23/24シーズンモデル試乗 AMICSS DFX 152

みなさんこんにちは。エス氏です。2023/2/18は番所ヶ原スキー場で開催されたAMICSSの試乗会に参加してきました。今回はDFX 152の試乗レビューです。

気温は高めでしたが、番所ヶ原はカービングしやすい斜度ということもあって試乗にはいいコンディションでしたな。

AMICSS/アミックス

アミックスは青森のメーカー、ブルーモリスのブランドで、16/17シーズンからスタートしました。アルペンスノーボードのワールドカップで活躍しているアミックスの板は、すべてハンドメイドで作られています。超高性能のプレミアムボードですが、モデルによっては意外と初級者にも優しい板なんですよ。

AMICSS DFX

DFX/ディーエフエックス

ディーエフエックスは22/23から新登場したカービングのエントリーモデルの1本です。上級モデルDNA Tiと同じシェイプなのがDFXですね。ちなみに同じくエントリーモデルのAFXはAGGRESSORと同じシェイプとなります。昨今スノーボードの価格もどんどん値上がりしているというのに、DFXもAFXも上級モデルと同じハンドメイドなのに定価88,000円(税込)というのはバグってると思いますね。

DFXには昨シーズンも試乗しているのですが、今回はかなり印象が変わりました。昨年はDFXの上位モデルであるDNA Tiがメインボードだったんですよね。今回はフリースタイル系のXLAY150がメインボードだったということもありまして、短いサイズの152に試乗してみましたよ。

やや硬めのミドルフレックスですが、扱いにくく感じるほど硬くはありません。張りがあって反発が強いですね。カービングの安定感はとても良いと感じました。さすがに振動を吸収する性能はDNA Tiの方が高いですけどね。DNA Tiと同じ形ということで、縦に落ちていくようなラインも同様。安定感のある板でスピードを出すのは気持ちが良いものです。しっかりと板を立てればよく曲がるという操作感もDNA Tiと同じですが、短いサイズで乗ったからでしょうか、DFXの方が扱いやすく感じましたね。楽しかったですわ〜。

普段XLAY150に乗っているからでしょうか、DFX152のカービング性能には正直驚きました。XLAYについてもレビュー記事を書いているので参考にしていただきたいのですが、エス氏的には軽快で気持ち良くカービングが出来る板という印象。ところがエントリーモデルとはいえDFXはやはりカービングモデルなんですよね。安定感やエッジグリップなどはDFXの方が明確に強いと思います。めちゃくちゃ良い板じゃん。

一方でDFXにはDNA Ti同様の特性がありますので、慣れるまでは板が縦に走って曲がらないと感じる方もいるかも。その辺りはAFXの方が曲げやすくて扱いやすいかと。XLAYはクセがなく扱いやすさでいえば抜群ですな。まあDFXやDNA Tiはその特性を楽しむ板だと思いますけどね。乗りこなせるとこんなに気持ち良くカービング出来る板もそうは無いと思いますぞ。

XLAYの150と比較する意味でDFXの152に試乗しましたが、サイズの割に十分すぎるカービング性能だと感じました。短い分扱いやすさもありますしね。エントリーモデルというDFXのコンセプトからすると、カービング系の板だからといって長めのサイズに乗らなくてもいいかもしれませんね。

グラフィックは相変わらずシンプルですが、何やらAMICSSのロゴがデカくなったような。シンプルすぎる見た目は意外に好き嫌いがあるようなのですが、性能で勝負してます、という自信の表れにも思えてエス氏は好きです。実際乗ってみるとやはりDFXの性能で88,000円はちょっと安すぎると思いますのう。


スノーボード用品試乗レポート 一覧

2012年10月12日

22/23シーズンモデル試乗 AMICSS DNA Ti・AGGRESSOR・DFX・AFX・XLAYまとめてご紹介

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22/23モデル AMICSS XLAY 150 インプレッション

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