みなさんこんにちは。エス氏です。21/22シーズン最大のトリップである「東北トリップ2」はエス氏ブログ史上でも最大となる8泊9日の旅となりました。大雪の予報もあり、無事に帰ってこられるかどうか大いに心配もしましたが、どうにか帰ってこられました。夏頃から計画を立て、9月にはすべての宿を予約するというかなり先走ったプランでしたが、エス氏的には練りに練ったプランのつもりでした。とはいえ夏の暑い時期にクーラーの効いた部屋で立てた机上の空論。東北の厳しい現実の前に、己の考えの甘さを思い知りましたのう。まあなんだかんだ楽しいトリップになりましたけど。
個別の記事は順次更新してこのまとめ記事に追加していく予定ですぞ。エス氏の当初プランも記載しておりますので、理想と現実の差を見てもらえればと思います。
トリップ概要
前回の東北トリップは、東北6県のうち宮城を除く5県で滑る7泊8日の旅でした。東北にはオフシーズンに百名山を登る旅もしておりますね。
今回の東北トリップ2では青森、岩手、秋田の北東北を滑ることを目的にしておりましたよ。首都圏から滑りに行くにはこの3県はかなり遠いものでして。南東北の宮城、山形、福島はまだ行ける距離なんですけどね。年末年始の休みを利用したトリップということで、普段は遠すぎて行けない北東北、特に青森のゲレンデを滑りたかったのです。
過去最大の8泊9日の日程で、小規模なゲレンデははしごして計15ヶ所のスキー場で滑るというプランだったのですが、完全に机上の空論でしたな。出発前には年末年始に大雪が降るという予報もあり、そもそも行って帰ってこられるのか、という心配もありました。東北の道路事情には明るくないので、高速道路や一般道の積雪がどの程度か、移動時間はどのくらいか、通行止になったりするのか、その場合の迂回路はどうすればいいのか、などなど不安要素は多かったのですよ。
結果的には無事に帰ってこられましたけど。宿は変更できませんが、滑るゲレンデは臨機応変に変更し、どうにか楽しんで滑ることができました。予定通りの日程で滑ったのは9日のうち2日だけでしたけどね。
2021/12/25(土)1日目
初日は一気に岩手までの長距離移動。鉛温泉に宿を予約したエス氏はまず国見平スキー場で滑り、移動して宿の目の前にある鉛温泉スキー場も滑るといういきなりのゲレンデはしごプラン。さて現実は。
2021/12/26(日)2日目
鉛温泉の宿から秋田まで移動。途中たざわ湖スキー場で滑るプランでした。
2021/12/27(月)3日目
太平山スキー場オーパスで滑り、なまはげで有名な秋田県男鹿半島の宿に泊まるプラン。スノーボードトリップで男鹿半島に泊まる愚か者はエス氏だけでしょうね。初回の洗濯の予定もありました。
2021/12/28(火)4日目
秋田県の男鹿半島から日本海面した道路を通っていよいよ青森県へ移動。その前に森吉山で滑るというプランでしたが、秋田や青森の人からするとかなり意味不明なプランなのではないでしょうか。出発前は大雪やらで国道が通れなくなったらどうなるのかしらという不安が一番大きかった日程でもありました。
2021/12/29(水)5日目
今回のトリップのメインは青森県のゲレンデを滑ること。この日は宿の近くの青森スプリングスキーリゾートで滑るという比較的のんびりなスケジュールのはずだったんですよね、計画では。
2021/12/30(木)6日目
予定では3ヶ所のゲレンデをはしごするという、けっこうタイトなスケジュールとなる日でした。なぜそんなことができると思ったのか、今となってはわかりません。2回目の洗濯の予定もありました。
2021/12/31(金)7日目
前回の東北トリップでは八甲田山で滑るというのが大きな目的の一つになっていました。今回は釜伏山スキー場まで行って滑ってくるというのが大きな目的でして。ついでに他に2つのスキー場もはしごしようかと。そんなふうに考えていた時期がエス氏にもありました。
2022/1/1(土)8日目
お正月は青森側から八甲田山にアクセスしてみようかと。ついでに近くにあるモヤヒルズというゲレンデも滑っておこうかしら。この日は青森から岩手まで移動です。
2022/1/2(日)9日目
いよいよ最終日。有名なビッグゲレンデ安比高原を滑り倒しますよ〜。なんてつもりは特になく。安比から自宅まで約600kmの移動が待っているかと思うと、いつものようにサクッと上がる他ないですかねぇ。
東北トリップ2を振り返って
東北トリップ2を項目ごとに振り返ってみます。最後にアップデートします。
プランについて
プランは夏頃から考えておりました。ゲレンデのオープンについては前年を参考にし、年末年始にオープンしそうなゲレンデの中から滑りに行きたいゲレンデを選び、さらに泊まりたい宿との位置関係からあれこれ考えました。今回は首都圏方北上し、岩手から時計回りに秋田、青森、と回るプランにしましたが、逆に岩手、青森、秋田というプランも考えました。ともかく一番遠い青森のゲレンデをなるべく滑りたいという考えがあり、一番の目標は釜伏山スキー場だったのですが、いささかプランの練り方が甘く、実現には至りませんでした。これに懲りて次回からはもう少し現実的なプランを考えたいところですが、なかなか学習しないのがエス氏の特徴でもありますね。
移動について
