みなさんこんにちは。エス氏です。2022/12/27〜2023/1/3までスイスに滑りに行ってきましたよ。2022/12/31の滑走3日目はSaas-Fee/ザース・フェーで滑りました。前編では標高3,500mのMittelallalin/ミッテルアラリンまで登り、氷河を見て記念撮影をしてから良い雪と良いコースを満喫しましたが、はぐれうんこマンが迷子になってしまった、というところまででしたね。まったくうんこマンにも困ったものですわ。
ミッテルアラリンまで登り、山頂にある展望レストランでランチ休憩に入りました。
標高3,500mにあるこの展望レストランはなんと360度回転するんですよね。画像の矢印のところで床が別れているのがわかるでしょうか。
大迫力の景色をゆっくり回転しながら眺められるなんて贅沢なレストランですわ。はて、何やら車が展示してありましたな。前回ご紹介したマルチナ・ヒンギスがイメージキャラクターの車ですね。日本では見たことも聞いたこともないメーカーでしたけど。
料金の方もかなり贅沢な感じ。これはみんなに迷惑をかけたはぐれうんこマンに払わせることにしますかね。というわけで一番美味そうで一番高いエビのパスタを注文。33スイスフランでしたよ。えーと、1スイスフラン147.83円とすると、なんと4,878円のパスタということになります。いやはや金銭感覚バグりますわ。で、こちらが約5,000円のパスタ。自分の金じゃなかなか食べられませんからね。ふむふむ、こりゃ美味いですな。満足満足…え、はぐれうんこマンが来ない?別の場所で合流?誰が金払うの?はぐれた上にバックレるとはいい度胸ですわ。
ランチの後は再びアルパインエクスプレスの中間駅まで滑り、そこではぐれうんこマンと合流しました。鬼の首を取ったかのようにうんこマンを非難するエス氏。33スイスフラン払えや。まさかこの後人のことを言えない事態になるとは思ってもおりませんでしたのう。
ちなみにうんこマンは展望レストランまで上がる代わりに1人で滑っていたそうで。その際ベースまで滑り降りたようで、これから我々が滑るコースを予習したことになります。その経験が生かされたようなそうでもないような。とりあえずベースに向かって滑ります。
コースの途中にゲートが。ポールが張ってあってタイムアタックでも出来るのかと思ったのですが、そうでもありませんでした。コース上には何もなく、単なる直滑降の最高速を測るだけのコースの様でした。イカれてますね。日本でもアプリで最高速やら滑った距離やらリフトに乗った回数を記録している人がいるようで、エス氏にはあまり理解できませんが、それ系の人なら楽しめたのかもしれませんね。エス氏はホント興味ないんですよね、そーゆーの。
ベースに近づくにつれ、雪質は悪くなっていきます。雪不足で人工降雪がメインなんでしょうね。所々アイスバーンになっている箇所もありました。
迷子(本人曰く別行動)中にベースまで降りてしまったはぐれうんこマン。「この先は平らなところがあって止まってしまうからスピードを出した方がいい」ということです。そんなアドバイスで33スイスフランがチャラになると思うなよ。勢いよく滑り、無事に平坦な部分を突破したと思ったのですが…。
真にフラットなのはその先にありました。エス氏がかろうじて突破できたのはAMICSSのソールが優れていたからでしょう。一度経験しているはぐれうんこマンは想定の範囲内ということで余裕でクリアしていましたが、ガイドのJMも途中で止まってましたな。赤パンとコリンも当然止まるはずだったのですが、親切なスキーヤーが彼女たちを引っ張ってくれたようで、無事にフラットゾーンを突破していました。それを見たJMはガイドのくせに置いていかれると珍しくパニクったそうです。
そんな感じで無事に下山できました。たどり着いたのは最初に乗ったアルパインエクスプレスの乗り場ですね。途中の滑走シーンをほぼカットしていますが、エス氏的には相当な距離を滑っていますよ。もう少し滑りたいとは誰も言い出さなかった様な気がします。
エス氏は赤パンとコリンがスキーヤーに引いてもらった場面を見ていないので、彼女たちがどこぞのおじさんスキーヤーと写真を撮っていて困惑したのですが、後から事情を聞いて理解しました。スキーヤーなんて1人も知らなそうに見える彼女たちでも知っているほどの超有名スキーヤーでもいたのかと思いましたわ。
リフト券を返却して保証金を回収するのを忘れてはいけません。
バスターミナルまではシャトルバスで移動したかったのですが、ちょうど運行していない時間帯だったので歩いて戻ることに。まあそんなに遠いわけじゃないですけどね。
遠くないとはいえ、疲れた身体にはけっこう堪えましたな。特に登りが。
バスターミナルに板を置き、ブリークまで戻る前にザース・フェーの街を散策しましたよ。
尖った建物が教会ですね。その前の広場ではイベントの準備をしていましたね。そういえばこの日は大晦日でした。日本とは8時間の時差があり、日本の方が先に新年を迎えるんですよね。スイスがまだ明るいうちからハッピーニューイヤーのLINEが送られてきたりしてリアクションに困りましたわ。なんせこちらはまだ年が明けてないのですから。
かっこいい建物ですね。高級ホテルの様ですが、1泊いくらするのでしょう。日本では良さげな旅館に泊まるのが好きなエス氏ですが、ヨーロッパの良さげな宿には到底泊まれない気がします。
コリンがやたらとホイットワインを飲みたがり、レストランに入って一息つくことに。久しぶりに飲んだホットワインは美味しかったですね〜。1人だけ甘いものを食べているのははぐれうんこマンでしょう。
バスのキャリアに板を積んでザース・フェーともおさらばです。ゲレンデ的にはツェルマットより楽しく滑れましたな。
ブリークに戻ってきました。この頃になるとブリークに帰ってきたという気持ちになってましたな。オレたちのブリークよ、帰ってきたぞ。
呑気なことを行っている場合ではありません。エス氏はバスの中にブーツを忘れてきてしまいました。乗ってきたバスはすでに移動してしまい、さてどうするか。頼れるのはJMのみ。彼がバスの運転手さんたちに話をしてくれ、同じ車両と運転手が後でここに戻ってくると調べてくれました。どうなることかと思いましたが、JMとバスの運転手さんのおかげで無事にブーツを回収できましたよ。はぐれうんこマンに散々悪態をついた後でエス氏もやらかしてしまい、いささか気まずい思いをしましたな。とりあえずうんこマンはオレにパスタ代5,000円を払え。
夕食時には年越し蕎麦を食べましたよ。ヨーロッパトリップでは定番ですね。普通に飲み食いした後に蕎麦が出てくるので、こんなに食えねえよ、という気もするのですが、食べはじめるとすぐに無くなります。数日とはいえ日本食から離れていると余計に美味しく感じるんですよね。
ツェルマット、ザース・フェーで合わせて3日滑り、疲労も溜まってきました。夜はカウントダウンを待つことなく、早々に就寝。さて2023年元日はスイスの最終滑走日です。最後はJM曰くマイナーゲレンデのアレッチ・アレーナで滑ってきましたよ。日本人エス氏の感覚からするとフツーにクソデカゲレンデでしたけどね。次回もお楽しみに。
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