スノーボード用携帯ツールとは
スノーボード用の携帯ツールについてご紹介します。
携帯ツールは、ゲレンデでビンディングの調整をするための道具です。ゲレンデにも、大抵何カ所かは工具が置いてある場所がありますが、携帯ツールがあればどこでもビンディングの調整が可能です。
ビンディングの調整はなかなかデリケートな作業になりますので、一度ではうまく調整出来ない場合もあります。滑っている最中に違和感を感じたら、何度でも、自分の感覚にうまくマッチするまで調整しましょう。
スノーボードの初心者の方の場合は、ビンディングがうまくセッティングされているかどうか、判断がつかない場合もあるかと思います。よく分からないから、調整なんていちいちやらないよ、という方もいるでしょう。それで不具合を感じなければ、わざわざ工具を持ち歩いてまで面倒な調整などしなくてもいい、ともいえます。どうしても調整が必要ならば、工具を借りればいいのですから。パトロールセンター、スノーボードスクール、レンタルショップなどに行けば、確実に工具は置いてあると思いますし、ゲレンデ内でもセンターハウス前、リフト乗り場、リフト降り場などに工具と台が設置してある場合もあります。
では携帯ツールは携帯しなくていいのでしょうか?早まってはいけません。携帯ツールにはもう一つのより重要な役割があります。それは、緩んでしまったビンディングのネジを、締め直すことです。
スノーボードの板とビンディングを繋いでいるネジは、滑っているうちに少しずつ緩んできます。きちんと締めてあれば、一日滑ったくらいでは緩みませんが、定期的にネジの緩みはチェックしたいところです。ネジが緩んでぐらついたビンディングでは、まともに滑ることが出来ず、非常に危険です。ブーツを固定しているストラップも、ネジで固定されていますので、使っているうちに次第に緩んできます。こちらも定期的にチェックが必要でしょう。
滑っている最中や、ビンディングの装着時にネジの緩みに気がついたら、危険ですのですぐに締め直しましょう。その時に、携帯ツールがあれば安心です。その場でネジを締め直すことが出来ます。携帯ツールが無ければ、工具があるところまで移動しなければなりません。工具を置いていある場所が、すぐ近くならいいのですが、離れた場所まで移動しなければならないとすると、困ったことになります。
携帯用ツールは持っていなくても滑れますが、あれば安心の、保険のようなものです。いつか、持っていてよかった!と思う時が来るでしょう。
私は初心者の方と滑る機会が多かったものですから、常に携帯ツールを持ち歩いていました。何度も役に立ちましたが、自分のために使ったことはほとんどありません。一番多いパターンは、レンタルの板に付いているビンディングのネジが緩むことです。初心者に雑に扱われ、メンテナンスもろくにされず、レンタル用品は酷使されていることが多いのです。レンタルの道具を使う場合は、必ず滑走前にネジの緩みをチェックしたいですね。レンタルの道具はガタがきていることが多いので、一日滑っただけでネジが緩んだりもしますので、注意してください。
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