ジェームズ・ボンドとスノーボードHow to ビデオ

ジェームズ・ボンドとスノーボードHow to ビデオ

 みなさんこんにちは。エス氏です。何度か007の映画を見たことがあるのですが、主人公のジェームズ・ボンドは実に女性にモテますね。美女と会話をし、見つめ合ったと思ったら、次のシーンではもうベッドの中です。
 こういう展開はドラマなんかでもよく見ますが、間がカットされ過ぎで驚きます。

007

 この後のシーンではもう・・・。

 そこに至るまでにどのようなプロセスを経たのか、実に気になります。ボンドは美女をスイートルームに誘い、ホテルの受付でカギをもらい、エレベーターに乗って部屋まで行き、ルームサービスでシャンパンとか頼んで・・・という過程が実際にはあるはずだと思うんですよね。その間彼はいったいどのように美女に接し、どのような会話をしているのでしょうか。

 もちろんそんなプロセスは映画的にはカットされて当然ですが、現実の我々にはそのプロセスはカット出来ないのです。まあ我々の場合はジェームズ・ボンドとは比較にならないほど地味な展開なわけですけど。

 映画はやむを得ないとしても、プロセスをしっかり見せて欲しいと思うのがスノーボードのHow to ビデオです。エス氏もグラトリの練習をするためにHow to ビデオを見たりするわけですが、どうも007に例えるといきなりベッドシーンに入っているように思うんですよね。

 How to ビデオの場合、プロスノーボーダーさんがお手本を見せ、その技のやり方を解説するという展開が一般的だと思います。それを見て出来るようになる方もいるでしょうが、エス氏のように出来ないヤツもいるわけです。もう少し詳しく解説して欲しいなと思うわけですよ。

ワンエイティー

 この解説で出来ない人もいるわけです・・・。

 スノーボードを初めてやる人が最初に目指すのは、まあ連続ターンでしょう。エス氏の場合右も左も分からずに、自己流で転びまくって散々痛い思いをしてターンをおぼえましたが、これは実に無駄な努力でした。素直にインストラクターに習うべきでしたね。

 スノーボードスクールに入れば、初心者さんにも分かりやすく安全に、横滑りや木の葉落としといった練習をしてからターンの練習に入るわけですね。いきなりターンの練習なんてしません。横滑りなどの技術をしっかりとおぼえるからこそ、ターンが出来るようになるわけです。横滑りも出来ない人にいきなりターンを教えても出来るわけがありません。

 ところがグラトリHow to ビデオの場合、いきなりターンを教えるような内容になっていると。これはジェームズ・ボンドがいきなりベッドに入っているようなものだと思うわけです。

 プロが自分たちはこうやって技をやっていると解説するのがHow to ビデオですけど、これではターン出来ない初心者さんにターンのやり方を教えているのと同じなのかなーと思います。初心者さんにまず必要なのは、ターンするための前提条件となる横滑りや木の葉落としの練習なはずです。

 ターンの練習に入る前に横滑りや木の葉落としを練習するように、ある技をマスターするまで必要なプロセスがあるだろうと。How to ビデオではどのレベルの人が見ているか分からないからかも知れませんが、横滑りや木の葉落としはマスターしているものと想定してターンを教えているように思います。
 エス氏が知りたいのはまさに横滑りや木の葉落としに相当する部分なんですけどね。ボンドがベッドに入る前に何をしているのかが知りたいのです。

 ビデオを見てすぐに技が出来るようになる人は、おそらく横滑り相当の技術が見についていたのでしょう。エス氏の様に出来ない人には、まずは横滑りを教えて欲しいのです。
 エス氏もそれほどたくさんのビデオを見たわけではないのですが、目標とする技術をおぼえる前の過程段階を解説しているビデオはほとんどありませんでした。

 エス氏もはじめてグラトリに挑戦する女の子に教えたりすることもあります。スピンなら最初はフロントサイドの180°から教えますね。
 簡単に手順を説明すると、いきなり180°回すのではなく、ターンの最後に90°回すところからはじめます。慣れてきたら少しずつジャンプするタイミングを早くしていけば、180°に近くなって行きます。これならあまり失敗して痛い思いをすることもなく、比較的安全に180°が出来るようになります。
 How to ビデオの180°でこの様なプロセスを解説しているものは見たことがありませんが、あったら親切なビデオだと思います。

 エス氏が自分で動画を作ろうかとも思いましたが、残念ながらそれほどのレベルでもありません。まあ初歩的なものなら作れますが、モデルをどうしようか悩むところです。エス氏ブログには基本的に女性しか登場しないものですから。この設定いらなかったかな〜。

 最近ではグラトリレッスンをやっているスノーボードスクールも増えてる様なので、この手のプロセス、つまりノウハウはインストラクターさんが蓄積していそうです。誰か分かりやすい動画を作ってようつべにうpしてくれないものでしょうか。

 こう書くとインストラクターさんの中には、「そんなことしたらレッスン受ける人減るし、何でノウハウをタダで公開しなきゃいけないんだよw」とか思う方もいるかも知れません。ネットでググれば、スノーボードに限らず大抵のものは無料でノウハウが公開されているんですけどね。
 エス氏もブログ作成でググりまくったわけですが、ホントに様々な知識が公開されていて助かります。便利な世の中なんですよ。

 例えばエス氏がお金を払ってレッスンを受けたとすると、プロであるインストラクターさんは一生懸命教えてくれるはずです。その後上達したエス氏がそのノウハウをブログにうpしたらどうでしょうか。インストラクターさんのノウハウを盗んで公開するのはあまり難しく無いと思うんですけど。
 だったらノウハウに自信のあるインストラクターさんは、誰かに公開される前にさっさとノウハウを公開しちゃえばいいと思いますけどね。みんなが公開してからじゃもう価値無いですし。

 レッスン記事や動画には限界があり、実際のインストラクターのレッスンには決して敵わないでしょう。つまりノウハウを公開してもインストラクターの存在価値はなくならないと思うんですよね。逆に動画に負けるレッスンじゃマズイでしょう、いくらなんでも。

 インターネットがこれだけ広まっているわけですから、スノーボード技術のノウハウなんて遅かれ早かれ無料で共有される日がくるんじやないかと。誰か一人経験値の高いインストラクターさんがブログ等で詳細にノウハウを公開するだけで、かなりの知識が共有化されてしまうでしょう。

 実際にはインストラクターさんが運営しているサイトもありますけど、知識や技術は出し惜しみしているように思われます。人気サイトになるネタがあるのにもったいないですなあ。
 レッスン記事や動画には限界があると書きましたが、現時点ではその限界にまだまだ達していないように思います。これからもっと気の利いた無料動画が増えるとありがたいですけど。

 というわけで、どなたか早いとこエス氏が上達するようなHow to グラトリ動画を作ってようつべにうpしてくれないものでしょうか。横滑りや木の葉落としだったり、ボンドがベッドに入る前のプロセスが見たいものです。

わんわん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です