ツボ足[つぼあし]

スノーボード用語集 ツボ足[つぼあし]

ツボ足とは?

ツボ足1ツボ足2

 ツボ足とは、スキー・スノーボードやスノーシュー・かんじきなどを使わずに、ブーツや普通の靴で雪面を歩くことをいいます。雪面を歩いた際に、足型に雪が陥没して出来る穴が壺みたいだからツボ足、ということのようですね。

ツボ足で歩く際の注意点

 コース内をツボ足で歩いて穴を作ると、大変危険です。他のスキーヤーやスノーボーダーが凹みに板を引っ掛けて、転倒してしまう恐れがあるからです。
 コース内を歩く必要があるときは、極力隅の方を歩きましょう。隅なら滑っている人の邪魔になることもなく、穴が出来てもそれほど危険ではありません。コースの真ん中あたりを歩くのはマナー違反ですよ。

雪面に穴が出来るのは

 雪面が陥没するのは、積もった雪が柔らかく、人の体重を支えられないからです。雪が降った後などは出来やすいですね。
 圧雪された斜面でも穴は出来てしまいます。スキーやスノーボードの板は、人の足に比べると長くて面積が大きいので、体重を分散させた状態で雪面に乗ることが出来ます。板を外してしまうと、面積の小さい人の足(まあ正確にはブーツの底ですな)の部分に体重が集中してしまうので、雪面にかかる圧力が大きくなり、雪が陥没してしまうのです。

一応の対策

やらないよりは多少マシ、という程度ですが、ゆっくり慎重に歩くと穴が出来にくくなります。コツは、踏み出した足をそっと雪面に置き、じわじわと踏み固めるように体重を移していくことです。当然ながら多少は雪が凹みますが、踏み固めた部分が体重を支えてくれるようになるので、無造作に歩くよりは凹みが少なくなります。
 ツボ足で歩くと、一々足を大きく上げて穴から抜き、次の一歩を踏み出さないといけないので、結構疲れます。ゆっくり歩く方が、疲労も少ないでしょう。

[参考] ・ハイクアップ[Hike up]

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