オフトレ 登山編 北横岳【北八ヶ岳ロープウェイ】

アウトドア派も悪くないかも。

 みなさんこんにちは。エス氏です。梅雨時ではありますが、2019年の山登り一発目は6/22〜23の1泊2日で北八ヶ岳の北横岳に登ってきましたよ。山登り自体は日帰りでしたが、諏訪湖でのんびり過ごしたので1泊になったというわけですな。今回のは山登りがメインなわけですが、後半はおまけで諏訪湖での様子もご紹介します。

 そもそも今回は美女2人とハイキングに行くことになったのが始まりです。エス氏はインドア派ではありますが、周りの人たちにはアウトドア派だとよく誤解されるんですよね。エス氏が山登りに行っていることを知った知人の美女が、ハイキングに行ってみたいと言い出しまして。その友人も誘って3人でハイキングに行くことになったわけですな。エス氏はアウトドア派だと言われると、インドア派だと訂正するのが常ですが、こういう展開になるのであればアウトドア派のふりをするのも悪くないですの。

 美女2人(Aさん、Bさん)はどちらもハイキングなどとは無縁の生活をしている方達です。エス氏のこれまでの経験に照らし合わせると、長野県の美ヶ原高原辺りを歩くのが初心者にも優しいのではないかと思われました。それにAさんは諏訪湖周辺に別宅があるというので、そこへ泊りがけで遊びに行くという計画だったもので、美ヶ原高原は場所的にもちょうど良いかなと。エス氏は百名山の一つである美ヶ原をすでにクリアしていますが、まあ足慣らしにのんびり歩くのにちょうどいいかなと。なんせ前回は駆け抜けてしまったものですから。

オフトレ 登山編 蓼科山・美ヶ原・霧ヶ峰 百名山4-6/100

2015年7月13日

 数ある百名山記事の中でも序盤に当たる美ヶ原編はアホすぎてエス氏のお気に入りです。

 そんなわけで美ヶ原へ行く計画だったのですが、当日は天気があまり良くない予報でして。リスケしてもよかったのですが、美女たちが思いの外乗り気だったので、どうにか実施したいと思い北横岳と入笠山を候補に加えることにしました。どちらも登ったことはありませんが、登りやすい山のようですし、諏訪湖にも近いですからね。さらにどちらもスキー場からアクセスするという点でスノーボードブログ的にもちょうどいいんじゃないかと。

 美ヶ原、北横岳、入笠山のどれも諏訪湖から近いのですが、それはつまり天気も似たようなものだったりするんですよね。一応当日の朝にも天気予報をチェックし、午前中は天気が保ちそうな北横岳にしたというわけです。結果的に美ヶ原と入笠山がどうなったのかはわかりませんけど。

 てなワケで美女2人と北横岳へ登ることとなったエス氏。この山へは18/19シーズンに花粉症に苦しみながら滑ったピラタス蓼科スノーリゾートからアクセス出来ます。冬は北八ヶ岳ロープウェイに乗ってゲレンデを滑ったワケですが、夏はトレッキングにも使えるというワケですな。ちなみに日本百名山に数えられているのは南八ヶ岳の方でして。今回登った北八ヶ岳では残念ながら百名山の登頂記録は増えないのです。まあ今回は美女をエスコートするのがメインですからね。

18/19シーズン31日目 ピラタス蓼科スノーリゾート【初 蓼科トリップ後半】

2019年4月19日

 早朝、それぞれ都心に住む美女2人をピックアップしたエス氏。中央道に乗って長野を目指します。思えばスノーボードシーズンが終了してからロングドライブしていませんでしたからね。2ヶ月ぶりとなるトリップに美女が2人もついてくるとは実に贅沢ですのう。

 中央道といえばもちろん談合坂SAで伝説のすた丼。都心で暮らす彼女たちは伝説のすた丼など食べたことがあるはずもなく、「何が伝説なの?すごいの?」と興味津々の様子。ただ単に伝説という名前なだけですけどね。今回は塩ダレすた丼というのを食べましたが、やはり普通のすた丼が一番でしょうか。まあまあ美味しかったですけどね。

 談合坂SAを後にして中央道を進みます。天気は悪く、富士山が見えないのが残念でしたね。諏訪南ICで降り、下道で蓼科方面へ走ります。蓼科トリップ以来ですな。

 8:30に北八ヶ岳ロープウェイの駐車場に到着しました。滑りに来た際には駐車場はかなり混んでいたのですが、この日はガラガラ。冬でも登山客が大勢いたので、もっと混んでいるかと思ったんですけどね。お天気があまり良くなかったからでしょうか。

