13/14シーズン 27,28日目 栂池高原スキー場
みなさんこんにちは。エス氏です。H26.3.8〜9は栂池に滑りに行ってきました。なにやらバスツアーは久しぶりのような気がしますな。天気の良い週末で、コンディションもなかなかでしたが…いろいろ残念なこともありましたな。
栂池は散々写真を載せているので、今回は主に新雪部分に絞ってご紹介します。
アクセス
いつもの様に都庁前から夜発のバスに乗りましたが、今までで一番遠くにバスが停まっていましたね。ほぼワシントンホテルの目の前です。
車内では消灯後も外国人の若者がはしゃいでいてうるさかったですね。耳栓を忘れてしまったのは大失敗でした。
乗客のほとんどは五竜で降り、栂池まで残っていたのは数人でした。ホテルはゲレンデから離れていましたが、ホテル前で降ろしてくれたのは楽でしたね。
ゲレンデ状況
ホテルから送迎のバスでゴンドラ乗り場前まで移動しました。8:10頃現地に着きましたが、まだ空いていましたね。前日少し降ったようなので、新雪を期待してゴンドラに乗ります。
馬の背コース
ゴンドラ乗り場ではクローズとなっていた馬の背コースですが、降り場ではオープンしているという表示に。ふむ。朝一の馬の背コースなら新雪が楽しめるかもということで、一本目から行ってみることに。
つが第2ペアリフトの乗り場です。
リフトから見た栂の森ゲレンデです。朝一なのでガラガラですな。
リフト係のおじさんがリフト下の雪かきを頑張っていました。積りすぎて、リフト下を除雪しないとリフトに乗っている人の板が雪面に触れてしまうのでしょう。
それにしても重労働ですな…。エス氏には絶対無理な作業だと思います。
リフト降り場です。
降り場の右は馬の背コースの入口です。少し通路をスケーティングで移動するとコースが始まります。
それほど積ってはいないので、ある程度新雪が楽しめるのはコース脇だけでした。
エス氏はコースの右脇を滑りましたが、左よりは開けていて楽しめたと思います。強風で止まったゴンドラの下で悠々と写真を撮ってから新雪を滑るのはいい気分でしたわ。朝一から体力を消耗してしまいましたけど。
白樺ゲレンデ
馬の背コースの下は白樺ゲレンデです。カービングでかっ飛ばすにはいい斜面ですが、ビビリのエス氏が全開でかっ飛ばすことは滅多にありません。
しかしながらこの日のコンディションは最高でしたね。相当スピードを出して滑りましたが、全然怖さを感じませんでした。ただただターンが気持ちが良いという最高の気分。今シーズン一番のカービングでしたね。
その後スピードに乗ってコース端の壁にある新雪に突っ込んでいき、エス氏らしくもなく攻めた滑りをしたところ、今シーズン一番の大クラッシュ。壁の上からゴロンゴロンと3回転くらいしながら転げ落ちてしまいましたが、新雪のおかげで特にダメージもなく、帽子やゴーグルも脱げずに済みました。いや〜調子に乗りすぎましたな。
コース規制の看板
馬の背コースを滑る際、コースを規制する看板を見ているうちにあることに気が付きました。規制看板にもいろいろ種類があるのですね。
馬の背入口の通路部分にある看板です。この先はスキー場管理区域外だそうで。
これは進入禁止の看板です。
この看板は強烈ですね。死んでしまいそうな雰囲気が感じられます。
これらの看板のうち最初のスキー場管理区域外という看板は、よく見ると滑っちゃダメとは書いてないんですよね。遭難したら救助費用を負担しろよ、と書いてありますが、これは滑るなら自己責任でということで滑るなということではありません。
つが第2ペアのリフト下を滑る人をよく見かけましたが、ここは滑走禁止エリアだとエス氏は思っていました。実は滑ってよかったんですね…もちろんリスクはありますけど。
滑走禁止エリアに入るつもりはないエス氏ですが、禁止されていないなら話は別です。この日はそれほど深く積っているわけでもないので、所々止まって地形を確認しながら滑っても埋もれることはなさそうだと判断し、以前から興味のあった林の中に入ってみることにしました。
栂の森ツリーラン
リフト下はみんな滑っていたので、馬の背の入口側から入りました。林を抜けると、栂の森ゲレンデからハンの木高速ペアリフトの乗り場に繋がる連絡コースに合流するはずです。
左側には規制ロープが張ってあります。なるべく左には寄らず、林の中を右の方に滑りました。右に進めば栂の森からリフト下を潜って林に入った人たちのラインが見えるはずです。知らない場所ですので、今回は地形を確かめるのが主な目的です。
所々木の間隔が広がるところでは楽にターンができますが、ツリーランになれていないエス氏はおっかなびっくり滑る感じでした。途中ゴンドラが見えてきます。
最後は予定通り連絡コースに合流です。振り返ってみると、けっこう木が生えてますね。
