18/19シーズン10日目　牛岳温泉スキー場【初】【北陸トリップ3日目午後】

　さて。クワッドリフトに乗っていると、今度は白人の子供と一緒になりました。兄妹のようで、英語ではない言葉で話していましたが、お兄ちゃんの方が日本語でエス氏に話しかけてきました。エス氏のヘルメットが珍しかったようです。日本で生まれ育ったようで、そのヘルメットについている虫に脳みそまで食われてるとかなんとか、日本語はペラペラでしたな。お兄ちゃんはスノーボードで、妹はスキーを履いていました。エス氏が横浜から来たと伝えると、どこ？ってリアクションでちょっとびっくり。田舎者め、横浜も知らんのか。とりあえず東京の方だと説明しておきました。

　リフトを降りてエス氏は右へ、彼らは左の方へ行きました。じゃあね〜。この日はよく話しかけられる日でしたの。楽しいからいいですけど。そのまま滑って下まで降りてくると、リフト乗り場にさっきの妹の女の子がいました。はて、エス氏よりも先に滑って降りてきたのかしら。お兄ちゃんは？聞いてみるとどうもコース脇の新雪に埋もれたようです。あらあら。んじゃ、オレはまたリフトに乗るね〜。

　リフト乗り場の列に並び、ふと隣を見ると女の子も並んでました。いつの間に…。この流れは、また一緒に乗るのかな？この子1人で大丈夫かしら。親御さんはどうしているんだろ。ともかくリフトの上でまたおしゃべり。地元富山に住んでいる子で、前日は立山山麓のらいちょうバレーで滑っていたそうです。エス氏も昨日はらいちょうバレーで滑っていたと話したらびっくりしていましたね。

　そこから話が盛り上がりまして。女の子はロシア人で、カミーユ・ビダンっぽい名前だったので仮にカミーユちゃんとしておきましょう。9歳と言っていましたが、学年を聞くと8歳と訂正が入りました。なぜサバを読む…。学校の子達はみんなブサイクって言ってましたが、確かにこの子は美少女でしたの。カミーユちゃんはフィギュアや体操をやっているそうで、運動神経抜群。スキーも大好きということですが、お父さんはスキーでコケて痛い目に遭ってから滑らなくなったそうです。

　スキー板はレンタルっぽかったのですが、ヘルメットはちょっと高そうでした。ヘルメットの話をすると嬉しそうに良いやつなんだと話してましたね。しかし…カミーユちゃん曰く、エス氏のヘルメットは可愛いけどウェアとは合っていないそうです。てんとう虫みたいだとか。ガビーン！けっこうショック。大人はともかく子供にはウケるアイテムであって欲しかった…。

　リフト降り場でエス氏がゲレンデ中央を滑ると伝えると、カミーユちゃんは元気よく「ついていく！」ですって。ふむ…エス氏についてこられるのかしらという心配よりも、これって中年のおじさんが少女を連れ回しているとかいう事件なんじゃないだろうかと、そっちの方を心配してしまいました。大丈夫かよ…でもあっち行けなんてそんなこととても言えませんわ。エス氏はロリコンではありませんが子供はけっこう好きなんですぞ。ちなみに好みの女性を聞かれると深キョンと答えております。またZガンダムではライラ・ミラ・ライラが好きです。

　置き去りにするのもかわいそうだと思い、スイッチでタラタラ滑ったところ、予想以上に女の子が速くて驚きました。ほとんどターンせず猛スピードで直滑降して行きます。子供にありがちな滑りですね。なるほど、このスピードでさっきはエス氏よりも先にゲレンデの下にいたわけですな。むしろエス氏がカミーユちゃんについて行っている感じですわ。これがニュータイプ…。

　カミーユちゃんは猛スピードで突撃しながら、ちょいちょい振り返ってはエス氏がついてきているか確かめていました。大丈夫ですよ、ちゃんとついて行けてますよ。でも別の意味で大丈夫なのかはわかりませんけど。少女を追いかける中年のおじさん。うーん。

　こうして何度かカミーユちゃんと一緒にリフトに乗って滑りました。リフトの上から雪に埋もれているお兄ちゃんを見つけた時は、はやく追いかけてきてくれと切に願いましたけど。カミーユちゃんを追いかけながら後ろでスイッチカービングの練習をしていたら、けっこう良い感じになってきました。おさわりのコツをつかんじゃったりできたんですよね。やべ、ちょっと楽しい…。

　楽しく滑れるのは良いことですが、これって未成年者略取とかじゃないよな…との不安は拭えません。もし捕まったらなんて答えようかしら。「きさまこんな小さな女の子と何をしていたんだ！」「えーと、セッションしてました…。」とかダメですよね。

　下まで降りてくると、スキーのイントラっぽいおじさんがカミーユちゃんに声をかけてきました。ふむ、子供だからスキーレッスンを受けたりしたのかもしれませんね。どうもお父さんがレストハウスで待っているようです。そんなわけでカミーユちゃんともここでおさらば。バイバ〜イ。捕まらずに済んだとホッとしましたが、けっこう面白いセッションだったなとも思いましたね。富山の子は人懐っこい。たいらスキー場の後にタカンボースキー場で滑っていたらこのセッションはなかったと思うと、まあこれはこれで良かったのかも。スイッチの練習になりましたし。

　そういえばいつの間にかクワッドリフトは5回以上乗っていました。リフト券の元は取れましたが、最後にもう1本スイッチの練習。バックサイドでも触れるようになってきましたぞ。女の子を追いかけて滑ったおかげで上達するというのもいささか微妙ではありますが。

　たいして滑ってはいませんが、すでに15:00頃になっていました。そろそろ上がりますかね。

　帰りは近くの牛岳温泉健康センターに寄りました。この日の宿、東山荘のお風呂は温泉ではありませんし、せっかく牛岳温泉というゲレンデで滑ったのですから牛岳温泉に入らななくては。それにここで着替えておきたい理由もありまして。温泉については別記事でご紹介します。

【富山県】牛岳温泉健康センター【富山市】

2019年1月26日

　温泉の後は東山荘の近くにあるコインランドリーに寄りました。ここで洗濯するために温泉で着替えたかったわけですな。北陸トリップももう3日分滑りましたので、洗濯をしないと明日から着るものがありません。エス氏が持っているアンダーウェア類は3日分なんですよね。いつものトリップは1泊2日か2泊3日までですから。普段は使わないコインランドリーですが、たまに使うと便利なものですのう。洗剤も不要で、洗濯から乾燥までやってくれて1時間もかかりません。これでまた3日間は滑れますぞ。ありがたや〜。

【富山県南砺市】東山荘【おすすめの宿】

2019年1月19日

　さてこの日は大晦日でしたが、エス氏は1人で地酒の若駒を飲みまくっていました。日付が変わるまで起きていられず、23:00頃でダウンしてしまいましたな。普段通りでなんとも年越感のない大晦日でしたのう。一応年越用にカップ麺のそばを買っておいたのですが、食べる間もありませんでしたわ。次回2019年元旦に続きます。