トゥサイド:フロントサイド:オープン、ヒールサイド:バックサイド:ブラインド?
みなさんこんにちは。エス氏です。いつまでたっても始まらないレッスンLV4の連続ターン記事ですが、やる気はあります。なんせ初心者さんのためになるサイト作りを目指していますからね。連続ターンの滑り方を書かないことにはお話しになりません。だからこそ、風呂上がりにビールを飲みながらもコツコツと記事を書いているワケなんです・・・。
連続ターンの解説に入る前に、よく使う言葉を用語集の記事で解説しておきたかったのですが、どうしてもこれだけは、というのが今回の記事です。
エス氏ブログを読んで下さっている方は既にお気づきかも知れませんが、このサイトではフロントサイド、バックサイドという用語をメインで使っています。同様の意味を持つトウサイド、ヒールサイドという用語はあまり使いません。
今回は同じような意味を持つ用語について、エス氏の考え方をご説明しておきたいと思います。
JSBA
現在日本スノーボード協会(以下JSBA)では、フロントサイドやバックサイドではなく、トウサイドとヒールサイドに用語を統一しているようです。なぜトウサイドとヒールサイドになったのか、実はよく知らないので、こんどJSBAのインストラクターに聞いてみようと思います。
JSBAも以前は普通にフロントサイド、バックサイドといってましたけどねー。エス氏の手元にあるJSBAのスノーボード指導教本(2001年初版、2007年第7刷)にはフロントサイドターン、バックサイドターンとの記述があります。わざわざフロントをトウ、バックをヒールと言い換えた理由は何なのでしょうか。ちょっとググってみたら、国際対応の一環とかありましたけど。
エス氏自身はJSBAの会員ではないので、従来通りのフロントサイド、バックサイドで記述しています。
トウサイド、ヒールサイド
トウ(toe)はつま先のことですね。トゥじゃなくてトウらしいです。スノーボード用語としては、フロントサイドの記事をご覧下さい。トウもフロントも、つま先側という同じ意味を表します。
ヒール(heel)はかかとのことですね。スノーボード用語としては、バックサイドの記事をご覧下さい。ヒールもバックも、かかと側という同じ意味を表します。
同じような意味なので、別にトウでもフロントでも、ヒールでもバックサイドでも話は通じます。ただトウとヒールと言う方が、フロントサイドとバックサイドというよりも、より分かりやすい場合もありそうです。
例えば、バックサイドの横滑りと言うと、初心者さんは背中側に滑ると間違えてしまうかも知れませんが、ヒールサイドの横滑りと言えばかかと側のエッジを使うんだと分かりやすいような気もします。トウやヒールと言う方が、よりダイレクトにエッジを表していると思いますね。
オープンとブラインド
フロントサイド、バックサイドと同じような意味を持つ用語に、オープンとブラインドという言葉があります。これらは主にスピン系のトリック名に用いられますね。
オープンとは、進行方向に対して身体を正面に向けるように回る回転を表します。レギュラースタンスの場合は、時計と反対回りになりますね。
ブラインドとは、進行方向に対して背中を向けるように回る回転を表します。レギュラースタンスの場合は、時計回りになりますね。
オープンとブラインドという言い方は、今でもするんですかね。エス氏は普通に使いますけど。オープンワンエイティ、ブラインドワンエイティといった使い方です。スピンの回転方向を表す場合はトウやヒールという言い方はしません。ヒールサイドワンエイティとは言わないですよね。
ただし、「ヒールエッジをかけてオープンに回す」とか「トウエッジをかけてブラインドに回す」というように、エッジの区別をする場合には普通に使います。
逆にオープンやブラインはターンには使いません。オープンサイドターンとは言わないワケですな。
一番便利なフロントサイドとバックサイド
トウサイド、ヒールサイドはエッジを表す用語として使うのが、エス氏的には一番しっくりきますね。JSBAではターンの方向を表します。
オープンサイド、ブラインドサイドはスピンの回転方向を表す用語です。ターンには使いません。
フロントサイドとバックサイドは、エッジにもターン方向にもスピンの回転方向にも使える一番汎用性の高い用語です。フロントサイドといえば、エッジもターン方向もトウサイドのことですし、フロントサイドのワンエイティといえばオープンワンエイティのことです。
フロントサイドとバックサイドという用語なら、トウとオープン、ヒールとブラインドなどの用語を使い分ける必要がないので、エス氏的には、どうせ統一するならフロントサイドとバックサイドにが一番便利かなーと思います。
「フロントサイドターン」は「ナウなヤング」には通用しない死語かもしれませんが、エス氏はフロントサイドとバックサイドでブログの記述を統一するのでよろしくお願いします。個人的にはどうでもいいんですけどね。書き分けるのも面倒ですし。一応、ナウなヤングは死語だと分かった上で使ってるんですよ、と言いたかったワケです。
ちなみに、数年後にもしかしたら抱え込みのレッスン記事を書くことがあるかも知れませんが、抱え込みをダイナミックなんて書くことは決して無いと思います。ダイナミックって・・・。
コメントを残す