スノーボードの滑り方LV3 横滑り1

スノーボードの滑り方LV3 横滑り1

 みなさんこんにちは。エス氏です。この2年半で徐々に太り、気がつけば5kg増量です。雪が溶けたら、少しずつ減量したいですね。

 さて今回は横滑りのご紹介です。いよいよ両足を履いての滑り方です。
 本来なら横滑りの前に転び方の練習をやったりするのでしょうが、正直あまり転び方など教えたことはありません。転ぶときは、無様に転ぶのです。練習通りに転ぶことなどあまりないでしょう。
 オフシーズンに書くことが無くなったら、転び方のご紹介をしたいと思います。

横滑り

横滑り1-7

 横滑りとは、板を横向きにして斜面を滑り降りてくる技術です。スノーボードの最も基本的な滑り方となります。
 横滑りは斜面に対して板を横向きにするので、スピードが出難く、最も安定した滑りが可能な技術です。しっかりとマスターして下さい。
 バックサイドとフロントサイドの二通りありますが、最初はバックサイドの横滑りから練習します。正面を向いて滑りますが、バックサイドエッジを使って滑るので、バックサイドの横滑りといいます。

斜面に対して板を横向きにする

横滑り2

 板を履いたら、まずは斜面をしっかりと見て下さい。自分がが座っている位置からボールを転がしたと仮定して、そのボールが転がって行くラインを想定してみましょう。ボールが転がり落ちるラインを、フォールラインといいます。
 斜面は平坦ではなく、右に左に傾いていることもしばしまります。板を横向きにして立上がるためにも、フォールラインをしっかり把握しましょう。

立上がる

横滑り3

 板を横向きにしたら、立上がってみましょう。かかと側のエッジ、バッックサイドエッジをしっかりと雪面にかけます。つま先を持ち上げて、バックサイドエッジが雪面に食い込むようにしましょう。
 ゆっくりとバランスを取りながら立ち上がるのは難しいので、なるべく一気に立上がってしまいましょう。立上がってからバランスを取ります。
 立上がったら、その場で停止しているのは難しいので、とりあえず滑ってみましょう。止まるときは、しゃがみ込んで座ってしまえばOKです。

立てない場合は

 立てない原因はいくつか考えられます。

・板が横向きではない

 板が斜面に対して横向きになっていないと、上手く立上がれません。立上がろうとしても、谷側に傾いている方向に板が滑ってしまい、立上がる前に転んでしまうのです。
 斜面をしっかりと見極めて、板を横向きにしましょう。

・バックサイドエッジがかかっていない

 バックサイドエッジがしっかりと雪面にかかっていないと、上手く立上がることが出来ません。立上がろうとした時にエッジがかかっていないと、板が斜面を滑ってしまいます。足場がしっかりとしていないと、座った状態から立上がれないのです。
 つま先をしっかりと持ち上げて、バックサイドエッジを雪面に食い込ませましょう。足場を作ってから立上がるようにして下さい。
 片手でフロントサイドエッジを掴んで、引っ張るようにするとバックサイドエッジをかけやすいです。

・太っている

横滑り10

 太っている人は、お腹が邪魔をして立上がれない場合があります。立上がる時には膝を抱えるようにし、お尻と板を近づけるようにすると立ちやすいのですが、太っちょさんにはこの体勢が取れないのです。
 太っちょさんは、今後ご紹介するフロントサイドの横滑りから練習する方がやりやすいと思います。

立上がったら

 立上がることが出来たら、通常は板は谷側に向かって滑り出すと思いますが、エッジが雪面に食込んでいると、その場で停止したまま滑り出せない場合もあります。

横滑り4

 板が滑る場合の写真です。バックサイドエッジで雪の表面を削るように滑ります。フロントサイドエッジは雪面すれすれですね。フロントサイドエッジが雪面に引っかかると、逆エッジになり前方(谷側)に転倒します。

横滑り5

 板が滑らない場合の写真です。バックサイドエッジが雪面に食込んでいるため、板は斜面に停止しています。つま先を少し下げると滑り出しますが、下げ過ぎると逆エッジになるので注意して下さい。

滑り出したら

横滑り6

 顔を上げて、視線は進行方向へ向けます。足下を見ているとバランスが取り難いですよ。

横滑り1-7

 両腕を開いてバランスを取りましょう。腕を振り回すと上体がねじれてしまいます。上体がねじれると、板ねじれが伝わり、向きが変わってしまいます。板が横向きから斜め向きになってしまうと、バランスが取れなくなり転倒します。
 両腕を使ってバランスを取りますが、あまり振り回さないようにして下さい。

止まり方

横滑り8

 止まるときは、膝を曲げて腰を落とし、バックサイドエッジに力を入れます。雪面とエッジの抵抗が大きくなるので、ブレーキがかかって停止します。
 膝が伸びた棒立ちの状態では、バックサイドエッジを踏めません。膝を曲げないと足に力が入らないのです。膝を曲げて腰を落とすと、重心が下がるので安定感も増します。
 膝を曲げるためには、足首も動かす必要があります。膝を曲げて腰を落とすという動作をする際には、必ず足首も曲がっているはずです。膝が曲がり難いという方は、足首と一緒に曲げてみて下さい。

 膝を曲げて腰を落とすと、足に力が入りやすくなり、エッジを踏んでブレーキをかけられます。
 別の言い方をすると、膝を曲げて腰を落とすと、自然と足首が曲がります。足首が曲がると、つま先が持ち上げることになるので、バックサイドエッジが雪面に食込むことになりブレーキがかかります。

 横滑り2に続きます。

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