みなさんこんにちは。エス氏です。2024/12/28〜2025/1/4までイタリアに滑りに行ってきましたよ。最高すぎる1日目と2日目でしたが、2024/12/31大晦日の3日目もまた最高すぎましたぞ。この日は初日と同じくAlpe Lusia / San Pellegrino/アルプ・ルシア/サン・ペレグリーノというエリアで滑りました。長いのでアルプ・ルシアと略します。
Alpe Lusia / San Pellegrino/アルプ・ルシア/サン・ペレグリーノ

この日の朝食は宿のすぐ近くにあるパン屋さんでパンを買って食べることに。オープンの7:00に合わせて訪れましたが、オープン前から数人が並んでおりましたな。エス氏は朝からパンを食べる習慣が全く無いのですが、日本でもパン屋さんてこんなに朝早くから営業しているのでしょうか。

朝っぱらからすごい品揃え。何を食べようか迷ってしまいますね。どれもこれも美味そうに見えましたわ。

よくわからんのでクロワッサンとかにしてみました。ゆで卵、ハム、ヨーグルトにコーヒー。十分すぎる朝食ですね。朝から買い物に行っただけのことはあり、パンはとても美味しかったですぞ。ちなみに日本では旅館に好んで泊まるエス氏ですが、朝食を和食か洋食か選べる場合は洋食を選びがちでして。朝から食べる洋食は結構好きなんです。

この日はゲレンデまで車で10分もかからない距離だったので、のんびり8:30頃にモエナの宿を出ました。ゲレンデが近いって素晴らしいですね。なおスキーヤーのチカさんは2日目に転倒して頭を打ったので、この日は大事をとってお休みでした。せっかくだからといって無理を押して滑らない辺りに大人の判断力を感じましたな。

この日の地図はこちら。赤マルのモエナからすぐ近くの「S」が駐車場となり、青枠の部分を滑りました。初日もアルプ・ルシアを滑りましたが、今回とは別のエリアでしたね。

ゴンドラ山麓駅に入りエスカレーターで下に降りるとすぐにゴンドラ乗り場がありました。

標高1,370mから一気に2,200mまで上がると、スカッと爽やかな青空が広がっていました。本当に今回のイタリアトリップは天気に恵まれましたのう。気温的にも寒くはなく実に快適でしたわ。この記事のTOP画像はここで撮影したものですよ。

滑り出しは緩やかな連絡コース。スキーヤーが圧倒的に多いので問題ないのでしょう。

よく締まって素晴らしいコンディションのバーンでした。1本目から気持ちよく滑れましたね。

広く長く滑りやすいコース。AMICSSのDNA Tiに乗ってきて本当に良かったです。

みんないきなり最高の斜面にテンションが上がったのかガンガン滑っていましたぞ。ちなみに視界の端の方で調子に乗った赤パンがグラトリやってクラッシュしたのが見えましたな。そういえばイタリアでグラトリしているスノーボーダーはマジで1人も見かけませんでしたのう。

コース脇にはキッズ向けっぽいパークがありました。フランスで経験したところによるとヨーロッパのキッズパークはメチャクチャ面白いんですよね。

初っ端から気持ち良すぎ&コース長すぎでいきなり燃え尽きそうになりましたが、楽しすぎて抑えが聞きませんでしたね。この日もサクッと上がる感じになりそうな予感。

ようやくリフトの乗り場に到着。同じところから左右に2つのリフトが架かって降りました。左のリフトに乗ると滑り出したところに戻ってしまうので、右のリフトに乗りましたよ。

長いリフトでしたね。青い空に飛行機雲がよく見えました。天気がいいからでしょうか、イタリア滞在中に飛行機雲は頻繁に見かけましたな。

幅が狭く斜面変化の多いコースでしたが雪質と圧雪が最高すぎていい気持ちで滑れました。天気も景色も全てが最高でした。

ゴンドラ降り場が見えてきました。ゲレンデマップ上は44と45のゴンドラになりますが、これは1つのゴンドラで中間駅があるということで同じゴンドラです。以降、この日はこのゴンドラを回しておりましたよ。

こちらがゴンドラの中間駅です。1本目は素通りしましたが、ここには重要なコースがあることを後に知ることになります。

中間駅からこの日のマップの「B」まで降りるコースの気持ち良さはイタリアトリップでも最高だったと言えるでしょう。滑りやすい斜度に良く締まった圧雪バーンはまさにカービングに最適だったと思います。唯一アルペンボードで参加していたイトチンさんも最高の滑りをしていましたね。あまりにも気持ち良すぎてエス氏も写真撮影が疎かになってしまいましたわ。

