スノーボードの滑り方LV3 フロントサイドの横滑り1

スノーボードの滑り方LV3 フロントサイドの横滑り1

 みなさんこんにちは。エス氏です。最近フェイスブックをはじめたのですが、使い方がまだ分かりませんね。少しずつ勉強したいと思います。

 さて、今回はフロントサイド(以下FS)の横滑りです。前回まではバックサイド(以下BS)での横滑りと木の葉落としでした。FSでも横滑りと木の葉落としを練習します。
 BSの横滑りは、バックという言い方ながら正面を向いて滑りましたが、FSの横滑りは進行方向に背中を向けることになります。はじめは少し怖いかも知れませんね。
 ですが、スノーボードのエッジはフロントサイドとバックサイドの二本しかないので、どちら側でもエッジがコントロール出来るようになれば、後はスイスイ滑るだけになりますので、がんばって練習して下さい。

向きを変える

FS横滑り1

 FSの横滑りをする場合は、まず身体の向きを変える必要があります。BSの横滑りの場合は、普通に進行方向を向いて座った状態からスタートしましたが、FSの場合は身体の向きを変えて、進行方向、谷側に背中を向けるようになります。


FS横滑り2

 座った状態のまま、板を横向きではなく少し斜めにします。

FS横滑り3

 斜面の高い方(山側)から低い方(谷側)へ、板と身体ごと回転します。

FS横滑り4

 雪面に接しているエッジが、BSからFSに変わりました。ここから練習を開始します。

立上がる

FS横滑り5

 BSと同様に、板を横向きにしてから立上がります。基本的なことですが、板が谷側で、身体は山側に置いて下さい。

FS横滑り5-2

 FSの横滑りは、BSよりも立上がるのは簡単です。身体が山側を向いているので、手をついたままお尻を上げることが出来ます。お尻を上げたら、上体を起こせば立上がることが出来ます。
 BSでは山側に背中を向けているので、手を使って身体を支えながら立上がることが出来ないのです。BSの横滑りの記事でも書きましたが、太っている人の場合はFSの方が立上がりやすいと思います。練習の順番を入れ替えても問題は無いでしょう。

立上がったら

FS横滑り6

 立上がったら、BS同様に板を横向きにしたまま、FSエッジで雪面を削るように滑ってみましょう。なるべく一定の力でFSエッジが雪面の上をズレていくように加減してみて下さい。
 膝を軽く曲げて重心を落とすと、バランスも取りやすく板も押さえやすくなります。
 踵を下げると板が雪面に近づき、板はスムースに滑りますが、下げ過ぎるとBSエッジが引っかかり、逆エッジになります。踵を浮かせ過ぎると、FSエッジがかかり過ぎて板は滑りません。ちょうどいい板の傾きを探して下さい。
 FSエッジのコントロールはつま先で行いますが、踵よりもつま先の方が、微妙な力加減をしたりバランスを取ったりすることがやり易いはずです。後ろ向きに滑ることに慣れてしまえば、BSよりも簡単ですよ。

視線は?

FS横滑り6

 写真のマナゴン先生は後ろを振り返りながら滑っています。左側に振り向いているのは、レギュラースタンスを想定しているからです。レギュラースタンスは左を向いて滑るので、身体を左側に向けやすくなっています。
 エス氏の場合は、最初は後ろを振り返らないように教えています。後ろを振り返るという動作によって、肩が回り、腰が回り、上体の捻りが足を伝わって板の向きを変えてしまうからです。

FS横滑り7

 写真のマナゴン先生の場合は、左手を板の真上に置いています。こうすることによって、肩や腰が回らないように押さえているのです。この左手が板よりも谷側に開くようだと、上体が回転してしまい、板も回転して斜めになってしまいます。
 マナゴン先生は身体の回転を押さえ、首だけ捻って進行方向を確認しているのです。

 これが出来れば進行方向が見えるので、後ろ向きに滑る恐怖感は少なくなると思います。でも、最初はなかなか難しいような気もしますね〜。
 なのでエス氏は、最初から振り返らないで滑るように教えています。私が山側から進行方向を見て、安全の確認をしています。初心者さんには、身体を起こしたら、そのまま上体を捻らないで、後ろを振り向かないで滑るようにしてもらっています。
 後ろを振り返るか、振り返らないか。私は別にどっちでもいいと思います。

止まり方

 止まる時は、つま先に力を入れてFSエッジを雪面に食い込ませましょう。踵を浮かせるとFSエッジを効かせやすいです。
 停止した状態で立っているのはなかなかバランスを取るのが難しいので、停止したら、膝と手をついて、座ってしまって構わないと思います。

 次回に続きます。

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