13/14モデル SALOMON HOLOGRAM 感想・レビュー・評価・評判・口コミ・インプレッション
みなさんこんにちは。エス氏です。今回はエス氏が13/14シーズンに使っていたビンディング、SALOMON HOLOGRAMのレビューです。
SALOMON
サロモンはフランスのスキーメーカーで、他のスポーツ用品のメーカーを買収したりされたりして、現在はフィンランドのスポーツ用品総合企業アメアスポーツコーポレーションの傘下にあります。サロモンブランドも、スキー・スノーボード以外にもアパレル・シューズなどアウトドア用品を販売しています。
あまり好きなブランドではありませんでしたが、試乗して気に入ったので一式買ってみました。やっぱりサロモンは良いですね…。
HOLOGRAM
ホログラムはヒールカップとハイバックが柔らかいのが特徴ですな。フォワードリーンアジャスターも無く、ブーツを固定した状態でも足の可動範囲が広くなっています。
感想
購入に際して悩んだのがサイズですが、Mを選んだのは失敗でした。Sにしておけばもう少し幸せになれたかも知れません。カタログ上はブーツ(サロモンのトライアンフ25cm)のサイズ的にSでもMでもイケるはずでしたが、Mではビレインに取り付ける際に全然センターが合いませんでした。
通常のセンタリング調整では対応できなかったので、ディスクをこねくり回して無理やりビス三つで固定するなど工夫しました。最終的にはビス二つで固定する位置に取付けて、ようやくセンターが合いましたけど。
サイズ選びの失敗はともかく、ビンディングの性能的にはどうでしょう。
ストラップのフィット感は良かったですね。バートンのジェネシスの様なカチッとした感じではなく、マラビータの様な快適な感じでもなく、ギュッと絞るような感触です。調整もしやすく、あまり不満はありませんでした。
ホログラムの特徴は何といってもハイバックとヒールカップの柔らかさだと思います。ハイバックの柔らかさについては特に恩恵を感じませんでしたね。ヒールカップが柔らかい素材のおかげでハイバックの前傾が機能が付けられないのでしょう。これが一番困りました。ゼロフォワードリーンはストレスがありませんが、足首の自由度よりバックサイドのレスポンス不足の方が気になりましたね。
ヒールカップの柔らかさはワイドスタンスのストレスを軽減してくれました。最大58cmくらいのスタンス幅で滑りましたけど、大きなストレスを感じなかったのはヒールカップ柔らかいおかげだったと思います。
足首が動かしやすいのは間違いありませんが、エス氏としてはデメリットの方が大きいと感じました。なんといってもパワーの伝達効率が悪いです。ブーツ→ビンディング→ボードと力が伝わる中で、ビンディングを経由する際にかなりのロスが生じていますわ。ビンディングが変形した分だけ力が逃げてしまいます。
ビンディングをバートンのジェネシスに交換してサロモンのビレインに乗ってみましたが、プレスやオーリーが劇的にやりやすくなり、板の操作性が格段にアップしたと感じました。カービングの安定感も増し、ハイバックを前傾させた分レスポンスも良くなりました。ホログラムとは一体なんだったのか…。
カービング、パウダー、グラトリ等あらゆる面でジェネシスの方が優れていましたね。まあジェネシスが素晴らしいだけかもしれませんけど。
エス氏的にはサイズ選びの失敗を差引いても、このホログラムというビンディングはあまりよろしくない代物でしたなぁ。
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