【松之山温泉 凌雲閣】豪雪地帯にある渋い旅館ですな

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回は新潟県の松之山温泉にある宿、凌雲閣をご紹介しますよ。登録有形文化財に指定されている渋い木造の宿で、日本三大薬湯の一つである松之山温泉も素晴らしいんですよね。松之山温泉は豪雪地帯でもあるので、近くのスキー場でパウダーを滑ったりするにもいい立地で、スノーボードトリップにもオススメの宿ですぞ。

松之山温泉 凌雲閣

 凌雲閣がある松之山温泉は豪雪地帯にあるのですが、エス氏が訪れた際はまだそれほど多く積もっているわけではありませんでしたな。その後ドカンと降ったようですが。旅館へ続く道は通りからの入り口がわかりにくく、一度通り過ぎてしまいました。写真はUターンしてきたところです。

 旅館の少し手前に駐車場がありました。

 雨が降っていたので、建物の正面に車を回して荷物を降ろしてから駐車場に駐めましたよ。

 荷物を降ろしているとすぐに旅館の人が出てきて荷物を運んでくれました。なかなか風格がありますの。

 館内に入るとなかなかゆったりとしていますな。

 ロビーで記帳。館内の説明を受けました。もちろん館内では感染症対策でマスク着用です。

 玄関の右側がフロントですね。奥は新館に続く廊下です。ちなみに新館は鉄筋コンクリート造なので、有形登録文化財の雰囲気を味わうなら本館に泊まるべきですぞ。

 玄関の広間から奥へ進むと売店があり、そのさらに奥にエレベーターがあります。

 エス氏は3階の客室に泊まりましたよ。部屋にトイレはなく共有でしたな。

 共有トイレと洗面所に期待はしていなかったのですが、リニューアルされていて思いの外キレイでたわ。

 鏡乃間に泊まりました。

 踏込は石が敷き詰められていますな。

 前室はなかなか特徴的でしたのう。

 まずは天井。傘のような作りになっていてなかなか面白いですね。

 廊下側の窓も変わった形をしています。

 廊下から見るとこんな感じ。これ部屋ごとに形が違うんですよね。

 さらに部屋の電気を消すと、廊下の明かりが窓から入っていきて形が浮かび上がります。なにやらかっこいいですな。

 欄間も手が込んでいます。

 こちらが主室。こたつが嬉しいですなぞ。奥には広縁もありますよ。感染症対策のため客室への従業員の出入りを極力減らしたいのでしょう。布団は最初から敷かれていました。

 布団カバーが糞ダサいのは如何なものかと思いますが。

 広縁がけっこう広々としているのはテンション上がりますね。

 広縁の天井を見上げると碁盤が貼られていたりして驚きます。

 広縁から外を見ると、雪国にきたという感じがしますな。

 さて温泉へ入りに行きましょう。お風呂は新館にあり、本館からはまあまあ歩くのですよ。廊下を渡り本館に入ると、木造からRC造の建物にきたという違いがよくわかります。

 こちらは朝食会場ですな。

 浴場は左右に分かれていて男女入れ替えです。右側には貸切の家族風呂もありましたよ。

 こちらは右側のお風呂です。誰もいなくて貸切状態でしたな。

 エス氏は松之山温泉の湯がかなりお気に入りでして。凌雲閣の湯はちょうどいい湯加減でつい長風呂してしまいました。湯は濁っていて、けっこうしょっぱいです。熱くなくても身体はポカポカですぞ。

 こちらは左側のお風呂。Go To トラベルが一時停止になったタイミングで来たものですから旅館はガラガラで、お風呂はいつも一人で入れました。

 浴室は左側の方が広いですね。

 家族風呂は予約不要で空いていればいつでも使えます。脱衣所の内側から鍵をかけて貸切にしますよ。

 あまり広くはないので、どうせ誰もいないなら大浴場の方が快適ですな。

 風呂上がりには新潟限定のビール風味爽快ニシテを喉に流し込みます。ルームサービスで風味爽快ニシテが飲めるのは嬉しいですな。

 夕食は新館の大広間で食べました。このスタイル久しぶりかも。そして他の宿泊客がそこそこいることを知りました。

 食事はけっこう美味しかったですね。ボリューム的にも多すぎるということもなくちょうどいい塩梅でしたわ。

 お酒は「越後で候」という銘柄を飲みましたが、甘口で飲みやすかったですな。ちなみに最初に飲むお酒は事前に注文しておきました。他の客と同じタイミングで食事がスタートするので、その場で注文すると出てくるのが遅れる場合があるとか。

 けんちん汁って久しぶりに食べた気がします。

 こちらはきのこの鍋。エス氏はきのこがけっこう好きなんですよ。

 鰤の柚子味噌焼き。これは酒の肴に最高でしたな。

 天ぷらって旅館の定番ですが、これはという天ぷらはそうそうありませんが、こちらの天ぷらはまあまあイケました。

 ご飯と鯉こく。さすが新潟、松之山産のコシヒカリは美味しかったです。

 続いて朝食会場での朝ごはん。

 定番の品が並びますね。

 やはりご飯の美味しさは抜群です。

 面白いのがお鍋。蓋に器がついていて、中に入っているタレを温めているのでした。

 お鍋の中身は湯豆腐。これも美味しかったですな。

 食後は雪景色を見ながらコーヒーを飲んでおりましたが、通常エス氏はこのタイミングで便意を催しており、リラックスしてコーヒーを飲んでいる風を装いつつ一刻も早くトイレに駆け込みたい衝動を抑えているのです。余談ですがこの画像の場所は後日雪が降りすぎたというTweetでバズってましたね。

 凌雲閣は豪雪地帯にありますが、近くのスキー場は松之山温泉スキー場など小ぶりなところが多いかと。パウダー狙いで行くにはオススメですな。凌雲閣もそれほど高くありませんし、比較的予約も取りやすい宿です。本館は趣があってなかなかいい感じですし、食事も悪くありません。温泉は素晴らしいですね。スノーボードをしに遠くまで来たなあという旅気分に浸れる宿ですぞ。ちなみに女の子と泊まるなら近くの玉城屋の方が喜ばれるかも。おっさん同士なら凌雲閣ですな。

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2 件のコメント

  • こんにちは。いつも興味深い記事ありがとうございます。今回の凌雲閣さん気になりますね。温泉もそうですが、きのこ鍋に食いつきました。「越後で候」があるのでしたら地酒も色々ありそうな。
    玉城屋さんとは、違う趣きで良いですね。
    次の温泉旅館の記事も期待しています!

    • 凌雲閣はお酒が充実していましたな。
      まあお酒なら玉城屋かなとは思いますが。
      それぞれ雰囲気が違う宿なので、泊まり比べてみるのも楽しいと思いますよ(^^)

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