【HATAGO井仙】雪国ガストロノミーのフルコースは食べた方がいいかと

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回は新潟県の越後湯沢にある宿、HATAGO井仙をご紹介しますよ。越後湯沢駅前というスキー、スノーボードの宿としてとても便利な立地ですが、それ以上にエス氏が評価するのは食事ですね。雪国ガストロノミーとやらはマジで美味かったですわ。

HATAGO井仙

 HATAGO井仙は本当に越後湯沢駅の目の前にあります。エス氏は基本的にマイカーで旅をしますが、新幹線で越後湯沢まで滑りに来るという方にも便利な立地かと。

 1階にはんまやというお土産やさんにカフェも併設されていますよ。2階のレストランむらんごっつぉは宿泊者以外にも利用可能。泊まらなくても訪れる価値が十分にあるのがHATAGO井仙ですな。

 宿の前は駐車場となっています。

 奥にはEVの充電スタンドがありました。それはいいのですが、何やらヘドロのようなものが駐車スペースに流れ出しているのは如何なものかと。臭いんですけど。

 そこそこの料金の宿ですが、特に誰かが出迎えて荷物を運んでくれる、ということはありませんでした。

 旅籠というだけあり昔ながらの日本の建物という感じですな。

 玄関の脇には乾燥室がありました。HATAGO井仙ではスキー・スノーボード道具のレンタルもできるので、この宿を拠点に湯沢周辺のゲレンデを滑れるわけです。駅前ですし、かなり利便性は高いですよね。

 靴を下駄箱に入れて館内へ。

 フロントの右側は1階のお土産屋さんやカフェと繋がっています。

 フロントの奥にあるロビーでチェックインを済ませました。館内では荷物を運んでもらえましたぞ。

 ロビーではコーヒーを飲んだり新聞を読んだりもできますよ。

 お部屋に案内してもらいます。館内は全て畳敷きでした。

 建物は5階建てで、客室は3階と4階です。5階はお風呂ですね。エス氏のお部屋は3階でしたよ。

 「吟」というお部屋に泊まりました。

 扉を開けて室内へ。正面が居室で右側が水回りです。

 居室に入ると予想以上に狭いですのう。冷蔵庫の上にTVが置いてあるものの、このスペースでどうくつろげばいいのかは不明ですわ。

 お酒のミニボトルも置いてありましたな。

 ベッドルームは広いですね。

 ベッドの脇にはテーブルがあり、お饅頭と地元の情報誌が置かれていました。このスペースが何気に快適でしたな。地元の情報誌もなかなか面白かったですし、饅頭も美味しかったですぞ。

 クローゼットはもう少しスペースが欲しかったですのう。まあウェアは乾燥室に干しておけばよかったのかもしれませんが、正直面倒ですわ。

 浴衣の他に作務衣が選べるのはいいですね。浴衣好きのエス氏ではありますが、作務衣の方が動きやすんですよね。着崩れしないのも楽ですし。

 洗面台も狭いですが、まあ問題ないかと。

 トイレは悪くないですね。

 お部屋で一息ついたところで、お風呂へ行きましょう。5階がお風呂ですね。休憩スペースもありましたよ。

 自販機の横にはアイスディスペンサーもありましたな。

 男女のお風呂に入れ替えはありませんでした。

 棚で脱衣場と洗面を区切っており、実際の広さよりも狭く感じましたな。まあ十分ですが。

 お風呂はもちろん温泉ですが、無色透明でやや匂いがするくらいと、まあ普通という印象。窓の外は越後湯沢駅ですね。

 洗い場で使う椅子と桶が浴場の脇に積んであるのですが、この椅子の重いこと。100年くらい余裕で使えそうな重厚感でしたわ。

 風呂上がりにはお部屋でビールを飲みました。ルームサービスのメニューは特に置いてないのですが、内線で頼めばあれこれ持ってきてくれますぞ。

 食事は2階のレストランむらんごっつぉへ。

 レストランは宿泊しなくても利用できるので、外部からの出入り口もありました。

 レストランはなかなかオシャレな感じでしたよ。まあエス氏は作務衣なわけですが。

 夕食は雪国ガストロノミーのフルコースです。ガストロノミーってなんだよ、と思った方はWikipediaを参考にどうぞ。

ガストロノミー Wikipedia

 さて前菜は雪下人参、銀葉草、菜の花、たけのこ、生麩。おじさんになるとこういうのほんとウマイんですわ。

 新潟といえば日本酒が有名ですからね。せっかくなのでHATAGO井仙のオリジナルという無濾過生原酒を飲みましたが、これはメチャ美味いですね。1階のお土産屋でも売っているということで、当然ながら買って帰りましたぞ。

