みなさんこんにちは。エス氏です。2022/12/27〜2023/1/3までスイスに滑りに行ってきましたよ。2022/12/31の滑走3日目はSaas-Fee/ザース・フェーで滑りました。ツェルマットのマッターホルンのようにとんがった山はありませんでしたが、かなり印象に残るスキー場でしたね。今回はツェルマットの2日間で疲労し尽くしたイトチンさんはお休みし、柚さんと観光へ。エス氏たちは5人で滑りに行きました。エス氏もまあまあ筋肉痛で、日本の日曜なら滑らずに帰ろうかな、という程度には疲れておりましたよ。
スイスでの滑走3日目。時差ボケは少々ありますが、ある程度は順応できていると思いました。日本との時差は8時間。夕方眠くなり、朝は早く目が覚めるという感じではありましたが。この日の朝はエス氏が寝ている屋根裏部屋っぽい部屋の天窓に当たる雨音で目が覚めましたが、宿を出発する頃には雨は上がっていました。ブリークの朝の気温は7度と暖かかったですね。
ザース・フェーまでは滞在しているブリークからバスで移動しました。詳しくは【現地生活・ゲレンデアクセス編】を一読ください。7:45にブリークを出発しましたよ。
バスに揺られること約1:20ほど。普通の路線バスなのであちこちのバス停で止まるものですから、けっこう時間がかかりましたね。
バスターミナルのロッカーに荷物を預け、滑る準備。
ここからさらにシャトルバスに乗って移動しますよ。数分程度でしたけどね。
Alpin Express/アルパインエクスプレスというゴンドラの乗り場に到着しました。どデカいマルチナ・ヒンギスの広告がありましたのう。日本では見慣れぬ車の広告。EVのメーカーでしょうか。この広告はゲレンデのあちらこちらで掲示してありました。ヒンギスってけっこう昔の選手という印象ですが、地元スイスでは今でも英雄ということでしょうか。
リフト券を購入。日本円で12,000円近くしましたよ。日本の高めのスキー場のリフト券の約2倍ほどですが、まあ納得せざるを得ない規模と設備ではありますね。
アルパインエクスプレスのゴンドラに乗ってゲレンデ上部へ。
途中でゴンドラを乗り換えます。
ゲレンデはとにかく広大でしたね。
ゴンドラを降り、地下ケーブルカーに乗るために動く歩道で移動します。
地下ケーブルカーはヨーロッパではよくありますが、ここが世界で一番高いところまで登るようですね。まあまあの傾斜をものすごいスピードで登っていきますぞ。
たどり着いたのは標高3,500mのMittelallalin/ミッテルアラリンです。ザース・フェーで一番高いところですね。ここからようやく板を履いて滑りますよ。
山頂駅の外に出ると、氷河がすごい迫力でしたね。こんなにデカくてこんな色した氷を見たことありますか?せっかくなのでみんなで記念撮影。タイミングを合わせてジャンプするという写真を取りたいのですが、さんおつだけタイミングを取るのが下手すぎるんですよね。フランス編でもひどい写真を残したものです。
「せーのージャンプ!」というタイミングで飛ぶというのを何度かリハーサルしてから撮影したのに全然ダメ。標高3,500mで全力のジャンプをするのはまあまあ疲れるんですよね。写真を撮ってくれていたのはガイドのJMですが、我々だけがアホなことをやっていると思った外国人が写真撮影を申し出てくれました。お言葉に甘えて5人で普通に撮ってもらったのですが、外人から「お前らジャンプしろよ」とリクエストが。さんおつのおかげで何度もジャンプして疲れてんだよこっちは。まあいい思い出になりましたね。
記念撮影も終わり、いよいよ板を履いて滑走です。滑り出しはフラットで、スノーボードはどう見ても途中で止まりそう。標高高いとスケーティングするのも疲れるんですよね…。ああ、板が止まる。後ろ足のビンディングを外そうかと思っていたエス氏を追い抜いたスキーヤーが、エス氏に向かってストックを突き出しました。一瞬戸惑ったエス氏ですが、意図を察して彼のストックを掴むと、斜度のあるところまでエス氏を引っ張ってくれました。こんな親切なスキーヤー、日本にはいないんですけど。お礼を言うと、彼は日本へ旅をしに行ったことがあると行っていました(たぶん)。なるほど、それで親切にしてくれたと。全身NASAウェアにヘルメット装備のエス氏のどこを見て日本人だと思ったのかはよくわかりませんでしたが、良い思い出になりましたな。ありがとう、スイスのスキーヤーよ。
氷河を見上げるとすごい色をしていますね。これでも以前に比べるとかなり溶けてしまっているのだとは思いますが。
3,500mからのコースは良い雪に良い斜面でしたなぁ。ブーツが当たって痛いエス氏はあまり全力で滑ったりはしなかったのですが、ここははりきって滑ってしまいましたよ。すぐに疲れてしまいましたが。ツェルマット2日間の疲労も溜まってますしね。
標高が下がってくると息苦しさはなくなりますが、長い距離を滑るので足にきますね。
コースが二手に分かれているところで仲間を見失ったエス氏。右か左か。写真を撮りながら滑るのでエス氏は割と最後尾を滑ることが多いのです。そしてエス氏は資力だけじゃなく視力も弱いんですよね。仲間らしきグループに当たりをつけ、手を振ったりして確認をしてから滑り出し、ようやく合流。異国のクソデカゲレンデで仲間たちとはぐれるなんて不安ですからね。ロープウェーを乗り継いだアルパインエクスプレスの中間駅が見えます。
さらに下へ滑ります。ベースの街が少し近づいたような。
Moreniaのリフトに乗りました。
写真を見てわかるでしょうか。このリフトの降り場は90度曲がったところで降りるようになっているんですよね。日本ではリフトは真っ直ぐに降りるものばかりでしたが。
先ほどと同じコースを滑ったのですが、コースが広すぎて途中まで同じコースだと気がつかなかったほどです。今度はMoreniaからロープウェーに乗るはずだったのですが…。メンバーが1人足りません。
どうやらアルパインエクスプレスの中間駅を通り過ぎて滑り降りてしまったようです。はぐれてしまった男の名前はうんこマン。クックック、やってくれましたなぁ。フランストリップでうんこマンとなったさんおつがスイスでもやらかしてくれましたわ。こりゃしばらくはイジれそうですぞ。まあ全員スマホは使えるのでLINEで連絡を取り合い、先ほど登った標高3,500mのMittelallalin/ミッテルアラリンでランチ休憩をしながら合流するということに。
てなわけで、今回はここまで。はぐれうんこマンとは無事に再開できるのでしょうか。次回もお楽しみに。
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