みなさんこんにちは。エス氏です。今回は22/23シーズンのスイストリップのまとめです。2022/12/27〜2023/1/3のスケジュールで、現地では3日半のスノーボードとベルン観光を楽しみましたよ。
準備・移動
海外トリップもオーストリア、フランスに続いて3回目なので、特に準備するものはありませんでした。SIMカードを買ったくらいでしょうか。荷物も必要最小限にしたつもりで、バッグには多少余裕もありましたね。お土産をたくさん買うつもりでしたが、高すぎて無理でした。というのは冗談で、本当はあまり魅力的な物がなかったんですよね。オーストリアやフランスの方がお買い物的には楽しかったですわ。
今回の往路は何といってもガイドのJMが一緒だったのが心強かったですね。いつもJMは現地で我々を待っているというパターンでしたから。
大変だったのはやはり飛行機での移動時間の長さですね。自宅を出発してからブリークの宿に着くまで余裕で1日以上かかってます。遠かったなあ。暇つぶしに電子書籍の漫画をたくさん買っておいて正解でしたわ。
スイスに着いてからは電車での移動でしたが、ベルンを過ぎてからは少しずつ景色が綺麗になり、ヨーロッパまできたなぁという実感が湧いてきました。例年に比べると暖かくて雪はあまり降っていないということでしたが、どうせ標高の高いところまで行けば雪はあるんだから、とたかを括っていましたな。
現地生活・ゲレンデアクセス編
今回のトリップはガイドのJMを含め計7人と過去最大の参加人数となりました。拠点となったブリークの宿は4階建てで、そのうち2フロアを借りましたがかなりの広さでしたね。建物内は姿の見えない謎暖房のおかげで非常に暖かく、Tシャツ短パンでも快適に過ごせるほど。むしろ時々外気を取り入れないと暑いくらいでしたわ。
現地での食事はスーパーで食材を買いJMに作ってもらうというのがいつものパターン。外食すると高すぎるので、自炊で費用を抑えられるのはとてもありがたいですね。日本でのエス氏は割とスノーボードトリップで散財している方かと思いますが、海外トリップの場合はここに来る時点ですでに多大な散財をしているので、現地で贅沢はできんのですわ。
車で滑りに行くことがほとんどのエス氏ですが、スイスでは電車とバスを使ってゲレンデまで移動しました。スキー場まで運んでくれる電車やバスにはちゃんと板を積むためのラックやキャリアが付いていて、当たり前の移動手段となっていましたね。マイカー規制でゲレンデまでアクセスできないということもあると思いますが。
広大なゲレンデを滑ってかなり疲労していたので、自分で運転しないで済む電車移動も悪くないという気がしましたね。ただ日本の場合は新幹線での移動となるので、新幹線に乗るまでにかなり移動する必要があるのはネックですのう。ブリークの宿は駅まで徒歩2分くらいでしたからね。
スイス1日目 ツェルマット
スイスといったらツェルマットで滑らないわけにはいかないでしょう。トンガリまくったマッターホルンを見ながら滑るのは最高でしたのう。遠くスイスまできた甲斐がありましたわ。天気も良くてマッターホルンがよく見えましたしね。
スイス2日目 ツェルマット/チェルビニア
標高3,883mのMatterhorn Glacier Paradise/マッターホルン・グレーシャー・パラダイスからの眺めはすごい迫力でしたな。チェルビニア側に滑るのは体力的にかなりキツかったですけど。念願叶って本場イタリアのパスタを食べることができて嬉しかったですわ。スイス側に戻ってくるのは超大変でしたけど。
スイス1日目 ザース・フェー
スイストリップで一番楽しく滑れたのがザース・フェーでしたね。展望レストランで超高価なパスタを食べたのもいい思い出です。そういえば迷子になったやつもいましたっけ。
