みなさんこんにちは。エス氏です。フランストリップ4日目、2020/1/2はエス氏思い出のゲレンデ、TIGNES/ティーニュで滑りましたよ。前回はヴァル・クラレまで移動し、地下ケーブルカーに乗って標高3,000mの世界へ。そして標高3,456mのグラン・モットまでゴンドラで上がりましたね。今回はグラン・モットから滑り降りるところからはじまります。
今回のマップはこちら。
【START】ゴンドラを降りてからはコースまで少し歩きます。なんせ標高が高いもので、歩くだけでも息が切れます。
20年前はもっと雪と氷の量が多かったんですけどね。
山頂を見上げるとあと少しではあるんですよ、LA GRANDE MOTTE/グラン・モットの頂上まで。エス氏はとても登れる気はしませんが、滑った跡はありますね。
さあ懐かしいglacierコースを滑りましょう。見渡す限り雪山という、エス氏が知る限りでは一番の超絶景コースですわ。素晴らしすぎるぅ。
そういえば20年前はこのコースでワールドカップ(アルペンスキー)が開催されたのもいい思い出です。本場ヨーロッパのワールドカップは日本とは別次元の盛り上がりでしたのう。当時のチャンピオンはヘルマン・マイヤーで、彼の滑りを生で見ることができたのは幸運でしたね。
コースの斜度がなんとなくわかるでしょうか。絶景に目を奪われがちですが、コースはまあまあ手強いのです。
glacierコースから左側のrimayeコースの方へ移動します。右の方へ行くとleisseというコースがあり、そこもよく滑っていたのですが、時間がないので滑れなかったということは前回も述べた通りです。
そのleisseコースには思い出がありまして。コースの雪が剝がれ落ち、その下にある氷河が露出している部分があったのですが、おそらく大昔から解けずにいるのでしょう。とても透明で、驚くほどの硬さでした。当時のツレであるスキーヤーのベジがストックでその氷を何度も突いてみましたが、傷一つつけることはできませんでした。もちろんエッジなんてかからないので、ターン中にその氷の上を滑る際はなるべくフラットで抜けるように気を使いましたな。横滑りならイケるかなと試してみましたが、氷の上では立ち上がることすらできませんでした。恐るべし氷河、まさにアイスバーン。以来20年、これを超えるアイスバーンはお目にかかったことがありません。
rimayeコースから見える岩も印象的だったので覚えていました。日本のゲレンデしか知らなかったエス氏は、ゲレンデの景色といえば雪と木だったのですが、ティーニュでは雪と氷と岩で、木なんてどこにも生えていないんですよね。
さて、木の生えていないコースを滑ってVAL CLARET/ヴァル・クラレまで降りますよ。ここ20年前にも滑りましたが、まあ長いコースでして。下の方に街が見えますが、あれはおそらくTIGNES 2100ではないかと。
rimayeコースは幅が広く滑りやすい斜度で、かっ飛ばして滑るには最高のコースですな。ついついスピードを出して滑りたくなるのですが、すぐに疲れてしまうのでほどほどに。コースは長いわ空気は薄いわ大変なんですよ。
この辺りからはrimayeコースになります(たぶん)。岩は目印になっていいですの。じゃああの岩までね、みたいに集合場所に便利な気もしますが、なんせデカイので、近くに見えても以外と遠かったりして使い勝手は悪いような。
下まで降りるfaceコース。日陰に入ると雪が硬くなりますね。コース脇にあるのは人工降雪機ですが、このロングコースのどのぐらいの部分をカバーできるのでしょうか。
ようやくヴァル・クラレが見えてきましたよ。見えてからがまた長いんですけどね。
滑って滑って、かなり街が近づいてきました。体力的にもけっこうきつかったですが、もう一踏ん張りです。
コースを振り返るとこんな感じです。ヴァル・クラレからリフトを乗り継いでも地下ケーブルカーの山頂駅まで上がることもできますよ。
グラン・モットの上からヴァル・クラレまで、標高差約1,300mくらいを一気に滑り降りてきました。素晴らしいロングコースでしたが、なんせ距離が長くて疲れましたわい。20年前はこのコースを回したりしていたのでそこそこ体力があったんですけどね。
【1】やっとの思いでヴァル・クラレにたどり着きました。
20年前はTIGNES 2100からシャトルバスに乗ってヴァル・クラレまで移動していたんですよね。歩くとけっこう遠いのです。
さあ、ついに念願のTICHOTリフトに乗ります。20年前は雪がなくて動いていなかったリフトですね。この先がどうなっているのかようやくわかる日がきましたぞ。
さらばヴァル・クラレ。またいつか訪れる日がくるでしょうか。
【2】下からは見えませんでしたが、上がってくるとけっこう広いエリアですな。
少し移動し、さらにGRATTALUリフトに乗り継ぎます。
GRATTALUリフトからはパークも見えましたね。こんな広いエリアだったなんて20年前は想像もしていませんでした。ゲレンデマップを見ればコースが乗っているわけですが、エス氏がマップを見るようになったのは実は最近のことでして。それもブログを書く都合からという理由で。当時もマップは持っていましたが、いつもグラン・モットのあたりを滑っていたのでほとんど見ていなかったと思います。うーん。
非圧雪のエリアも広大です。雪が降ったら楽しいに決まっている斜面ですが、幸いなことにフランス滞在中は晴天続きでして。
【3】GRATTALUリフトを降りると、見慣れぬメカが。JMに聞くと、セルフでビーコンのチェックができる機械だそうです(って言っていたような気がします)。コース外に出るならちゃんと準備をしろということですな。
lacコースを滑って移動です。午後になって多少斜面が荒れてきていましたな。
パークもありましたが、ラ・プラーニュの子供やエス氏でも楽しめるやつとは違い、割とガチな感じでしたな。当然スルー。
lacコースはGRATTALUリフト沿いではなく、脇に逸れていきますよ。次なる目的地にたどり着くのは次回となりますが。
コース脇の非圧雪斜面がすごいですね。左に見えるのが先ほどのGRATTALUリフトなのでアクセスも容易。降ったら楽しそうですのう。
奥に見えるのはヴァル・クラレですかね。もうヴァル・クラレまでは降りませんけど。
遠くに次のリフトが見えてきました。ゲレンデが広いと移動するのも一苦労ですわ。まあそれが面白いのですが。
【4】今回乗る最後のGRAND HUITリフトです。正面のデカイ岩山に向かって登っていくのですが、その下あたりの斜面にトラックがたくさんついているんですよね…。みんなすごいところを滑るんですのう。
【GOAL】GRAND HUITリフトを降りたところで今回は終了です。青い空に浮かぶ正面の岩山はなかなかの迫力でしたね。思えばグラン・モットの山頂からずいぶん滑りましたな。
さて今回は超絶景のグラン・モットから降り、エス氏も滑ったことがないエリアに足を踏み入れました。次回は20年前に一度は行ってみたいと思いつつも叶わなかった、ティーニュの名所を訪れますよ。お楽しみに。
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