8泊9日で2254.5kmを車移動しました。そのうち半分くらいは雪道だったのではないでしょうか。ブリヂストンのVRX3という新しいスタッドレスタイヤの安心感には助けられましたな。連日見知らぬ雪道の中を長距離移動していましたからね。この時の年末年始は大雪の予報で、車での移動が困難になる恐れがかなりマジでありました。何度も車で訪れている長野方面とは異なり、土地勘の無い東北エリアで予定していたルートが通行止になったらどうしようというのは正直かなり心配でしたね。幸い概ね予定通りの移動はできましたが。
プランの中心は青森をいかに滑るかということにあったので、青森で滑る期間を長めにとるために、首都圏から一気に岩手まで移動するという予定でした。初日は宮城で滑ることになりましたが、泊まりは岩手でしたしね。帰りも岩手の安比から一気に自宅まで帰るという強行軍でした。いささか無理がありましたな。
ゲレンデについて
8泊9日で10ヶ所のスキー場を滑りました。その全てが初めて滑るスキー場でしたな。1日にはしごしたのは岩木山百沢スキー場とそうまロマントピアスキー場のみです。当初のプランでは15ヶ所を滑ることになっていましたが。ハッキリ言って無謀でした。無理無理無理無理。
楽しく滑れたという思い出があるのはたざわ湖、森吉山阿仁、モヤヒルズの3ヶ所ですね。他のゲレンデもコンディション次第ではもっと楽しめたと思いますな。そういえば3ヶ所ともパウダーコンディションでしたな。
宿について
年末年始は宿の予約が難しくなるので、9月頃にはプランを固めて予約をしておりました。年末年始に滑れるであろうゲレンデ、移動ルートとの兼ね合い、宿の評判などなどあれこれ考えて厳選したつもりの宿でしたが、1ヶ所だけ失敗したところがありましたのう。その日は都忘れという宿に泊まりたかったのですが、スケジュール的にどうしても予約が取れなかったんですよね。1日スケジュールがズレると予約できたのですが。もし都忘れの予約が取れていたら、エス氏は凍えることも変色したフルーツを食べることもなく、さらには移動距離的にもずいぶん楽になったはず。いつかは泊まりに行ってみたいですね。
8泊した宿は(1ヶ所を除いて)どれも良い宿でしたが、特に良かったのは初日の「鉛温泉 心の刻 十三」、男鹿半島にある「海と入り陽の宿 帝水」、青森の寿司オーベルジュ「小さなお宿 南風館」、そして安比高原の近くにある「安比八幡平の食の宿 四季館彩冬」ですね。8泊のうち4泊が素晴らしい宿だっというのはエス氏があれこれ悩んで選んだ成果だと思っておりますぞ。
宿とは直接的に関係はないのですが、現地の人と会話をするのは主に宿くらいだったんですよね。宿の人との会話で違和感があったのは、標準語を話すつもりの首都圏人的に言わせると、過去形で話してる?ということです。現在進行形の話をしているのに、どうも過去形の表現が出てくるなと。使い慣れていない表現なので例示が難しいのですが、例えば(適切な例文かは自信ありませんが)標準語では「雨が降ってきましたね」というところを「雨が降ってましたね」というような。え、今の話ですよね?なんで過去形?という違和感がかなりありました。東北ではよくある表現なのでしょうか。
食事について
食事は日本海の海の幸を中心として美味しいものが食べられましたな。アワビ、カニ、エビなどなど。前沢牛なども良かったですね。一部残念なところもありましたが、概ね満足でしたわ。お酒もあれこれ飲みましたが、地酒は日本酒がメインで、あまりワインは印象にありませんのう。
温泉について
温泉は宿泊施設のお風呂に入っただけですが、かなり満足度は高かったです。特に印象に残っているのは3ヶ所。彩冬の露天風呂は完璧でしたし、山の手ホテルの湯はヌルヌルでした。不老ふ死温泉は有名な海辺の露天風呂には入れませんでしたが大浴場の湯も素晴らしかったですね。過去の東北トリップでは酸ヶ湯温泉や岳温泉などが素晴らしかったと思いますが、今回のトリップでも楽しめましたわ。
費用について
8泊9日の旅でかかった費用が合計で約28万円です。そのうち宿泊費が約17万円、交通費は約3万円でした。1日あたりのコストは3万円を超えており、コスパでいえば酷い有様ですが、本人的には楽しい旅だったので大満足ですぞ。節約しようと思えばいくらでも節約できる気はしますね。
まとめ
このまとめ記事は東北トリップの記事を更新するたびにアップデートしていきますが、まとめを除いて17記事を更新予定となるので、シーズンが終わってからのんびり書こうかなと思っておりますよ。次のトリップが始まるまでに初日だけは更新できるかもしれませんのう。
上記のようなことを書いてから半年以上経ってからこの記事が完成するとは思っていませんでした。ガバガバのプランや大雪に悩まされましたが、結果的にはそれらも含めて退屈しない楽しいトリップでした。やはり無事に帰ってこられたのが大きいですね。出発前は本気で大雪の被害を心配しておりましたので。不安はありつつも出発した甲斐はありましたぞ。ナマハゲマウントの結果はイマイチ納得いきませんが、いつかケリをつけたいと思います。
冬2回、夏1回の東北トリップを実施したエス氏ですが、東北地方は厳しくも魅力的なエリアかなと。青森まではなかなか足を伸ばせませんが、機会があれば次のトリップを計画したいですね。
さて、東北トリップ2の次は21/22シーズン初回のエス氏ツアーとなります。ユーロ安曇野ベースを拠点として白馬あたりを滑る予定ですぞ。北東北までの移動距離を考えると白馬なんて近いもんだという気がしてくるから不思議ですな。次回もお楽しみに。
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