【雪の雫】おしゃれなお部屋に美味しいお食事ですがいささか微妙な宿ですのう

みなさんこんにちは。エス氏です。今回は新潟県南魚沼市にある宿、雪の雫をご紹介しますよ。雪の雫は石打丸山スキー場の脇にあり、2019年にオープンした比較的新しい宿ですね。まあ新しいといっても古い宿を改修したのだと思いますけど。和モダンのお洒落な宿に仕上がっておりますな。

予約したプランは「美酒・美食に酔いしれる》~2食付きプラン~」で料金は1人30,000円(税込)です。ちなみに実際には割引だったりポイントを使って予約していたりもしますぞ。

雪の雫

雪の雫は石打丸山スキー場の観光口/北口側のベースから少し登ったところにあります。ナビに従って細い道を登ると建物が見えましたよ。

建物の奥はもうゲレンデです。

建物の正面にある駐車場に車を駐めると、スタッフが出てきて案内してくれました。

ちなみに荷物は自分で運びます。1泊3万円の宿で荷物を自分で運ぶというのは珍しいかと。

靴を脱いで館内へ。

ロビーは広くはありませんがなかなかお洒落な雰囲気ですぞ。フロントでチェックインの手続きを済ませます。チェックインの時間は14:00から、チェックアウトは10:00までとなっています。夕食は18:00開始。他の時間も選べた様ですが、すでに埋まっていたらしく。朝食は7:30か8:30か選べたので7:30に。

1階の奥がダイニングとなっております。カウンター席もありバーにもなる様ですね。

エレベーターで客室のあるフロアに上がります。

うーん、エレベーターのカゴが見たこともないくらい狭いですのう。油圧式でしょうか、カゴに乗るとかなり沈みましたね。

最上階の5階まで上がりました。マンションみたいですね。

ちなみに5階の客室は1室のみで、スイートルームになります。総部屋数10室の宿で、客室にはそれぞれ細雪、牡丹雪、粉雪など雪の字を使った名前がついており、最上階の501は雪の雫という宿と同じ名前になっておりますよ。

スイートルームだけあって広々とした感じですな。

畳スペースもありました。エス氏はここに座って酒を飲んでおりましたよ。

ベッドは2つですが一応4人までは泊まれる様です。鍵は1本しかもらえませんが。

キッチンもあるのでやろうと思えば自炊もできますよ。外国人の宿泊客が連泊することもある様ですね。冷蔵庫やお皿などはありますが、包丁はフロントで借りるそうです。

バルミューダのポット。お洒落ですね。

こちらはバルミューダのレンジ。和モダンな部屋の雰囲気にマッチしてますわ。

奥には洗面とトイレ。シャワーブースもありましたがこれは使いませんでした。1〜2人なら十分ですが定員の4人だと混み合いそうですね。

クローゼットはなく、ウェアなどはハンガーにかけておきました。これも4人だと不足しそうな感じ。

お風呂用のカゴは便利でしたね。

この部屋に限らずあちこち古材が使われていますが良い雰囲気だと思いますな。雰囲気だけではなくコンセントがあちこちにあったりして、使いやすくリニューアルしてくれたという感じですぞ。

畳スペースを囲む柱も古材です。外国人が好きそうな感じ。

窓が多く眺めも良かったですな。Wi-Fiもバッチリでした。お洒落で快適ではありましたが、強いていえば床暖房が欲しかったですのう。スリッパを脱いで素足で過ごすにはフローリングの床は冷たいのですよ。足袋もないですし。だから畳の上にいたわけですね。ちなみに部屋着も部屋に置いてなく、フロントで聞いたら貸してくれました。先に言ってくれ。

荷解きが終わったら早速お風呂へ。エレベーターで1階まで降りてから、さらに階段で地下に降ります。

お風呂の前の自販機でエチゴビールが帰るのはいいですね。

こちらは脱衣所。誰もいませんでした。ロッカーは鍵付きになっています。鍵をかければ安心ではあるものの、いささか面倒という気も少ししますな。

大浴場というほど大きくない浴室。窓もありません。洗い場は4つで、シャンプーなどの質は良かったですね。一応温泉の様ですが、ほぼ普通のお風呂かな、という印象。どうも運び湯の様ですのう。

さっぱりしら次はお酒ですな。ルームサービスは充実しておりましたよ。新潟限定ビールの風味爽快ニシテが飲めるのは嬉しいですわ。

夕食の時間になったので1階のダイニングへ。部屋着のままでもOKでしたが若干肌寒く、羽織るものが欲しかったですのう。

カウンターの後ろにはお酒が並んでますね。

せっかくなので日本酒の飲み比べセットを注文しましたよ。以下料理の写真です。ちなみに写真を撮り忘れたタラマインサラータはおいしかったです。

干貝柱と白菜のクリームスープ。これはとても美味しかったですね。

ペンネアラビアータはもう少し辛くてもイイかと。

サーモンのポアレはオレンジバターソースがかかっていました。サーモン大好きおじさんのエス氏的にはめちゃくちゃ旨かったです。

和豚もち豚のロースト。お肉が柔らかくて実に美味しかったですのう。

野沢菜漬けの炊き込みご飯。これはもちろん美味しいのですが、味噌汁も欲しかったな〜なんて思いつつなんやかんや美味いなこれ。さすが米どころの新潟。

デザートは部屋まで運んでくれました。しかしこれはサービスというよりは次の組みの食事の時間がはじまるからはやく出ていって欲しいという感じでしたな。ダイニングの外で他の宿泊客が待っていましたわ。のんびり食べていた隣の席の人たちに対し、スタッフが次があるのでと早く食べる様促しておりましたのう。とはいえコースなんだから早く食べて欲しいなら早く料理を出せ、と言いたいですわ。こちらは料理の提供を待っているというのに、急かされても困りますぞ。食事自体は美味しかったしボリュームもちょうどいいのですが。

夕食後は部屋でゆるりと過ごしてから就寝。ベッドがグラグラ動くのが気になりましたが寝心地は悪くなかったです。それよりも深夜に爆音で目が覚めたのですが、何かと思ったらコースを整備する圧雪車の音でした。ガーガーピーピー喧しくてまともに寝れませんでしたのう。すぐ隣がゲレンデというのも考えものですね。宿が悪いわけでは全くないですが、この騒音は勘弁して欲しかったですわ。

朝食も美味しかったですね。炊き立てご飯はもちろん、味も量も文句なし。

食後のコーヒーを飲み、すぐ隣のゲレンデへ。この日は午前中だけ滑りました。宿の駐車場に車を駐めさせてもらえましたよ。1日滑るとなると移動が必要だったと思いますが。

雪の雫はいささか微妙な評価の宿ですのう。お部屋はお洒落で快適と見せかけて、シーズン中はうるさくて夜眠れないでしょう。温泉はまあ普通の風呂という感じ。深夜の騒音よりも問題なのはスタッフでしょうか。どうも慣れていないというか気が利かないというか。チェックインの際の説明も不足気味ですし、食事の際の手際の悪さは宿の評価を下げるには十分かと。食事は美味いんですけどね。宿の料金やグレード感を考えるとちょっとお粗末な対応と言わざるを得ませんのう。スイートルームに泊まったからそう感じるのかもしれませんけど。ゲレンデ近くの宿としてスノーボードトリップには便利な立地ではあると思いますが、この価格帯のサービス水準ではないかなと。何やら惜しい宿ですな。

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