北八ヶ岳ロープウェイ

 さてこの日のエス氏の装備は、登山靴・タイツ・短パン・スパッツ・長袖シャツ・ソフトシェルジャケット・帽子・サングラス・ザック・レインスーツでした。久しぶりだったのでストックは忘れてしまいましたな。食料は水2L・カップ麺・グミ・飴でした。片道1時間程度の登山なので、まあこのくらいで十分かなと。美女2人にも必要な装備は伝えておき、一緒にレインスーツを買いに行ったりもして。こーゆーのホント楽しいですよね。

 準備をしてからロープウェイの山麓駅へ。この日は8:20から20分間隔でロープウェイは運行していました。ロープウェイの料金は往復1,900円でしたぞ。エス氏たちは9:00に出発しましたよ。

 ロープウェイからは景色は見えませんでしたが、ゲレンデは見えましたぞ。ここはしらかばコースでしょうか。

 山頂駅を出ると、さすがに冬とはずいぶん様子が異なりますな。山頂駅の周辺は坪庭という自然園になっており、散策路を歩くと様々な高山植物が見られますぞ。山頂駅は風が強く、長袖シャツ一枚では寒かったのでジャケットを着ました。

 冬はこちら側がコースの入り口ですね。山頂駅には展望台もありますが、この日は何も見えませんでしたの。

 9:10頃山頂駅から出発しました。この辺りですでに標高2,240mと結構な高さですな。坪庭をぐるりと一回りすると山頂駅に戻ってこられるのですが、左側から時計回りに進むことに。途中に登山道の入り口があります。

 エス氏が前を歩くつもりだったのですが、なぜかどんどん先へ行く美女2人。坪庭は散策路が整備されているので歩きやすいのですよ。

 坪庭の様子です。歩道以外は立ち入り禁止ですぞ。天気が良ければもう少し雰囲気が良かったかもしれませんね。

 いつまでも美しい坪庭を。北横岳へ登るならそれなりに準備はした方がいいと思いますが、坪庭を歩くだけなら普段着でも十分でしたね。

 さてこちらが登山道の入り口になります。北横岳の山頂までは60分とあります。実のところ美女たち、特にBさんの体力次第では坪庭を歩くだけになるかもと思っていたのですが、結構イケそうだったので登ってみることに。当初は楽なハイキングを想定して美ヶ原へというプランだったのに、気がつけば一応登山ということになっていましたな。

 正面に見えているのが北横岳ですな。まあ60分で登れる比較的楽な山登りです。

 坪庭からは一旦下ってから登りになります。さすがに登山道は散策路ほど整備はされていませんね。

 冒険感のある橋ですね。Aさんは体力に余裕がありスタコラと先へ歩いて行きました。エス氏は主にBさんの後ろにくっついて歩いていましたね。

 山登りなので、このような登りも当然あります。ハイキングを楽しみにしていたハズのBさんはこの登りを想定していたのでしょうか。時々足を止めて休みながら登っていると、身体も温まりジャケットは不要になりましたな。

 10:00頃北横岳ヒュッテに到着しました。ここで一休み。山頂まではもう一息です。先頭をガンガン歩いていたAさんも意外に疲れているようで。ペース配分がまだわからないのでしょう。

 北横岳ヒュッテを過ぎると登りが続きますが、山頂までは大した距離ではありません。ちなみにAさんは長身でキツめの美人で、Bさんは小柄で可愛らしいタイプです。

 階段を登っていると視界が開けてきました。最後の登りはいささかキツかったのですが、ようやく山頂に到着です。

 10:15山頂到着。山頂は結構広くて休憩できるスペースがありましたね。どれ、カップラーメンでも食べて一休みしますか。

 と思っていたのですが、よく見ると北横岳南峰と書かれていますぞ。標高は2,471.6m。はて、確か北横岳は標高2,480mだったような。ここでようやく気がつきました。標高が高いのは北峰で、それはもう少し先にあるのだと。むむむ…ポーズまで決めて写真を撮ったというのに。

 もう一踏ん張り北峰へ向かいましたが、登りというよりはほぼ横移動で、南峰から5分程度の距離でしたぞ。

 10:20北横岳の北峰到着です。改めてポーズ。お腹がポッコリしているのが気になりますねぇ。

 これが山頂標識…。なんかこう、もっと盛り上がる感じにして欲しいものですなあ。

 北峰より南峰の方がスペースがあるので、引き返してからランチ休憩。ガスっていて景色が見えないので、楽しみといえばこれくらいしかありません。ちなみにエス氏は水をかなり多めに持ってきていたのですが、これは3人分のカップ麺を作るためです。唯一の楽しみであるカップ麺を食べていると、ポツリポツリと雨が落ちてきました。天気予報では午後から天気が崩れることになっていたのですが、予想よりも早く降り始めましたね。さすがに無視できないほど降ってきたので、急いでレインジャケットのみ着ました。Aさんは今回のために買ったモンベルのレインスーツを上下で着て、Bさんはゴルフで使っているレインコートを着ました。初級レベルの山でも雨対策は必須ですよね。

