24/25シーズンモデル試乗 AMICSS RCV 162

みなさんこんにちは。エス氏です。2024/3/16は長野県の八千穂高原スキー場で開催されたAMICSSの試乗会に参加してきました。今回はRCV 162の試乗レビューです。アルペンスノーボードについてははじめたばかりで経験が浅いので、あれこれ乗ってみて比較したこともないのですが、まあ参考程度に。

23/24シーズン滑走日記23日目 八千穂高原スキー場【AMICSS試乗会】

2024年5月24日

AMICSS/アミックス

アミックスは青森のメーカー、ブルーモリスのブランドで、16/17シーズンからスタートしました。アルペンスノーボードのワールドカップで活躍しているアミックスの板は、すべてハンドメイドで作られています。カービングの入門モデルから超高性能のプレミアムボードまでラインナップしていますよ。性能に対して非常にリーズナブルな価格設定の良心的なメーカーだと思いますな。

AMICSS

RCV

アミックスのアルペンボードは4モデルありますが、その中でRCVはどのような位置付けのモデルなんでしょう。凄そうな方から順に並べるとWORLD CUP Factory Model、WORLD CUP、RCV、DMTとなるわけですが、WORLD CUPと名の付くモデルはいかにもレース用という感じですよね。DMTはエス氏のような初心者にも優しい板でした。するとRCVというのは、WORLD CUPほどガチでもなく、それでいてDMTより高性能で上級者でも満足できるという、これに乗っておけば間違いない的なモデルなのではないでしょうか。

実際RCVになるとDMTにはないチタナールや新開発のトップシートなどが使われており、フリースタイルモデルならDNA TiやAGGRESSORと同じような超高性能モデルという雰囲気がスペックからして漂ってきますな。ちょっとアルペン初心者のエス氏には敷居が高そうな気もしますが、借り物の板を卒業して自分で板を買う場合は恐らくRCVになると思いますので、今のうちにどんなもんだか試乗しておこうと思ったわけですわ。

RCVに乗ってすぐに思い浮かべたのはDNA Tiですね。来期24/25モデルではなく旧モデルのDNA Tiですが。圧倒的な安定感と振動吸収性能。メチャクチャスピード出せそうです。一方でこれもDNA Tiと同じく縦に落ちていくようなターン弧で、エス氏の技術レベルでは自在にターンするのは難しく感じられました。

イメージとしては、時速400kmで走れるパワーがある車という感じでしょうか(そんなの乗ったことありませんけど)。ものすごいポテンシャルを感じるものの、エス氏のそんなスピードで車を走らせる技術がないように、RCVを操れるレベルにはまだまだ達しておりませんでしたな。RCVからは「もっとスピード出せるよ〜」というパワーを感じましたが、そのスピードにエス氏がついていけないという。

普通に滑っているつもりがいつの間にかスピードが出ていて驚くのですが、板の安心感が凄すぎてスピード感が鈍るんですよね。ボード・ビンディング・ブーツを通して感じられる雪面の情報がバグっているといいますか、DMTでは感じていた凹凸が消え去ってキレイにグルーミングされたバーンになったかのように錯覚するほど。ついつい調子に乗りそうになりますが、いやいやこのスピードで滑るのはエス氏にはちょっとヤバイんじゃないかな、と冷静になると怖くなってきたりもします。

てなわけで、まだまだしばらくはDMTで練習しようと思ったエス氏でした。扱いやすさという点ではやはりDMTの方が庶民に優しいと思いますからね。現状ではRCVの性能の片鱗に軽く触れたという程度でしょうか。次に試乗する際にはもう少しRCVの性能を引き出せるようにレベルアップしたいものです。

スノーボード用品試乗レポート 一覧

2012年10月12日

2 件のコメント

  • さすがオリンピック選手やワールドカップ選手たちが使用するボードですね。もはや、国産最強では収まらないとスキー場でお会いしたガチアルペンレーサーさまたちも話してましたよ!実際、前の北京オリンピックで男子決勝に進出した選手達が使用していたボードは4ブランドのみ…その1つがAMICSSだとか…やはりそのレベルで戦う技術がフリースタイルモデルにも反映されているのでしょうね。

    • やはりこの性能は世界レベルですよね(^^)
      そんな超高性能ボードがリーズナブルに手に入るんだからホント幸せですわ。
      スノーボードはもうアミックス一択で幸せになれると思ってます!

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