みなさんこんにちは。エス氏です。今回は新潟県十日町市の松之山温泉にある酒の宿 玉城屋をご紹介します。酒の宿というだけありまして、日本酒のスペシャリストのオーナーさんがフレンチに合う日本酒をペアリングしてくれるプランもあるのですよ。松之山温泉は日本三大薬湯のひとつに数えられる素晴らしい湯ですし、ゲレンデは松之山温泉スキー場がすぐ近く。酒の宿 玉城屋はスノーボードトリップにもぴったりな宿でしたわ。
松之山温泉は東京方面からだとけっこう遠いのですよね。ゲレンデがたくさんある湯沢エリアからさらに奥にある津南のまたその奥。東京からだと車で3:30くらいはかかるでしょうか。旅にきたなぁという気分になる道のりでしたわ。

玉城屋は松之山温泉の温泉街に位置します。建物の前が駐車場で、雪を溶かすためなのか水を流していましたね。車を駐めるとすぐに人が出てきて荷物を運んでくれました。乾燥室はないということでしたので、ウェアなどは部屋で乾かしましたよ。

館内に入ると正面に帳場があります。部屋数10室と大きな宿ではないので、帳場もコンパクトですね。館内は木を多く使っていて落ち着く雰囲気でしたな。両脇には日本酒や酒器なども販売されていました。

ロビーでおしぼりとお茶をいただきながらチェックインを済ませます。

女性は可愛らしい色浴衣を選ぶことができます。女の子が着る浴衣を選ぶのって楽しいですよね。男性用は2色しかなく明らかに差別だなと思うわけですが。

客室は3階と4階です。ちなみにエントランスは2階で、1階が風呂場ですぞ。

エス氏が泊まったのは3階の雪というお部屋でした。

お部屋の入り口はけっこうスペースにゆとりがありますね。

こちらがお部屋。広くはありませんが十分です。

こちらは水周り。

よく見ると雪肌精が置いてあったり歯ブラシのグレードが高かったりして嬉しくなりますね。

トイレはまあ普通です。

冷蔵庫の上にはポットやミネラルウォーターが置いてありました。けっこう日本酒飲んだので、夜寝る際にこのミネラルウォーターは重要でしたね。

壁のハンガーは使い勝手が良かったです。

カゴの中にタオルなどのお風呂セットが入っていました。このままお風呂へ行けるので便利でしたのう。

お風呂のある1階に降りました。お風呂は24時間いつでも入れましたよ。

廊下には冷蔵庫が置いてあり、中のお茶やお酒はなんと飲み放題でした。

男女の風呂場の入れ替えはありませんでしたね。

滞在中に3回入浴しましたが、毎回貸切状態でした。

脱衣所にも雪肌精。新しくはありませんが必要十分な設備です。

浴室はそれほど広くはありませんが、なんせ他の客がいないのでメチャ快適でした。

内湯は少し熱めでしたね。日本三大薬湯とかいうなにやらすごそうな湯は、少し色がついていて、今までに嗅いだことのないような匂いがしましたのう。臭くはなく、癒される感じでしたけど。ちなみにお湯は舐めるとしょっぱいです。

露天風呂は柱が邪魔ですが、雪が降るのを眺めながら入れて良かったですな。内湯よりも温くてつい長風呂してしまいました。松之山温泉の湯は肌に馴染むようで実に気持ちが良かったです。こりゃ良い湯ですわ。残りの三大薬湯は草津温泉と有馬温泉という大御所ですが、松之山温泉も負けてませんぞ。

風呂上がりには先ほどの無料のお酒をいただきましたよ。

お風呂の前にある休憩スペースでタダ酒飲みながらくつろぐのは最高でしたな。タダ酒でこのクオリティはすごいです。

お部屋に戻りルームサービスで妻有ビールというのを飲んでみましたが、苦味は少なくフルーティで美味しかったですのう。地元十日町市のクラフトビールのようですが、ワイングラス1杯で1,000円するだけのことはありましたね。

夕食は18:00から開始です。2時間以上の長丁場でしたぞ。

食事処は壁一面にお酒が…こりゃすごいですわ。

せっかくなので、オーナーさんが食事合わせて日本酒を選んでくれるプランにしてみましたよ。最初に出てきたのは苗場酒造と玉城屋がコラボして作った醸す森というお酒。ちょっと酸味のあるお酒でさっぱりしてましたなぁ。

こちらは椎茸と鱈を使ったお料理。お酒によく合いました。

こちらの壱穂は佐渡のお酒です。佐渡のお酒は初めて飲みましたなあ。

このおちょこがまた木の香りがして味を引き立ててくれましたね。菊芋のスープと一緒にいただきました。

続いては夏子物語。夏子の酒という漫画が以前あったのですが、イマドキの人は知らないかしら。ドラマにもなったんですけどね。このお酒を作っている久須美酒造は亀の翁が有名ですな。

さすがにどのお酒も美味しいもので、だんだん酔っ払ってしまい、写真を見てもこれなんだっけ、ってなるわけです。大根だったかな…。

こちらの繋ぐは柏崎市にある原酒造のお酒で、変わった包装がされていますね。雪の中で熟成させて作るそうです。

繋ぐは南蛮海老と一緒に。

エス氏が気に入ったのがこちらの越の鶴というお酒。鶴のラベルがおしゃれですよね。西バイという貝のお料理も美味しかったです。すでに酔っ払ってましたけど。

酔っ払っていてもよく覚えてるのがダイナマイトドライです。キスマークのおちょこと合わせてインパクトがありますからね。そしてこのメバルも覚えています。カリッと香ばしく焼かれていて実に美味かったですのう。

最後のお酒は醸す森の大吟醸だったと思うのですが、もう何が何やら。

妻有ポークは脂がノリまくっていて美味しかったのですが、写真を見るまで忘れてました。

こちらはデザートの金柑。久しぶりに食べましたね。

越後姫というイチゴを使ったスイーツ。うむ、そういえば食べたかも。

食後のお茶で一息ついたような。いやはやフレンチも良かったですが、やはり日本酒が美味しかったですのう。玉城屋に泊まるなら絶対にペアリングしてもらうプランがおすすめですぞ。食事が終わる頃にはすっかり出来上がっておりましたわ。最初はお酒の量が少ないかな〜なんて思いましたが十分でした。料理が出てくるペースは早くないので、じっくりとお酒を楽しむことができましたよ。

さてこちらは朝食です。朝っぱらからすごいボリュームでしたな。細長いグラスに入っているのはお茶、豆乳…トマト?青汁とあとはなんだろ。フルーツにけんちん汁にちっこいお皿はなんだったかしら。味噌汁は抜群に美味かったです。

なんか色々ありまして、見切れてますけど真ん中には大きなお皿に惣菜がたくさん並んでました。お米と鮭がメチャうまだったので、これと味噌汁だけでも十分なくらいでしたわ。

コーヒーはセルフで、自分で好きなカートリッジを入れて飲むことができましたよ。エス氏は一番苦味のあるやつをエスプレッソで。

チェックアウトの際は松之山温泉スキー場のリフト割引券をくれました。酒の宿 玉城屋はその名の通りお酒を存分に楽しむことができる宿でしたね。食事も美味しかったですし。温泉も日本三大薬湯は伊達じゃなく、抜群のお湯でした。ゲレンデも近いですし割引券ももらえます。ゲレンデといっても松之山温泉スキー場はリフト2本だけのローカルゲレンデですが、雪が降ればパウダー天国ですわ。湯沢で滑らず松之山温泉まできて酒・温泉・パウダーを満喫する…そんな大人のスノーボードトリップができる宿ですの。
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