19/20シーズンモデル試乗 AMICSS AGGRESSOR 157

19/20シーズンモデル試乗　AMICSS　AGGRESSOR 157

　みなさんこんにちは。エス氏です。2019.4.14は丸沼高原スキー場で開催されたヴィクトリアの試乗祭に参加してきました。今回はAMICSS　AGGRESSOR 157の試乗レビューです。

18/19シーズン　丸沼高原スキー場【ヴィクトリア2019-2020モデル　スノーボード試乗会】の様子

2019年6月12日

　試乗はまずコバルトコースを滑ってから第3リフトに乗り、ローズコースを滑って会場に戻るというルートでした。通常はリフト1本で試乗するエス氏にしては長く試乗していますね。特にこの板はすっかり気に入ってしまい、何本も乗りましたぞ。

AMICSS

　アミックスは16/17シーズンからスタートした青森のブルーモリスのブランドですね。アミックスの板はすべてハンドメイドで作られているそうです。超高性能のプレミアムボードでエス氏大注目のブランドですわ。

AGGRESSOR

　アグレッサーはハンマーヘッドのカービングボードですな。ハンマーヘッドの板にしては軽く感じました。思ったよりはしならせやすかったのですが、まあそれでも硬めのフレックスではあります。柔らかいビンディングとブーツで試乗したのですが、同じアミックスのDNAやDNA Tiよりは比較的乗りやすかったです。と言うよりもエス氏の足回りでもメチャクチャ気持ちよく滑れました。

　とにかく扱いやすい板でした。見た目の厳つさからは想像できないほど回しやすかったですね。ハンマーヘッドなのでターン中のエッジグリップの良さは抜群で安定感もあります。振動吸収性はさすがにDNA Tiの方が上だと感じましたが。サイドカーブが深めなので板を立てると容易に深回りができ、カービングが上手くなったように感じられて超マジ楽しかったです。クイックレスポンスで操作がシビアな部分もありますが、壁でも板を回しやすく、ギャップで飛んでみると意外なほど飛びやすかったりとフリースタイル的な乗り方もイケそうでした。グラトリしたら逆エッジで吹っ飛びましたけど。

　コブにも入ってみましたが、エス氏の腕前では滑りやすいとまでは言えないものの十分滑ることができました。アグレッサーはハンマーヘッドのカービングボードなのでカービング性能が抜群なのは当然としても、エス氏としてはフリーライディングが普通に楽しめそうだというのが気に入りましたね。

　せっかくなので161cmにも乗ってみました。長くなる分重くはなりますが、安定感は増しますね。それでいて扱いやすさやターンのしやすさが変わらないのが嬉しいところです。コブに入るとさすがにちと引っかかる感じがしましたが、まあこれはエス氏の腕前のせいかと。

　アグレッサーはとにかく楽しく滑れる板でした。エス氏が1本の板にこれほど長く試乗したことはないのですが、あまりにも楽しくてずっと滑っていたかったです。何がそんなに楽しかったのかと言えば、そこはやはりカービングなんでしょうね。エス氏は別にカービング大好きおじさんというわけでもありませんが、超高性能な板に乗るとこんなにも楽しく気持ちよく滑れるなんて感動的ですわ。エス氏の場合はスピードを出して縦に滑ると言うよりは深回りをして遠心力を感じる方が好きなのですが、そんな乗り方にピタリとハマる板でした。せっかくなら1シーズンメインボードとして乗ってみたいと思い、フリースタイル的な乗り方やコブも試してみたのですが、十分オールラウンドに楽しめそうな感じです。あとはパウダーで試してみたいものですな。

　アグレッサーのインパクトは凄まじく、エス氏がこれまでに試乗した数百本の板の中でも歴代No.1の最高評価です。元々はDNA Tiを買うつもりだったのですが、エス氏にはアグレッサーの方が合うようです。てなわけで、19/20シーズンの板はアグレッサーの157に決めました。カラーは限定のホワイトエディションもあったのですが、黄ばんだら嫌だなと思いブルーにしましたよ。高価な板ですがそれだけの価値は確実にありますね。ぜひ試乗会で乗ってみてほしいですわ。