栂の森ツリーラン2
今後は馬の背の入口から、規制ロープに沿って滑ってみました。ロープ沿いは比較的新雪が残っていましたね。
途中道路のような平坦な部分がありますが、普通に滑れば止まってしまうような幅ではありませんし、その先にも特に危険な場所は無さそうです。先ほどよりも高い位置でゴンドラの下に出ます。
ゴンドラの中から見ると、写真の小屋のすぐ先辺りです。
ゴンドラの下を潜って林を抜けると、連絡コースの右に大きく曲がる角辺りに出ます。
林を振り返るとこんな感じです。
ゴンドラの下はコースが開けているので、林に入らずにゴンドラ下を滑る方が新雪が残っていれば楽しいかもしれませんね。
とりあえず林の中を二本滑ってみましたが、いくらか地形は分かってきました。次はもう少し安心して滑れそうです。
みなさん、コース外に出る際にはくれぐれもご注意ください。
ケンタッキーフライドチキン
無性にケンタッキーが食べたくなり、ランチは二日ともチキンを食べました。久しぶりに食べましたけど、美味しいですね〜ケンタッキーは。47のファッキン唐揚げとは大違いです。
天気が良かったのでテラスで食事をしましたが、隣で雪の上にシートを敷いてBBQしている人たちがいました。うーん、実に楽しそうですね。GWくらいになったらエス氏もやってみたいですが、怒られたりしないのでしょうか。
ハンの木ゲレンデ
ハンの木ゲレンデはとても混んでいましたね。そこそこ斜度のあるコースで、板をコントロールできていない初心者さんも多く、ぶつからないようにゆっくり滑っていたのですが、逆に後ろから突っ込まれてしまいました。
馬鹿者「だいじょーぶっすかwww」
エス氏「大丈夫なわけねーだろ…」
馬鹿者「さーせんwww」
エス氏「…オメーは人に突っ込んどいてなにヘラヘラ笑ってんだコラ…」
馬鹿者「さーせんwさーせん…」
エス氏「…………」(無言で接近)
馬鹿者「すみませんすみませんすみませんすみません」
斜度が緩くなるところに猛スピードで突っ込んでいる人が大勢いましたが、混雑しているところではスピードを落とすべきだと思いますね。初心者さんも、そこで座っているのは危険だというところでのんびりくつろいでいたりしますが、周りが避けてくれると思うのは考えが甘いですね。エス氏も緩斜面で後ろから突っ込まれましたが、相手は見るからに初級者で対したスピードでもなかったので怪我はありませんでしたが、板に傷がついてしまいました。
ホテル
今回はラ・フォーレ白馬というホテルに泊まりましたが、結論から申し上げると今シーズンのクソホテルランキングNo.1間違いなしという強力なホテルでした。
バスを降りてホテルに入ったのが朝6:40頃だったでしょうか。受付が始まるのが7:00からだったので、ロビーで待っていたのですが…とにかく寒い。空調機は一応動いていましたが、焼け石に水程度のもの。外よりはマシですが、館内にいるはずが寒くてたまらないというレベルの寒さ。いきなりマイナスポイントです。
部屋は洋室、というよりビジネスホテルといった感じ。照明がなくて薄暗いんですよね、ビジネスホテルって。明るい部屋がいいです、正直。
そして洋室なのに部屋にスリッパが用意されていません。これはあまりにも不便なのでフロントに電話したところ、誰も電話に出ず。うーん、酷い。その後他の宿泊客がスリッパを履いているのを発見し、フロントに確認しに行くと、別の客もスリッパの有無を聞いていました。やはり分かり難いのでしょう。スリッパの在処は館内のレンタルショップ兼ボード置き場でした。ブーツは各部屋で保管となっていたので、エス氏たちを含め室内でブーツを脱ぐとスリッパがないという寸法です。レンタルを利用した人たちはスリッパに気が付いたようですな。シーズン中に何度スリッパの在処を聞かれるのか、従業員に聞いてみたいものです。
レンタルショップはボード置き場を兼ねているのですが、これも当初は分かりませんでした。フロントで場所を聞いても、レンタルショップがあるのみで乾燥室がありません。どこだろうね〜と話ながらレンタルショップの前を彷徨った挙げ句、レンタルショップの店員に聞いてみるとここがボード置き場だと。客が迷ってウロウロしてるのが分かってるなら一言教えろや…。ずいぶん無能な従業員ですが、どうやらこれが当たり前のようです。
夕食は追加料金を支払うとフルコースにグレードアップしたようですが、このレベルのホテルの料理などたかが知れています。腹が膨れればよしとしましょう。散々ケンタッキーを食べた後晩ご飯までチキンだったのには閉口しましたが、これはまあホテルの責任ではありませんな。