 余談ですが、Aさんは念のためにと買ったレインスーツをいきなり使うことになるとは思っていなかったようですが、ゴアテックスの装備の快適さを知り、山を降りてからも普段使いするようになったそうです。

 山頂でカップラーメンを食べるという山登りの楽しみの一つを邪魔されてしまい、食べ終わったらとっとと下山することにしました。ちょうど11:00頃でしたが、エス氏一行は比較的早く登り始め、Aさんがズンズン進んだおかげで降り始めも早かったと思います。

 登山道が濡れてきたので慎重に歩いていたのですが、AさんBさんはスタスタ降りていきます。登りでは何組か追い越しましたが、降りではより多くの登山者とすれ違いました。みなさんのんびりなんですね。

 登りでは気がつきませんでしたが、登山道の脇にはまだ残雪があったりもしましたね。この時期に天然雪が見られるとは、なんだか嬉しくなりますわ。

 降りの途中からは坪庭も見渡せましたよ。なんか緑、って感じでしかありませんが。奥にはロープウェイの山頂駅も見えます。この頃になると雨も上がっていたのでレインジャケットは脱ぎました。

 坪庭の散策路まで戻ってきました。右へ戻れば山頂駅ですが、せっかくなので左から時計回りで坪庭を一回りすることに。

 初級コースとはいえ山を登った後では坪庭の散策路なんてのはチョロいものですわ。AさんBさんは山登りでいささか疲れた様子ではありましたが、坪庭のお散歩だけではさすがに物足りなかったでしょうね。

 坪庭の散策路にはところどころに休憩スペースもありましたよ。体力に全く自信のない方でも歩けるかと。

 階段を降りると山頂駅まであと一息なのですが、ここで雨が降り始めました。しかも結構な勢いで。慌ててレインジャケットを取り出し、山頂駅まで急ぎます。

 傘を持った爺婆がのんびり歩いていて急げなかったんですけどね。

 11:50ロープウェイ山頂駅まで戻ってきました。9:10に出発したので、北横岳の登山と坪庭一回りを含めて2:40の冒険でしたな。楽な冒険でしたが、AさんBさんだけではなくエス氏にとっても久しぶりの山登りで、いい足慣らしになりましたわ。

 12:00出発のロープウェイに乗る際、登山届けを出す箱が目に入りました。そういえば届けは出していませんでしたね。エス氏の悪いところです。初級の山とはいえエス氏1人ではなく女性も一緒だったのですから、もっと慎重になるべきでした。もちろん1人でも届けは出すべきですけど。反省しなくては。

 ロープェイの乗客を見ると、登山装備ではない人も結構いましたね。坪庭の散策だけしに来たのでしょうか。お年寄りが目立ちましたな。山麓駅まで降りてくると雨は降っていませんでした。ともかく無事に下山できて良かったです。2019年オフの山登り1発目としましては残念なお天気でしたが、まあ美女2人と山登りができたのは良かったかなと。アウトドア派のフリも悪くありませんの。山のレベル的にもちょうど良かったですわ。Aさんはハイペースで歩いた割にまだ余力がありそうでした。Bさんは体力に不安がありということでしたが思ったよりもイケましたね。

 余談ですが、山の難易度を紹介しているサイトでグレーディングを調べると、今回の北横岳(ロープウェイコース)は体力度は10段階中1、技術的難易度はもっとも易しいAという評価。つまり体力的にも技術的にも一番易しい山登りだったわけですね。エス氏的にはまあそんなもんだろという印象ですが、美女2人としてはそこそこ大変だったらしく衝撃を受けておりました。易しい山は他にもあるので、徐々に慣れていってほしいものですな。

信州 山のグレーディング

 さてオフトレ登山編はここまでで、この先は諏訪湖でのんびり過ごしたというお話です。北横岳だけなら首都圏から日帰りで十分ですが、別宅で一泊したので、もう少し諏訪湖周辺の様子をご紹介しましょう。旅のご参考になれば。

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2 件のコメント

  •  こんにちは。horihです。
     オフトレの登山シリーズ開始ですね。楽しみにしていました!

     美女と一緒にレインウェアの買い物に付き合うなんて、エス氏さんはやっぱり女性に優しい方なんですね。だからモテるのだと、いつも羨望しております。

     自分は先週の7/13-14に尾瀬に行きました。14日は雨の中の登山でした。エス氏さんからご教鞭を受けて買ったセパレートのレインウェアがすごく役に立ちました。ありがとうございます。m(__)m

    http://www.page.sannet.ne.jp/horih/climbing/climbing_gear.html

    • horihさんどうも〜。
      尾瀬いいですね〜まだ行ったことがないのですが、そろそろ計画したいものですな。
      レインウェアのことなんて言いましたっけ?リンク先で熱弁をふるっているのってエス氏のことすか…?
      全然記憶にありませんが、お役に立ったのならよかったです(^^)

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