そういえば、エス氏愛用のAMICSSはブランド立ち上げの際のテストボードを最初にゲレンデで試したのがザース・フェーだったそうです。信者としては思わぬ聖地巡礼ができてしまいましたな。
スイス1日目 アレッチ・アレーナ
JMもよく知らないローカルゲレンデということでしたが、ブリークから近いということで選ばれたようです。3つのスキー場が合わさったクソデカゲレンデでしたけどね。観光地としてはアレッチ氷河が有名な様です。
ベルン観光
何気に楽しみにしているのがこの観光タイム。お金にゆとりのないエス氏は海外旅行の経験も乏しく、外国の街を歩くのが好きなのですよ。世界遺産にも登録されているベルンの旧市街を観光できたのはいい思い出になりました。
帰国
2023/1/2の朝、我々はブリークを出発して日本へ戻ることに。帰国までの様子をご紹介しますよ。
最後の朝食にはコリンが持ってきたサッポロ一番を食べました。日本に帰ればいくらでも食べられるんですけどね。海外で食べるインスタントラーメンはホント美味いんですよ。20年以上も前にフランスに滞在して滑っていた際には日本から持ち込んだインスタントラーメンはご馳走でしたわ。
ブリークから電車に乗ってチューリッヒ空港まで約2時間半。空港までの電車は1等車でしたよ。我々の荷物がかなりのスペースを占領してしまいましたのう。
車内ではビールを飲みながら景色を眺めてました。スイスの景色もこれで見納めですな。席のテーブルにはUSBのコンセントもあって便利でしたのう。
チューリッヒ空港にはかなり余裕を持って到着。空港でお土産を買う時間がけっこうありましたよ。特に何も買いませんでしたけど。物価が高すぎるんですよね。スイスはビッグマック指数が世界一ということで知られてますし。
荷物を預けてからランチ。飛行機を眺めながら食事ができるのはいいですね。
料理はバイキング形式で、自分でお皿にあれこれ盛りました。重さによって料金が変わる仕組み。けっこう美味しかったですよ。割高感すごいですけど。
小柄な柚さんが注文したピザはクソデカサイズでしたね。到底食べ切れる量ではなく、みんなに配っておりました。エス氏も美味しくいただきましたよ。思えば柚さんはゴルナーグラートでも同じような感じになっていましたね。
ガイドのJMと別れ、エス氏たちだけで帰国。JMはヨーロッパに残ってガイドの仕事を続けます。空港の中を電車で移動しましたよ。
出発の時間まで屋上に出たりして時間を潰しておりました。ここからが長いんですわ。
まずはチューリッヒからドバイまで移動。飛行機は行きも帰りもエミレーツ。機内食はビーフに赤ワイン。美味しくいただきましたよ。
ドバイで乗り換え。現地時間では真夜中だったと思いますがお店も開いていてきらびやかでしたな。様々な人種の人たちがいて、ここが世界の中心かしら、なんて思ってしまいましたのう。
いよいよドバイから成田へ。機内はいささか肌寒かったですね。機内食は照り焼きに焼そばなど馴染みのあるメニューが出ましたな。
長時間のフライトでしたが、かなり寝れたので思ったよりは苦になりませんでした。成田に着いたのは1/3の夕方でしたよ。
ワクチンの接種証明やVisit Japan Webサービスの事前登録などしていたおかげなのか、スムーズに手続きが終わったような気がします。はぐれうんこマンだけモタついていた様ですが。
長い様であっという間のスイストリップでしたのう。仲間たちとは成田で別れ、それぞれ帰路につきました。エス氏は赤パンと一緒に成田エクスプレスで帰りましたよ。座席の背もたれにネットやドリンクホルダーがあるのは本当に便利ですね。翌日の2023/1/4まで会社が休みだったので、1日休んでから日常に戻りましたよ。
お金の話
