スノーボードウェアの選び方ver.2.0
みなさんこんにちは。エス氏です。スノーボードウェアの選び方は以前にも記事を書いたのですが、どうにも手抜き感があるものですから、改めて書き直してみました。
おすすめブランドについては別の記事で紹介しています。
ウェア選びのコツ
ウェアを選ぶ際のコツは、とにかく試着することですね。ウェアのブランドは数多いのですが、エス氏おすすめのブランドは別の記事でご紹介しますのでそちらも参考にしてみて下さい。
人気ブランドのウェアはお洒落でかっこいいわけですが、売り切れてしまって買えないこともあります。雪が降りはじめてからウェアを選んでいる様だとちょっと遅いと思いますね。早めに動かないと、欲しいカラーやサイズが無くなってしまうかも知れませんよ。
最近はネットでウェアを買う人も多いと思いますが、エス氏は断然お店で買う派です。試着することにも通じますが、写真では分からないような素材感もありますからね。
夏とかシーズンオフはショップも暇なので、遠慮なく、心おきなく試着しましょう。店員さんにおすすめブランドやデザインなどを聞くもの大変参考になります。ちなみに売れ筋の人気ブランドと、店員さんおすすめのブランドは必ずしも一致しません。店員さんが着ているウェアを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
ウェアは一度買うと通常は何年か着ますので、安物を買うよりはちょっと頑張った方が幸せになれると思います。安物のウェアは素材もデザインもイマイチです。高価なウェアは素材の質も高く、デザイン的にも優れています。試着してみれば分かりますが、立体裁断のウェアはやっぱりシルエットがかっこいいですよ。高価なウェアにはそれなりの理由があり、安物はしょせん安物なのです。
デザイン
エス氏は機能よりもデザイン重視でウェアを選びます。どうせならかっこいいウェアで滑りたいですからね。滑りのかっこよさを手に入れるのはなかなか大変ですが、ウェアのかっこよさはお金で買えます。
人気ブランドならスノーボードに必要な最低限の機能は備えているはずですので、後は財布と相談しつつひたすらお気に入りのデザインを探しましょう。
最近は細身のウェアもよく見かけますが、試着して動き難くないかチェックした方がいいでしょう。スノーボードはけっこう激しく動いたりもするので、パツパツで動き難いウェアはあまり好ましくないとエス氏的には思います。
一応スノーボード業界にも流行らしきものがありますが、気にする必要はありません。スノーボード業界の流行にアンテナを張っている様な人は一部のマニアや上級者だけです。ゲレンデにいる大多数の一般スノーボーダーには全く縁のない世界の話といってもよく、実質的に流行なんて存在しないも同然です。
防水性/耐水性/撥水性
防水、耐水、撥水という単語はウェアの選びでよく見かけますが、その違いを調べてみました。
・防水:水がしみこむのを防ぐこと。
・耐水:水によって変質、破損しないこと。
・撥水:表面で水をはじくこと。
防水と耐水はウェア選びでは概ね似た様な意味で考えてよさそうです。防水性/耐水性が高いウェアは、要するに内部に水分を侵入させないということですな。
撥水性が高いと生地の表面で水を弾いてくれます。これも結果としては内部に水分が侵入することを防いでくれます。
防水性が高くても生地の表面が濡れてしまい、内部に水分が侵入しなくても不快な思いをすることがあります。撥水性が高ければ表面で水をはじき、生地が濡れるのを防いでくれるというわけですな。
ふむ。すると防水スプレーって効果としては撥水スプレーってことなんじゃないでしょうか。
防水性の高さは時計なんかですと10気圧防水とかいったりしますが、ウェアの場合は耐水圧(水柱ミリメートルmmH2O)という単位で表すようです。単にmmと表記されていますが、要するに高い方が性能が良いということです。
スノーボードウェアとしては10,000mmで十分なようです。10,000mmは大雨に耐えられるレベルのようですね。登山などでは20,000mm以上が必要とのことですが、これは嵐にも耐えられるレベルのようです。
エス氏はあまり耐水性を気にせずにウェアを選びましたが、調べてみたら20,000mmの性能でした。エス氏の場合はバックカントリーには行かないゲレンデクルーザーなので、20,000mmという性能は十分過ぎるといえるでしょう。
透湿性
透湿とは水蒸気が通り抜けることです。透湿性が高いウェアは汗をかいても水蒸気がウェアの外に抜けて蒸れないので、快適に滑りを楽しむことが出来るというわけですね。
透湿性能を表す単位に[g/ ㎡-24h]があります。これはウェア1㎡あたり24時間で何gの水分を透過させる性能があるかということです。
例えばエス氏が着ているウェアは15,000g/m2-24hですが、これはウェア1平方メートルあたり15,000g(15kg)の汗を24時間で外に出すことが出来るということです。15kgの汗って相当キモイですけどね。ちなみにウェアの表面積は概ね2平方メートルくらいだそうです。
透湿性も10,000g/ ㎡-24hの性能があれば十分な感じです。数値が高い方が快適度は上がると思いますが、お値段もどんどん高くなります。
保温性
スノーボードは冬の雪山でやるものですので、寒さ対策は重要です。エス氏は寒がりですしね。ただしエス氏の場合はその日の天候に合わせた重ね着で保温性を高めていますので、ウェア自体の保温性にはそれほど拘っていません。
ダウンを使ったスノーボードウェアなんかはさぞかし暖かいのでしょうが、よほど寒いところへ行かない限り、エス氏には必要なさそうです。むしろ晴れた日とか暑すぎるんじゃないかと心配になってしまいますな。
ちなみにダウンの性能を表すフィルパワー(FP)という表示があります。これは羽毛1オンス当たりのふくらみの度合いを表しており、数値が大きい方が良質なダウンといえます。 600フィルパワーは以上が上質とされ、900が最強レベルのようですな。
エス氏としてはアウターよりもミドルレイヤーとして薄手のダウンジャケットが欲しいですね。
素材
ウェアの素材として有名なのは、なんといってもゴアテックスです。ゴアテックスとはWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿素材の名前ですね。防水性と透湿性が両立した高機能素材で当然お値段も高いですが、性能も高いです。高すぎて、スノーボードウェアにそこまでの性能は必要ないのでは・・・と思うほどです。
エス氏は初めて買ったウェアがゴアテックスを使ったものでしたが、レンタルとは比較にならないほど圧倒的に快適でした。ウェアの上下で10万円近くしましたけど。
現在エス氏が持っているゴアテックスを使ったウェアは、登山用に買ったレインスーツのみです。これは3万円以上しましたが、富士登山ではお世話になりました。ゴアテックスが高性能で快適なのは間違いないと思いますね。
ゴアテックスの知名度が圧倒的すぎますが、他社も似た様な素材を開発しているんですよね。コロンビアのオムニテック、東レのエントラントとか。そのうち高性能なウェアが低価格で手に入るようになると嬉しいですね。
ゴアテックスは性能的には素晴らしいのですが、ゴアテックスを使ったウェアはどのブランドも、いかにもアウトドアって感じのものが多いんですよね。ゴアテックスほどの高性能で高価な素材は、一般的なスノーボーダーには少々オーバースペックな気もします。もう少し安くて、それでいて素材感やデザインがかっこいいウェアを選ぶ方が幸せになれるような気がしますけど。
バックカントリーとか行っちゃう人は、遠慮なく最高品質の素材を選んで下さい。
まとめ
店員さんにあれこれ聞いて、試着しまくって気に入ったウェアを買いましょう。ゴアテックスはたぶん必要ないと思います。値札はなるべく見ないようにしましょう。
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