スノーボードの滑り方LV3 木の葉落とし

スノーボードの滑り方LV3 木の葉落とし

 みなさんこんにちは。エス氏です。昨夜は横浜でもすごい雪が降りました。こりゃあ間違いなく朝は電車が止まっているぞ、と期待したのですが、平常通り運転していました。意外と平気なもんですね。

 今回は木の葉落としのご紹介です。横滑りの状態から、左右に方向を変えながら滑る技術です。木の葉落としを覚えると、一応は自分の滑りたい方向に進むことが出来るようになります。これでゲレンデでの移動も楽になりますね。

板の向きを変える

木の葉1

 横滑りの状態から、まずは自分の進みたい方向をしっかりと見ます。進行方向に向けて少しずつ重心をずらしていきましょう。右方向に進みたい場合は右足に、左方向に進みたい場合は左足に重心を移します。
 重心が移ると、移った足に体重が乗ります。体重が乗った足は、体重が乗ってない足よりも重くなりますので、重い足の方が少しずつ下がって行きます。
 片側の足が下がりはじめると、板の向きが横向きから斜めになるので、少しずつ横方向に滑るようになります。

Point

木の葉2

 ポイントは重心の移動です。腰の位置を進行方向に移して行きましょう。腰を移しても、上半身が後ろに傾いていては重心が移りません。後傾にならないように、自分の進みたい方向をしっかりと見て、前足重心で身体ごと進んで行く意識を持って下さい。

木の葉3

 肩の位置を確認してみて下さい。進行方向側の肩が上がっていませんか?前の肩が上がり、後ろの方が下がっている状態は、後傾です。進行方向側の肩を下げてあげると、前足重心をキープしやすいと思います。

木の葉4

 進行方向に重心を移すということは、多少なりとも斜面の下に向かって身体を向けるという意識が必要になります。これは慣れるまではけっこう怖いことです。
 ですがビビって腰が引けてしまうと後傾になるので、板のコントロールが出来なくなり、結果、転倒します。転倒を免れるためには、板をコントロールする必要があります。板のコントロールをするために、最も合理的な方法は後傾にならないことだと思います。
 転ぶのが怖かったら、腰を引くのではなく、身体ごと前に出ましょう。それでもどうせ最初は転ぶのですから、合理的な方法を試してから転ぶ方が利口だといえますね。

板を横向きに戻す

 慣れないうちは、少し斜めに進んだら、すぐに板を横向きに戻しましょう。両足均等のバランスに戻すと、板も横向きに戻ります。
 あまり長い距離を斜めに進むと、横滑りよりもスピードが出てしまいますので、はじめのうちは少しずつ板の向きを左右に変えながら滑るくらいにしておきましょう。
 板を横向きに戻す時は、ゆっくりとおこなってください。斜めから一気に横向きに戻そうとすると、勢い余って反対方向まで板が回ってしまうことがあります。慣れるまでは急激な板の方向転換についていけないと思いますので、ゆっくりとした動作で、少しずつ板を動かして下さい。

今度は反対方向に

 板を横向きに戻したら、今度は反対方向の足に重心を移していきましょう。しっかりと視線を向けて下さい。
 この流れを繰り返すと、左右に方向を変えながら滑る木の葉落としになります。

スタンスについて

 横滑りは真っ直ぐに斜面を降りるだけでしたが、木の葉落としになると、レギュラーとグーフィーのスタンスの違いが出てきます。
 レギュラースタンスは、左足を前にして滑るスタンスなので、左側がノーズになります。基本的なスタンスは、ノーズに身体を向けやすくなっていますので、木の葉落としでも左側のノーズ方向には進みやすいといえます。
 逆に右側のテール方向には、スタンス的に身体を向け難いので、やや滑り難いと思います。
 グーフィースタンスの場合は、この逆になります。
 左右どちら側にも比較的滑りやすいダックスタンスというのもありますが、あまり初心者さんに薦められるものではありません。

 スタンスによって左右それぞれ滑りやすい方向と滑り難い方向がありますが、木の葉落としのレベルではそれほど気にすることはないでしょう。左右にフラフラ滑っているうちに、すぐに慣れてしまうと思いますよ。

おまとめ動画

 次回に続きます。

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