ビンディングのハイバックの調整

ビンディングのハイバックの調整

 みなさんこんにちは。エス氏です。今回はハイバックの調整についてご説明します。ハイバックというのはブーツのふくらはぎ部分が当たるところで、バックサイドターンをするときに重要な働きをします。以前はローバックという背の低いタイプもありましたが、現在では背の高いハイバックが一般的です。

ハイバックの役割

 ハイバックの役割は、バックサイドターンを行う際に、板を立ててエッジングする動きをサポートすることです。
 バックサイドターンではつま先を持ち上げて板を立てますが、ハイバックがあれば、ブーツが倒れる動きに連動して板を立てることが出来ます。ハイバックが大きい方が、てこの原理で板を傾けることが容易になります。またブーツに接する面積が大きくなるので、乗り手の力を逃さずに板に伝えることが出来るようになります。

ハイバック

ハイバックの前傾

 ハイバックは調整して前傾させることが出来ます。前傾させればさせるほど、ブーツを固定した時点で乗り手はふくらはぎをハイバックに押され、膝が曲がります。前傾角度が大きいか小さいかで、どのような違いがあるのでしょうか。

前傾角度が小さい場合

 ハイバックは当初前傾していない状態になっています。乗り手は通常、膝を曲げて滑っていますが、曲げると膝は前に出るので、ハイバックとブーツのふくらはぎは密着していない状態になります。バックサイドターンの際、ハイバックはブーツに押され、圧がかかってから効果を発揮し始めます。ハイバックとブーツが密着していない状態から、圧がかかるまでに一瞬のタイムラグがありますが、これはレスポンスを遅らせる原因になり、乗り手の動きがクイックに板に伝わりません。
 その代わりに、ハイバックによって身体の動きが制限されることがないので、足首を動かし易く、疲れも少なくなります。

前傾角度が大きい場合

 ハイバックの前傾角度を大きくすると、ブーツを固定した瞬間から、常にハイバックによってブーツを押され、膝が曲がった状態になります。足に痛みが出る場合もあります。
 常に膝が曲がっているので、非常に足に負担がかかります。代わりにハイバックとブーツは密着した状態になるので、乗り手の動きはダイレクトにハイバックを通して板に伝わることになり、レスポンスが良くなります。

 初心者の方は、前傾がキツすぎるとすぐに足が疲れてしまいますし、足首も動かし難いので、初歩的な動きを練習し難いといえます。かといって前傾なしでは、あんまりハイバックのサポートを得られません。
 結局のところ、いつものパターンですが、ほどほどが一番かと。ハイバックは4段階くらいで前傾角度を調整出来るので、初心者の方は1段階だけ前傾させれば良いのではないでしょうか。物足りなければ2段階傾けても良いでしょう。

ハイバックのローテーション

 ハイバックは前傾させる他に、左右にローテーションさせることも出来ます。これは、アングルに合わせた調整をするためです。
 ハイバックはバックサイド側のエッジングをサポートするためのものなので、ハイバックはエッジと水平な角度で取り付けた方が効果が高いといえます。ビンディングのアングルによって、ハイバックはエッジのラインとずれた角度になります。ローテーションさせて、エッジのラインと水平になるように調整しましょう。
 ただしアングルが大きい場合は、ローテーションで調整しきれない場合が出てきます。その場合はあまり気にせず、出来るところまで調整しておけば良いでしょう。

アングルとハイバックについて補足

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