食事はまだしも、大浴場の酷さは歴代最高レベルでした。更衣室が臭いのです。入った瞬間、散々滑った後の蒸れに蒸れた靴下の臭いが充満したような悪臭が鼻を突きます。あまりの靴下臭に、オレの足の臭いってこんなにヤバかったっけ、とショックを受けてしまうほどでしたが、さすがにこれほど酷くはありません。脱衣場にいた宿泊客は誰もがこの悪臭不快感を示していました。
さらには温泉も酷い。今までで最低レベルの湯で、温泉感は全くゼロ。しかも湯の汚れ方がまた酷く。明らかに不衛生な汚物がそこかしこに。温泉では湯上がりにシャワーを使わないエス氏ですが、ここでは耐えられませんでした。
最終的にエス氏が激怒したのは二日目の送迎バスです。帰りのツアーバスの出発時間が早く、昼過ぎにはホテルに帰るつもりで送迎バスの時間を確認したのに、時間通りにバスが来ません。確認のためホテルに電話を入れても誰も出ず。内線といい電話が繋がらないホテルってどういうことでしょうか。冗談抜きで5分間電話を鳴らし続けたらようやく繋がりましたが、お待たせしましたの一言もなし。バスの時間も聞いていたより30分も遅れて到着しました。
ダントツですね。これまで泊まったホテルでこれほどまでに徹底して客をもてなす意欲がないホテルは初めてです。これが外国だったらエス氏もまあこんなものかと思ったかもしれませんが、白馬とはいえ日本国内でこのレベルのサービスはちょっとあり得ないですねー。館内が寒いという時点でヤバそうだとは思いましたが、これは予想を遥かに超えるクソホテルでした。
感想
ホテルがクソ過ぎたりアホに突っ込まれたりはしましたが、天気も雪もよくて滑りは楽しめました。これまで足を踏み入れたことがないエリアも滑れましたし、なかなかよかったと思います。
雪質はよかったのですがそれはゲレンデ上部の話で、下部の鐘の鳴る丘ゲレンデなどはあまりいい雪ではありませんでしたね。どうせならゴンドラからさらにロープウェーに乗ったり、ヘリコプターを使ったりして新雪を滑ってみたいものです。栂池のヘリコプターにはまだ乗ったことがありませんが、今回は頻繁にヘリが飛んでいるのを見かけました。羨ましい気もしますが、なんせ高い所が苦手なエス氏ですからね…ヘリは無理かも。
送迎バスを待つ無駄な時間に、ソフトクリームを食べてみました。日差しが暑いくらいでしたので、美味しかったですね。何度も歩いているゴンドラ乗り場前の坂ですが、ソフトクリームなんて視界に入っていませんでした。こういう発見も悪くありませんのう。
帰りのバスは14:45出発でしたが、なぜか五竜のエスカルプラザ前で1時間も待機。無駄すぎるんですけど。
今回はいろいろ練習するつもりでしたが、新雪滑ったりコースが激混みだったりで、結局あまり練習できませんでした。仕方なくひたすらスイッチスタンスで滑る練習をしていましたが、このところスイッチで滑っていなかったせいか、右を向いて滑ると首が痛くなる始末。
来週は久しぶりに予定がないので、ゆっくり休んでマッサージにでも行きたいと思いますな。
いつも見ています !
日曜に栂の森ゲレンデでお見かけしました。板を買うときレビューが参考になりました。今年もレビューたのしみにしてます!
エス氏さん
初コメさせていただきます。
各地のスキー場レビューとても参考になります。
今回のホテルは当たりでしたね(笑)
一度新潟県のキューピットバレイに来てください。飯も美味しく、従業員の対応も親切た方ばかりですよ。
そして何より、空いてます(笑)
パウダーはもう期待出来ませんが、辛口のエス氏も満足して頂けると思います。
立地的に車無いと不便ですが。
>ぷさん
コメントありがとうございます(^^)
そうですか…栂の森でテレテレ滑っているところを見られてしまいましたか
レビューが参考になったようでなによりです
>雪ん子さん
コメントありがとうございます(^^)
今回の記事は新雪よりもホテルがメインだったかもしれませんね(^^;)
キューピットバレイは聞いたことはありますが、滑りにいったことはありませんね〜…ぜひ一度行ってみたいと思います
ちなみに私は辛口なのではなく正直なだけ、のつもりです(・ω<)
お疲れさまでした。
後ろから突っ込まれましたか。。。
先日私もトマムで同じ目に合いそうになりました。
相手は女性で、私が緩斜面をゆっくり滑っていてヒールサイドからトゥサイドターンをした瞬間後ろから「あ!」っと声が聞こえたので反射的に起き上がったら目の前を突っ切って行きました。
その人は「ごめん」の一言もリアクションもなく消えて行き、おかげでこっちは一日嫌な気分になりました。
ホテルも散々でしたね。いまだにそんなホテルがあるとは恐ろしいです。
>YORIさん
危ない目にあいましたね…。ぶつからなければいいというわけでもないでしょうに
まあ激突されなくてよかったですね
ホテルは酷過ぎました。普通のサービスをしてくれるホテルに泊まりたいです