 山菜の玉子蒸し。山菜って素晴らしいですよね。

 こちらはほうぼうという魚のポン酢和え。ほうぼうは初めて食べましたがとても美味しいですな。

 春キャベツと越の鶏酒蒸し。越の鶏というのは新潟のブランド鶏のようですな。

 笹寿司はいささかイメージと違いましたが、味は文句なし。

 鰆の竜田揚げ。紅白のみぞれソースで見た目も美しいですね。

 雪室で熟成させたA5ランクのにいがた和牛のロースト。メチャクチャ美味そうに見えるかもしれませんが、ここまでの全ての料理が美味しくて、これくらいではもう驚かなくなっているんですよね。

 そんなエス氏が美味すぎて驚いたのが締めのご飯。あちらこちらで美味しいご飯を食べてきたつもりですが、ここが一番かも。さすがは新潟ですのう。

 デザートは桜のパンナコッタとブルーベリーの焼き菓子。いやあ、実に素晴らし夕食でしたな。

 続いて朝食。のた芋、冷奴、切り干し大根。エス氏も切り干し大根が美味しい年頃になりましたなぁ。

 こちらは新潟の郷土料理できりあえというものだそうで。ふりかけのようにご飯にかけて食べましたよ。

 手作り納豆、煮物、卵焼きに焼き鮭、漬物。最高じゃないですか。煮物のところには麩が入っているのですが、一瞬豚の角煮に見えてしまいまして。なんだよ麩かよと思ったのですが、食べたら美味すぎてビビりました。麩ってこんなに美味しかったかしら。

 こちらも郷土料理で、のっぺというそうですな。具沢山でなかなかよいものですのう。

 そしてご飯。普段は白米を控え気味にしているエス氏ですが、ここでは自分を抑えることができませんでした。うめぇ。。

 デザートとコーヒー。代わりに黒豆茶も選べましたが、エス氏はコーヒー大好きおじさんでして。

 チェックアウトする前にお土産屋さんのんまやにも寄りましたよ。外に出なくてもフロントの脇からお店に入れます。

 プリンが好物のエス氏としては温泉プリンに興味津々でしたが、ご飯を食べ過ぎてしまったので自重。

 夕食の際に飲んだ日本酒は確実にゲットせねば。支払いは部屋につけることができるのは便利でしたな。

 ワインも買って帰りましたけど、これもなかなか良かったですね。んまやはエス氏の定番スポットになるかもです。

 HATAGO井仙はなんといっても食事が美味いです。エス氏もあちこちの旅館やホテルに泊まっていますが、ここはガチですね。ただし食事以外はそれほどでもないかと。料金の割に部屋は狭いですし。スノーボードの拠点としては越後湯沢駅前という立地は抜群で、マイカーなしでも利用しやすいこととは思いますが、それにしても宿泊施設としてはいささか割高に感じますのう。温泉も普通ですし。

 オーベルジュのような、宿泊施設つきのレストラン程度に考えておけば過度に期待しなくてもいいかもしれませんね。食事については文句無しに美味いので、他の宿に泊まって食事だけで利用するというてもあるかと。HATAGO井仙でエス氏が魅力と感じたレストランのむらんごっつぉやお土産屋のんまやは宿泊しなくても利用できますし。もう一度泊まりたいかといわれると微妙ですが、食事は絶対したいです。

 とりあえず雪国ガストロノミーは食べてみた方がいいと思いますよ。姉妹館のryugonも気になっているんですよね。

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2 件のコメント

  • 長年の疑問が解消されました。
    皆知ってるけど泊まったという話はまるで聞かない謎の宿。
    中はそんなことになっていたのですね。高いんだろうなとは思ってましたが。
    新幹線日帰りツアーで湯沢に通っていた頃、ここの軒下でバス待ちしたのが懐かしいです。

    • あら、有名な宿だったんですか?
      旅館としてよりもレストランやお土産屋としての方が魅力的かもしれませんな。
      今度はレストランを利用しに行きたいものです。

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