スノーボードの滑り方LV4 連続ターン8 荷重と抜重

 みなさんこんにちは。エス氏です。すっかり終わった気でいた連続ターン記事の続きです…。
 どうにか連続ターンが出来るようになったら次に練習していただきたいのが、今回ご紹介する荷重と抜重動作です。板の上で上下に動くことによって、今まで以上に板をコントロールしやすくなりますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

荷重と抜重

 荷重とは板に体重を乗せることで、抜重は板にかかる荷重を減らすことです。詳しくはリンク先の用語集を一読下さい。

スノーボード用語集
荷重
抜重

上下動

 荷重と抜重は動作としては膝の曲げ伸ばしによる、身体の上下の動きによって行います。このときの上下の動きのことを、そのまんまですが上下動といいます。

上下動による荷重抜重

 上下動を使うことによって、板にかかる重さをコントロール出来るようになると、今まで以上にメリハリのある動きを板に伝えられるので、板の操作が簡単になります。
 もちろんターンもやりやすくなるので、ぜひ身につけて欲しい技術ですな。

上下動の種類

 上下動には2種類あります。
1.立ち上り抜重&しゃがみ込み荷重の組み合わせは最もベーシックな上下動になります。
2.抱えこみ抜重&足伸ばし荷重はより高度な技術ですが、覚えると手強い斜面が楽に滑れたりします。
 その他にも上下動を行わずに、常に板に圧をかけながら滑るプレスターンという技術もあります。

 今回は基本となる1.の立ち上がり抜重&しゃがみ込み荷重をご説明します。

抜重荷重

立ち上り抜重

 荷重と抜重とを比べると、どうにも抜重が重要に思えます。上記の種類も、立ち上りや抱えこみといった抜重の仕方で区別しています。
 立ち上り抜重を使うと、低い姿勢から立ち上がることによって板にかかる荷重が減り、スムーズに板の方向を変えてターンすることが出来るようになります。

 バックサイドターンの時のエッジに注目してみましょう。
FSエッジ使い
 フロントサイドエッジに荷重している状態からターンをはじめます。

FSエッジ使い抜重

 立ち上り抜重を行っています。板はフラットに近づいていますが、まだ若干フロントサイドエッジがかかっています。
 ポイントは進行方向に向かって立上がっているところですね。真上ではなく進行方向、つまりこれから滑っていこうとしている斜面の下の方に向かって立上がる、ということです。上下動は横方向への捻りを加えた立体的な動きになります。

フラット状態

 どちらのエッジも使わないフラットな状態で、無駄な力は要りません。基本姿勢ですな。

BSエッジ使い

 最後はしゃがみ込み荷重でバックサイドエッジを使う、という流れになります。

 エッジを使うということは、エッジに力を入れて雪面に押しつけるということです。横滑りを思い返してみると、いつもエッジに力を入れて雪を削っていたはずです。
 このことは、エッジを使わないなら力を入れる必要が無いともいえるわけですね。
 抜重によって板から余計な力を抜き、また進行方向に向かって立ち上がることで、後傾を防ぎ板の真ん中のポジションをキープしやすくなります。この抜重動作に身体の捻りを加えることで、板をスムーズに回転させることが出来ます。

 ターンの練習で手強いのはフロントサイドですね。初めのうちはなかなかノーズを下に向けられません。原因はいくつかありますが、抜重動作を身につけるとスムーズにノーズを下に向けることが出来るようになります。

 フロントサイドターンが上手くできない人にありがちなパターンは、

1.ノーズを下に向けられない

2.バックサイドエッジをかけたまま板を回そうとするので回せない

3.ノーズが下を向く前にあせってフロントサイドエッジを踏んで逆エッジになる

4.板が回ってないのに身体だけ回しすぎて、後傾になって転ぶ

 この辺りが多いですかね。抜重しながら板を回す動きを覚えると、これらの症状は全て改善すると思います。

 荷重については、立ち上がって抜重するための準備として膝を曲げる、という程度の意識でよいかと。腰を落として重心を下げると、バランスも取りやすくなります。
 カービングターン等でスピードを出して滑るようになると、より大きな力でエッジを押さえる必要が生じるので、膝を曲げ、腰を落とし、しっかりと荷重して板を「踏む」ことが必要になります。
 ま、これはもう少し先の技術ですので、今の段階では抜重動作を意識してもらった方が分かりやすいと思いますな。
 同じ抜重動作でも、2cm立ち上がるよりは10cm立ち上がる方が板に動きが伝わりやすいです。自分で思ったよりも上下動は出来ていないものなので、なるべくオーバーアクション気味に抜重してあげましょう。

 それでは、上下動に注目しながら連続ターンのおまとめ動画をご覧下さい。

 マナゴン先生はしっかりと進行方向に向かって立ち上がっているのが分かると思います。
 膝を曲げた状態からまっすぐに立ち上がるのではなく、進行方向に向かって身体を回しながら立ち上がっていることを確認して下さい。

 初めのうちはお手本のような大きな上下動は出来ませんが、板の上で動ける範囲は広い方がいいので、少しずつでも構いませんので膝の曲げ伸ばしを意識してみて下さい。

[参考]
連続ターン1 練習の前に
荷重
抜重
基本姿勢

<<連続ターン7 自己流ターン   連続ターンまとめ>>

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