今回のスイストリップにかかった費用の合計は日本円で約55万円でした。参考までに、オーストリアトリップが約50万円、フランストリップが約55万円でしたな。今回は円高の割に安く済んだ気がします。これはメンバー増えたおかげで滞在費が抑えられたからでしょうか。JMのおかげで早い段階で飛行機のチケットを抑えておくことができたのも大きかったかなと。また今回はお土産もあまり買いませんでしたね。オーストリアやフランスの方が物欲を刺激されましたのう。予算としては70万円くらいを見込んでいたので、この程度で済んでよかったですわ。
まあスノーボードだけにフォーカスすると3日半滑るのに55万円はあり得ない、という方も多いことでしょう。個人的には道具などにお金をつぎ込むよりは有意義かなと思っております。
まとめ
17/18シーズンのオーストリアトリップ、19/20シーズンのフランストリップに続く3回目の海外トリップ。1年おきに海外で滑るという予定でいたので、元々は21/22シーズンにイタリアトリップが計画されていたんですよね。ところがコロナ禍で1年計画が遅れ、今回のスイストリップになったというわけです。こんなに円高になるとは思っておりませんでしたが。
今まではJM、エス氏、赤パン、うんこマンの4人のトリップでしたが、今回はコリン、イトチンさん、柚さんと参加メンバーが増えて賑やかになりました。やはり海外トリップを共にすると特別な連帯感の様なものが生まれますね。ヨーロッパで滑る楽しみは、行けばわかりますが、行かないとなかなかわからないかもしれません。今回は楽しみを共有できる仲間が増えてうれしかったですわ。
スイストリップの特徴はやはり電車やバスでの移動でしょうか。日本ならガーラ湯沢(実は滑ったことがありません)に行くように、電車やバスでゲレンデに簡単にアクセスできるのは魅力的ですね。
マッターホルンをはじめ景色も実に美しく迫力がありましたな。日本には日本の良さもありますが、本場アルプスの迫力は一見の価値があると思います。リフトやゴンドラなどの設備は日本とは比較になりません。まあゲレンデの規模も全く違いますけどね。日本のゲレンデでは一般的な錆だらけのペアリフトなどは、ヨーロッパの人からしたらむしろ物珍しいかもしれませんのう。
設備の差は圧倒的ですが、リフト券の値段も相当なものです。1日券が1万円オーバーなのは当たり前という感じ。元々安いリフト券がちょこっと値上げしたくらいでブーブー文句を垂れている極東の島国とはえらい違いですわ。円安も相まって金銭感覚がバグった感は否めませんの。
開設当初の想定とは異なり、いつの間にかエス氏なりのスノーボードトリップのスタイルを発信するブログになっておりますが、特徴の一つが海外トリップかなと。ヨーロッパでスノーボードを楽しむというスタイルに興味を持つ人が1人でも増えるとうれしいですね。興味がある方は株式会社ユーロにぜひご相談くださいな。
海外で滑るのに腕前を気にする必要はそれほどないと思います。上級者じゃないと楽しめない、なんてことは全くありませんよ。もちろん連続ターンが出来ないというレベルだともう少し日本で練習した方がいいと思いますけど。日本のゲレンデをあちこち滑って降りてこられるなら海外のゲレンデも楽しめるかと。カービングが上手じゃなくても全然問題ないですし、グラトリしている人は皆無です。景色を眺めながらのんびりクルージングを楽しめばいいかと。
そういう意味では、ガービングやグラトリのガチ勢の方には海外トリップは相性悪いかもしれませんね。練習するなら日本で十分というか、わざわざ海外まで行く必要がそもそも無いので。パウダーなら日本が1番ではないでしょうか。つまり海外トリップはガチ勢よりもレジャー勢の究極の楽しみ方の一つという気がしますね。
てなわけで、スイストリップも今回で終了です。次回の海外トリップは24/25シーズンにイタリアとなる予定ですぞ。イタリアトリップをお楽しみに!その前に22/23シーズンの残りの国内トリップもよろしくお願いします。
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