはティーニュの一番手前にあるTIGNES 1550 LES BREVIERSという街。20年前にエス氏が滞在していたのはもっと奥にあるTIGNES 2100という街でした。

こちらはティーニュとお隣のヴァルディゼールというスキー場のゲレンデマップです。ティーニュは右側ですね。この2つのスキー場を合わせて、エスパス・キリーという一つのスキーエリアになっていますが…。はて、ゲレンデマップのどこにもエスパス・キリーという名称がありませんのう。この20年で変わってしまったのかしら。ちなみにエスパス・キリーのキリーというのはフランスのジャン・クロード・キリーさんという有名なスキーヤーの名前からきているそうです。エスパス・キリーのコース総延長は300kmで、パラディ・スキーの425kmには劣るものの、白馬バレーの135kmと比べると倍以上の広さとなりますぞ。

で、これが今回のマップですね。そういえばフランストリップは1日あたり前・中・後編の3回に分けて記事にしてきましたが、ティーニュ編は全5回となる見込みです。

駐車場で準備が完了したのは9:20頃でした。ここから長い冒険が始まりますぞ。橋を渡るとゴンドラ乗り場です。

これまでにも何度かキッズにスキーを教えている場面を見かけていたのですが、実に丁寧に指導しているという印象でしたね。

【START】最初に乗るのはBREVIERESゴンドラです。

まずはチケット売り場でリフト券を購入。1日券が51€でした。この旅では1€=125.77円で計算しているので、1日券が日本円で6,414円となりますが、全く高いとは感じませんでしたね。

【1】さてBREVIERESゴンドラを降りると、目の前にすぐ次のゴンドラがあります。乗り継ぎしやすすぎでしょ。というわけで次のBOISSESゴンドラに乗りました。

ゴンドラからはLAC DU CHEVRILという湖が見えましたよ。LAC=湖というのは20年前にエス氏が覚えた数少ないフランス語の一つです。

【2】コースが見えてきましたね。フランスにきてからずっとそうですが、この日も晴天で雪質もバッチリという最高すぎるコンディション。こんな日に思い出のティーニュで滑れてホント嬉しかったですわ。

またリフトを乗り継ぎます。今度はAIGUILLE ROUGEリフトに乗りましたよ。けっこう並んでましたな。

ちなみにエス氏の前に並んでいたスキーヤーの少年のヘルメットにはステッカーがあれこれ雑に貼られていたのですが、その中の一つが桜木花道で驚きました。そんなステッカーどこで売っているのかしら。

今回のトリップでもう何度もリフトに乗っていますが、このAIGUILLE ROUGEリフトほど遅いリフトはありませんでした。だから混んでいたのか。それにしても正面に見える岩はなかなかの迫力ですね。

【3】さて、ようやく滑走開始ですよ。目指すはエス氏思い出の街、TIGNES 2100です。

平坦な部分を抜ける際はうんこマンがついてきているか気になって仕方ありません。

いきなり上級のbleuetsコースを滑りましたが、けっこうな斜面でしたな。飛ばして滑るスキーヤーにひき殺されないかヒヤヒヤしました。

お!ついにTIGNES 2100が見えてきました。凍って白くなったLE LACに、その奥のVAL CLARET。ドキドキしながら写真を撮るエス氏を置いてとっとと進む他の3人。テンションに大きな差がありましたね。

TIGNES 2100まで降りてきました。写真の中央に写っているのがエス氏が20年前に滞在していたアパートですね。懐かしすぎる…。

【4】エス氏が滞在していた頃のTIGNES 2100はまだ雪がなかったので、これほどの雪景色を見るのは初めてでした。街も昔とは少し変わりましたね。

奥に見えるあのアパートにベジと2人で住んでいました。暇だったのでベジとよく街中をウロウロしていましたが、この街の標高が2,000mを超えているので、坂道を登るとけっこう疲れるんですよね。

この建物はエス氏が2回目に訪れた際にちょうど完成したくらいだったような気がします。

こんなオブジェは当時ありませんでしたね。これから奥に小さく見える街、VAL CLARETを目指して移動するのですが、エス氏がいた頃は時期的にまだ雪がなく、滑って移動できなかったのでシャトルバスを利用していました。

懐かしい街ですが、まだまだ先は長いのですよ。こんなのあったかしら、というTOVIEREゴンドラに乗って移動です。

ゴンドラを降り、エスカレーターに乗ると展望台がありました。

【GOAL】今回の目的地TOVIEREに到着です。標高は2,704mのようですね。下に見えるのが先ほどのTIGNES 2100なのでかなり高いところまで上がったことになりますな。

遠くに見えるのがモンブラン。どこへ行っても見えますね、この山は。

これからエス氏たちが目指す先は、モンブランとは反対側にあるLA GRANDE MOTTE/グラン・モットです。

ここで記念撮影をしたのでご覧ください。3人でジャンプしたところをJMに撮ってもらったのですが…何回やってもうんこマンだけタイミングが合わないんですよね。赤パンとエス氏が着地しているのに、うんこマンだけジャンプのピーク。せーの!で飛ぶんだっていってんだろうんこマン。今度はジンギスカンおごってな。

さて展望台の下にはコースが見えます。次はここを滑りますよ。

てなわけで次回はTOVIEREからVAL CLARETの街まで移動し、LA GRANDE MOTTEを目指します。お楽しみに。

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