フリーライド=ただ乗り
みなさんこんにちは。エス氏です。今回はスノーボード雑誌の「FREERUN」に、個人ホームページの文章と酷似した記載がある件についてご紹介します。この個人ホームページとはエス氏のスノーボード仲間のサイトなんですけどね。
ちなみにこのFREERUNカタログ号については、佐野ってるかどうかは別としても、特別付録のオリジナルダイアリーがゴミだったのが残念ですね。やっぱり「SnowBoarder」の付録が良かったですのう。
佐野ってる疑惑
さて、怪しい記述があるのは雑誌67Pの用語解説の部分です。「Snowboard – 用語解説」と「FREERUN」の文章をそれぞれ比較してみましょう。
ボード長
Snowboard – 用語解説
ボードの長手方向における端部から端部までの水平距離。全長のこと。単にレングス(length)ともいう。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの長手方向における端から端までの水平距離。全長のこと
ウエスト幅
Snowboard – 用語解説
ボードの長手方向に垂直な横幅の最小長さのこと。必ずしもボード長中心が最小長さになるとは限らない。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの全長に対して横幅の最小幅のこと。必ずボード長の中心が最小幅になるとは限らない。自分の足のサイズとのバランスも考える必要がある
ノーズ幅
Snowboard – 用語解説
ボードの長手方向に垂直な横幅の、ノーズ部分における最大長さのこと。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの全長方向に垂直な横幅の、ノーズ部分における最大幅
テール幅
Snowboard – 用語解説
ボードの長手方向に垂直な横幅の、テール部分における最大長さのこと。ツインチップボード以外のボードはテール幅よりもノーズ幅の方が長いものが多い。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの全長方向に垂直な横幅の、テール部分における最大幅のこと。一般的にツインチップボード以外のボードではテール幅よりもノーズ幅の方が広いものが多い
キック
Snowboard – 用語解説
ノーズおよびテール部分の反り上がった箇所。「シャベル(shovel)」ともいう。ノーズ部のキックを「ノーズキック」、テール部のキックを「テールキック」という。
雑誌『FREERUN』より引用
ノーズおよびテール部分の反り上がったところ。ノーズ部のキックを「ノーズキック」、テール部のキックを「テールキック」と呼ぶ
キャンバー
Snowboard – 用語解説
ボードを平面に置いて長手方向に向かって水平から見たときに、中央部分が浮き上がっている箇所のこと。ボードは真っ平ではなく、このように中央部分が浮き上がっているものが多い。
キャンバーの高さをキャンバー高という。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードを平面に置いて全長方向に向かって、水平で見たときに、反り上がっている部分のこと。キャンバーの高さをキャンバー高という。キャンバーの高さが多ければターン時に必要とされる踏み込みの力も必要になる
有効エッジ
Snowboard – 用語解説
ターンしてボードを傾けたとき、実際に雪面に接するエッジのこと。「エフェクティブエッジ」ともいう。有効エッジの長さを有効エッジ長(effective edge length)という。接雪長とは違うので注意が必要。
雑誌『FREERUN』より引用
ターンするためにボードを傾けたとき、実際に雪面に接するエッジのこと。有効エッジの長さを有効エッジ長(effective edge length)という。接雪長とは違う。実際にライディングする時に有効なエッジの長さを示すので、ボードの乗り味を比較する際には、全長よりも目安になるといえる
接雪長
Snowboard – 用語解説
ボードを平面に置いて長手方向に向かって水平から見たときに、ノーズおよびテール部分と平面とが接している部分の直線距離。コンタクト長、あるいはランニング長(running length)ともいう。有効エッジ長とは違うので注意が必要。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードを平面に置いて全長方向に向かって水平から見たとき、ノーズおよびテール部分と平面とが接している部分の直線距離。または、ランニング長(running length)ともいう。有効エッジ長とは違う
スタンス幅
Snowboard – 用語解説
バインディングをセットしたときの前足と後ろ足の中心における直線距離。
雑誌『FREERUN』より引用
バインディングをセットしたときの前足と後ろ足の中心における直線距離をあらわす
サイドカーブ
Snowboard – 用語解説
ボードを平面に置いて長手方向に対して上から見たときに、ボードの両側に付けられた弧のこと。ターンしやすいように付けられている。英語では「サイドカーブ」ではなく、サイドカット(sidecut)という。
弧には半径があり、この半径をサイドカーブ半径(sidecut radius)という。1つのサイドカーブ半径だけでなく、複数のサイドカーブ半径で構成されているボードもある。
サイドカーブ半径は、数値の小さいほうがカーブの曲がりが大きいため小回りが効くボードといえる。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの全長方向に対して、両側に付けられた弧のこと。この弧がターンをおこないやすくする。また弧の半径をサイドカーブ半径(sidecut radius)という。弧はひとつのサイドカーブ半径だけでなく、複数のサイドカーブ半径で構成されているボードもある。サイドカーブ半径は、数値の小さいほうがカーブの曲がりが大きいため小回りが効く
セットバック
Snowboard – 用語解説
ボード長中心よりもスタンス幅中心を後ろ側にずらした状態のこと。または、バインディングを後ろ側にずらして設置すること。ほとんどのボードは滑走性を上げるためにセットバックされているものが多い。
雑誌『FREERUN』より引用
ボードの全長の中心よりもスタンス幅中心を後ろ側にずらした状態のこと。ディレクショナルボードの多くは、バインディングのビス穴の位置や推奨ポイントがもともと後ろ寄りにずれている。オフセット(offset)と表記する場合もある。スタンス幅の中心が後ろ側にずらすとメインスタンスで滑りやすくなる。逆にスイッチスタンスでは滑りにくくなる
みなさんはどう思いますか
これらの記述をみると、なんといいますか、あからさまですな。ホームページ「Snowboard」は2010年の開設以来の訪問者数が8,500人くらいしかいないマイナーすぎるサイトなので、佐野ってもバレないと思ったのでしょうか…。
サイトの管理人は株式会社フリーランに問い合わせをしてみるということでしたが、さてどうなることやら。
スノーボードでフリーランを楽しむのはともかく、人のサイトの記述をフリーライドしてはダメだと思いますなあ。
まあ著作権についてはエス氏ブログでも画像やらネットで探してきたものをバンバン載せているので、あまり偉そうなことはいえません。エス氏が佐野られたわけでもないですし、特に株式会社フリーランを責める気もありませんぞ。
ただ、『FREERUN』はそういう雑誌なんだなぁ、と思っただけのことです。そしてもっとマシな付録をつけろ、とも思っています。
気の毒なのは「Snowboard」の管理人ですね。彼は今回の出来事がよほどショックだったのでしょうか、心労のあまり頭髪がすっかり抜け落ちてしまっていました。
この問題が早く解決し、彼に心の平穏と頭髪が戻ってくることを願っております。
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