長い長いコースが終わり、ここばがマップの「B」地点です。ここで休憩をすることになりますが、最高すぎてレジャー勢のエス氏たちも流石にまだまだ滑りましたよ。グラトリで転けた赤パンは懲りたのかいつものようにハイスピードで滑っていましたし、イタリアが初参加のRYOちゃんも他のメンバーに負けじと速いペースで滑っておりましたな。いつもなら調子に乗っているはずのうんこマンは初日にやらかしてから大人しくしていた…とこの時は思っていたんですけどね。

ゴンドラ乗り場はまあまあ混んでいましたが、それほど並ばずに乗れたと思います。

先ほど通り過ぎたゴンドラ降り場付近ですが、よく見るとパークがありました。エス氏は安全第一なのでもちろんスルーですが、こういうところでチャレンジ精神を見せるのがさんおつ。おいおい大丈夫かよ…。

パークをスルーして普通に気持ち良く滑った他のメンバー。ゴンドラ中間駅で集合したところ、先ほど通り過ぎた際には気が付かなかったコースがありました。それはなんとソリ専用のコースで、中間駅から山麓駅までかなりの距離の専用コースがあるようでした。JM曰くイタリアのソリは体験するべきとか。うーん、中間駅から山麓駅まで相当の距離がありますけど、ここをソリで滑るの?面白そうじゃないですか!こりゃやるしかないですね。

ゲレンデを下まで降り、みんなでチケット売り場の下にあるソリのレンタルショップに向かいました。余談ですがこの辺りでエス氏の板、AMICSSのDNATiを見た現地のスノーボーダーに声をかけられました。「お前の板はカービングの板だな。オレはyoutubeで日本のカービング動画を見ているんだ」と言われて見せられた動画はなるほど、誰かは知りませんが日本人のスノーボーダーがオフトレとして紹介している様子のトレーニング動画でした。イタリアで滑っていて日本人的なカービングをするスノーボーダーを全く見かけないとは思っていましたが、一部にはマインドが伝わっているようでうれしくなりましたのう。まあエス氏は特にカービング系スノーボーダーというわけでもありませんが。

レンタルショップの前にはソリの操作方法が貼られておりましたよ。なるほど、ソリの操作見切ったわ。なんて簡単に考えていた時期がエス氏にもありました。

レンタルショップでメンバー全員のソリをJMが借りてくれようとしたところ…。さんおつが「スマホがない」と言い出すではありませんか。どうやら先ほど1人で滑ったパークで転けて落としたのではないかと。やれやれ…初日に続いてやらかしてくれますなあ。

さんおつは慌てて1人パークに戻ってスマホを探すことになり、それ以外のメンバーはソリで遊ぶことに。さんおつや、スマホは見つからんと思うが頑張って探しておくれ。

ソリを持ってゴンドラに乗り、中間駅で降りました。自前のカッコいいソリを持っている人も結構いましたね。経験者のJMを先頭に、準備が出来た人からスタート。

ソリの専用コースの入口です。ワクワクしましたね。

カービングでギュインギュインに曲がるつもりでいたのですが、これが思った以上に難しく、全然ソリを曲げることが出来ませんでしたよ。JMは流石に慣れたものでしたが、エス氏を含め初体験組は全員苦戦していました。

少しずつ慣れてくるとスピード感もあって実に楽しいですね。コース内にはそれなりの人数が滑っているので、速い人に追い抜かれたり遅い人を追い抜いたりしているうちに徐々にソリをコントロールできるようになってきました。長いと思ったコースも楽しくてあっという間でしたな。苦戦した人は1回で辞めてしまいましたが、エス氏はゴンドラに乗ってもう一度滑ってきましたよ。日本のソリもこのくらいのコースと道具で滑れると楽しいと思うんですけどねえ。

エス氏たちがソリ遊びを満喫している頃、さんおつはスマホが見つけることが出来ずにおりました。ゴンドラ山麓駅の前にあるチケット売り場でさんおつと合流した際に、売り場の人に聞いたところ落とし物としてさんおつのスマホが届けられていることが判明。ラッキーですね〜。スマホはゴンドラ降り場に届いていたようなので、ゴンドラに乗って取りに行き無事に回収。よかったよかった。

カービングにソリに大満足したところでスマホも見つかったことですし、ボンバることにしましょうか。

みんなに迷惑をかけて申し訳がない、というさんおつのおごりでボンバルディーノに加えてホットワインも飲みましたよ。実のところエス氏たちはソリ遊びをしていただけで何ひとつ迷惑など被っていないのですが、「まったくさんおつには困ったものだ!」という態度で遠慮なくご馳走になっておきました。ホットワイン美味いですね。

