みなさんこんにちは。エス氏です。今回は長野県の浅間温泉にある宿、菊之湯をご紹介しますよ。こちらは口コミの評判が非常にいい宿なんですよね。老舗旅館の雰囲気が良かったですな。まあ泊まってみて思うところもありましたが。
予約したプランは「≪シニアや食の細い方向け≫本格懐石料理をボリュームダウン!【信州花めぐり】」で料金は3名1室利用で1人35,200円(税込)でした。お部屋は「【1室のみの特別室】8畳+7.5畳/ 檜風呂の温泉・中庭付」です。ちなみに実際には割引だったりポイントを使って予約していたりしますぞ。
長野県の真ん中辺りにある松本市は、長野県のあちらこちらに移動しやすいのですが、一方でどこのスキー場にもあまり近くないんですよね。あさひプライムスキー場や聖高原スキー場が車で約0:45と最も近いのですが、まああまり滑りに行く人はいないかなと。富士見パノラマまでも1:00かかるんですよね。白馬方面では爺ガ岳スキー場も約1:00、白樺湖方面ではロイヤルヒルが約1:10、菅平高原が約1:30という距離感で、どこもまあまあ距離があります。スノーボードトリップには便利なようでそうでもないのが松本ですかね。その割に好んで泊まっておりますが。
菊之湯はお隣に和泉荘という背の高い旅館があるので初見だとわかりにくいかもしれませんが、よく見ると大きな切妻屋根の建物があります。木造旅館でなかなか渋いですね。
通りを挟んだ向かい側が駐車場になっております。車を駐めるとすぐにスタッフが出てきて荷物を運んでくれましたよ。
館内に入ると天井が高くて広々としたロビーでしたな。フロントでチェックインの手続きを済ませます。菊之湯は総部屋数12室で、チェックインは15:00から、チェックアウトは10:00までとなっておりますよ。
チェックインを済ませ、お部屋に案内してもらいました。
お部屋は1階の特別室で、大浴場にも近いのが嬉しいですね。ちなみに部屋の前には世界の小澤のサインが飾ってありました。
お部屋の入り口は広めでしたな。
特別室は二間つづきとなっており、こちらが8畳のお部屋です。
隣は7.5畳でアンティークの家具が置かれていました。
クローゼットは広めで良かったです。
入口の脇には冷蔵庫がありました。奥がトイレと洗面所。
トイレはいささか狭く感じましたのう。
洗面所もそれほど広くはありません。
お部屋には源泉掛け流しの檜風呂が付いています。露天風呂ではありませんが、お部屋に温泉があるのはやはり嬉しいですね。
荷解きを済ませたところでお茶を飲んで一休み。温泉まんじゅうはなかなか美味でしたな。お部屋は快適でしたが、Wi-Fiが貧弱なのは改善して欲しいですかね。あとは鍵が1本だけだったので、これも2本欲しかったです。
大浴場は菊風呂と紅風呂の2つがあり、男女入れ替え制となっています。初めは紅風呂が男性用となっておりましたよ。脱衣所はそれほど広くありませんが、まあ規模的には十分なサイズなのかと。
まずは身体を洗って内風呂に浸かりました。先客がひとりいて、話しかけてくれましたよ。なんでもすぐ近くに住んでいるという地元民で、奥さんのお誕生日に身体を休めてもらおうと宿を取ったのだとか。いい話じゃないですか。地元でも評判のいい宿ということですが、近所なので泊まるのは初めてだそうです。いい話でしたが湯は普通という印象。
露天風呂の方が湯が温めでエス氏的にはちょうど良かったですね。
風呂上がりにはルームサービスでビールを注文しました。この日は諏訪湖一周16kmを歩いてきた後だったので、温泉で汗を流してからのビールは沁みましたね。窓の外は中庭になっているのもいいですな。
夕食の時間は18:00からでした。1階の食事処は個室というわけではありませんでしたが、他のお客さんの席とは少し離れていたので個室っぽい感じではありました。
エス氏はダイエット中、同行の女性2名もあまり食べない方なので、食事は少なめのプランにしたのですが、それでも十分すぎるほどの量でしたな。以下お料理の写真です。
お酒は九郎右衛門を飲みました。日本酒は一合ずつしかなく、ボトルも欲しかったですね。ワインは塩尻のもの、と書かれているものの銘柄は不明。少々物足りなさを感じましたのう。
黒毛和牛は大根おろしをつけて食べるととても美味しかったですね。
お料理自体は美味しくて特に不満はないものの、提供されるスピードが遅すぎましたのう。少なめプランだったのでどうにか完食できました。
お部屋に戻ると布団が敷かれており、諏訪湖一周の疲れもあってか朝までぐっすりでした。
翌朝はお風呂が男女入れ替わっていたので、今度は菊風呂に入りましたよ。脱衣所はこちらの方が広いですね。
脱衣所には絵が飾られており、見ると菊之湯は「漫画家の絵本の会」の常宿だそうです。手塚治虫、やなせたかし、柳原良平などがメンバーだったようですね。すげえ。
菊風呂は内湯だけなのですが広々としていていいですね。菊の形をしているのは大理石のようです。
お風呂の後は朝ごはん。美味しくて不満はないのですが、これといった特徴もなく感じられましたな。
菊之湯は評判がいい宿ということで、まあわからなくもないのですが、エス氏としては正直物足りないですかね。明治24年に創業した老舗旅館の趣や味わいもあるのでしょうが、令和の時代では競合に比べてこれといった特徴が感じられませんでした。特別室で料金も高めでしたが、エス氏の感覚では28,000円が妥当というところでしょうかねえ。スタッフの対応は良かったので、後はWi-Fiをまともに使えるようにするとか、お酒のメニューにやる気出すとか、お料理を見直すなどすると印象が変わるんじゃないでしょうか。
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