インナーウェア／アンダーウェア／ファーストレイヤー／ベースレイヤー

スノーボード用語集　インナーウェア／アンダーウェア／ファーストレイヤー／ベースレイヤー[Innerwear／Underwear／First Layer／Base Layer]　選び方

インナーウェア／アンダーウェア／ファーストレイヤー／ベースレイヤーとは？

　言い方はいろいろありますが、つまり下着のことですね。スノーボードは寒いところで楽しむものですから、快適に過ごすためには下着選びが思いの外重要だったりします。
　スノーボードはなかなかハードなスポーツなので、けっこう汗をかくわけですな。この汗で下着が濡れてしまうと、体を冷やす原因になってしまうのです。素早く汗を吸収して乾かす素材の下着であれば、ハードに動いた後でも身体をドライに保つことができるんですね。

素材のあれこれ

　スノーボードで使う下着の素材としては、速乾吸収性の他に保温性もある方がいいのでしょう。高機能な素材は各社からあれこれ出ておりますが、有名なのはユニクロのヒートテックでしょうか。いまいちみたいですけど。機能的にはミズノのブレスサーモが最強といわれているようですな。綿／コットン製の下着は濡れると乾きにくく、体を冷やしてしまいます。ウールや化繊の下着を選ぶべきでしょうね。
　とりあえずはアウトドアブランド等の商品を選んでおけば失敗はしないでしょう。エス氏はマムートとモンベルのシャツを着て滑っています。

　素材よりも生地の厚みに気をつけていますな。ゲレンデでは下着の上にミドルレイヤー、アウターウェアと重ね着をするので、エス氏としては下着の保温性はそれほど重視しておりません。保温性はミドルレイヤーで調節するので、下着は速乾吸収性を重視し、比較的薄いものを使うことが多いですかね。
　この辺りは人によって好みが違うと思いますので、寒がりの人は保温性がある厚手の下着を着るのもいいでしょう。

最初に買うべきもの

　下着はスノーボード用品の中でも最初に買い揃えるべきものの一つと考えます。下着は滑る際に常に着用するもので使用頻度が高く、快適性に与える影響が大きいからですな。価格はピンキリですが、シャツとタイツで合わせて1万円も出せば十分なものが買えるでしょう。安く済ませるならワークマンでも売ってますね。

　エス氏の好きなマムートのベースレイヤーはなかなか高価で、一番高いヤツはシャツのみで2万円を超えます。とりあえずそんな高価で高機能なものは不要だと思いますが、一度買うと長く使えるので、ゆとりのある方は奮発してもいいかもしれませんね。エス氏は20年近く前に買ったバートンのタイツをいまだに使っていますから。

選び方

　肌に触れる下着としてエス氏が使っているのは、シャツ、パンツ、ソックス、スポーツタイツです。このうちソックスとスポーツタイツは別の記事でご紹介します。

　上半身のシャツは長袖であまり厚手ではないミドルウェイトのものを着ています。ハイネックのジップタイプが使いやすいですかね。

　下半身はタイツの下にパンツを履いています。アウトドアブランドのトランクスやブリーフも履きますが、水着のサポーターが一番薄くて蒸れないようにも思いますな。

　パンツの上にはスポーツタイツを履いていますが、こちらは少々高いので、まずは普通のタイツでいいと思いますな。エス氏は寒い日にはスポーツタイツの上に普通のタイツを重ね着しています。
　プロテクターと一体型のタイツもありますが、エス氏としてはタイツとプロテクターは別々の方がいいと思いますね。詳しくはプロテクターの記事でご紹介します。

何着用意するべきか

　さて、これらの下着は何着買うべきでしょうか。日帰りがメインの方はそれぞれ1着ずつでいいでしょう。エス氏のように頻繁に泊まりで滑りに行くという場合は買い足してもいいかと。
　エス氏の場合は長袖シャツは2着、パンツは3着、タイツは1着です。一泊二日ならこれで十分ですが、たまに二泊以上する場合は同じシャツを2買い着たりもしていますねー。パンツは毎日変えてますけど。
　タイツは基本的にスポーツタイツを履いており、こちらはなかなか高価なので1着を続けて履いています。寒い場合は普通のタイツも重ね着しますが、これは直接肌に触れないので、1着で足りますね。理想を言えばスポーツタイツがもう1着欲しいですのう。

　まあ最初は1組買って、一泊の場合は二回着てもいいと思いますけど。高機能素材には臭いを抑える効果もあったりしますからね。おそらくバレないと思いますぞ。