ちょうどお昼頃だったのですが、すっかり満足してしまったのでこの日もサクッと上がることに。ゴンドラとリフトを乗り継いで、朝イチに乗ったゴンドラの降り場まで戻ってきましたよ。エス氏としては当然最後はゴンドラに乗って下山するつもりだったのですが…。JM、さんおつ、赤パンが上級コースを滑って降りるというではありませんか。ええ…ゴンドラで降りる気満々だったのに…。

下山コースはかなりの急斜面という認識でしたが、序盤は普通に滑れる斜面でしたな。

ゴンドラの中間駅が見えてきました。どうやら急斜面が待ち構えているのはこの先のようですね。

上級コースは斜度は急だし捻れているしで難しいコースでしたのう。しかも結構長いという。

JMは簡単そうに滑り降りて行きますが、エス氏は疲れてきてフラフラになりながら降りてきましたよ。赤パンとさんおつも後からついてきます。思えばこの急斜面を滑っているエス氏、JM、赤パン、さんおつの4人はオーストリアから始まった海外トリップの初期メンバーですね。

ようやくゴンドラ山麓駅まで降りてきました。やはりゴンドラで降りればよかったとも思いましたが、たまには難しいコースも滑っておかないと本当に滑れなくなってしまいそうですからね。頑張って良かったですわ。

すぐにモエナの宿に戻り、ランチはイトチンさんが持ってきてくれたサッポロ一番。ラーメンを食べるのに適した器がなく、つけ麺スタイルでいただきましたよ。さらに昨日のカレーを作った際に残ったご飯でJMがチャーハンを作ってくれました。元はイマイチなご飯でしたがチャーハンの方は美味しかったですね。

お昼寝してから午後はモエナの町を散策し、お土産などを選んで過ごしましたよ。

夜はチカさんが持ってきてくれたシャンパンで乾杯。ベランダで冷やしていたところ直射日光がガンガンに当たっていて大丈夫かと思いましたが美味しく飲めましたぞ。

続いてはいつもお買い物をするスーパーで一番高い赤ワインのレオナルド・ダ・ヴィンチ。これも良かったですな。

そしてこの日は大晦日。海外トリップは毎回年越しそばを食べるのが定番。これが美味いんですわ。赤パンが持ってきた安曇野のわさびがまた実に良く。…あれ、そういえば海外トリップでは毎回さんおつのお誕生日会もあるのですが、書くのすっかり忘れてましたね。一応祝ったような気はしています。

デザートはこの日休んでいたチカさんが買ってきてくれたアプフェルシュトゥルーデル。アプフェルシュトゥルーデルと言われてもさっぱりわからなかったのですが、オーストリアやドイツの方のお菓子のようですね。ドロミテの辺りはオーストリアに近いのですが、イタリアでもオーストリア側にしかない食べ物だという感じのことをJMが話していたような。
てなわけで最高に楽しく滑れた大晦日でした。さんおつのスマホは見つからないだろうな〜と思っていましたが発見されて良かったですわ。日本とは時差があるので夕方くらいにはあけおめメッセージが届いたりもしてましたが、我々は疲れもあってカウントダウン前にサクッと寝ておりました。まあ素晴らしい年越しになりましたな。
さて次はイタリア4日目でドロミテの最終日。エス氏にアクシデント発生ですがなんとかなりましたよ。次回もお楽しみに。
記事アップありがとうございます。
イタリアではソリのコースがあり、滑り方も発達しているとは面白いですね。
日本でも岐阜の白鳥高原等でソリ専用の長いコースはありますが、ソリ自体もイタリアにあるような高度な滑り方ができるソリが導入されるといいですね。
ホットカクテルも種類が豊富そうでうらやましそうです。
SNSでスキー場での飲酒の是非をめぐって喧々諤々しているのが馬鹿らしく見えてしまいます。
ソリ専用コースは長くて楽しめました!
説明書きにあるようなカービングなんかは全然出来ませんでしたけどね。
上手な人ならものすごいスピードで滑れるのでしょう(^^)
SNSでスキー場での飲酒の話題ありましたね〜。
私は普段は車の運転もあるのでゲレンデでお酒は飲みませんが、ドロミテではゲレンデ内のレストランにワインセラーがあって高級ワインも置かれているくらいなので、飲んで当たり前な雰囲気はありましたね。