お札があったとして、さてどう使うか。
みなさんこんにちは。エス氏です。2015.9.21は百名山の一つ苗場山に登ってきました。前日の皇海山に続いて一人日帰り二連発です。
前日は道の駅みつまたで車中泊をしたエス氏。5:00に起きて歯磨きと洗顔を済ませます。
皇海山には大急ぎで登ったので、身体には疲労が残っていましたね。慣れない車中泊というのも疲れが取れなかった原因かもしれません。まあいい経験にはなりましたが。
装備
朝起きたら寒かったので、シャツは長袖にしました。忘れ物は帽子とソフトシェルジャケット。食料はカップラーメン、ゼリー飲料、グミ、水は500ml×3本です。お湯を沸かすためのバーナーも持ちました。
本当はバーナーは使いたくなかったのでおにぎりにしようと思ったのですが、前日の夜、湯沢インター近くのセブンイレブンで買い物をした際にもうおにぎりは売っていなかったんですよね…。止むを得ずカップラーメンにしたというわけです。
苗場山 2,145m
アクセス
道の駅みつまたから湯沢インター側に少し戻り、苗場山祓川ルートの看板がある脇道に入ります。
林道を走っているとかぐらゴンドラの乗り場が。ゲレンデの中を走っていたんですね。
6:10町営駐車場に到着。すでに満車に近い状態でした。ここにはトイレもあります。
6:45準備を整えて登山開始です。
和田小屋まで
いきなりぬかるみまくった道で焦ります。
少し歩くと道路に出ました。ふむ、そういえば和田小屋に泊まる人はこの上の駐車場まで車で行けるんでしたね。
このぬかるみまくった道は道路をショートカットしているようですが、どう考えても道路を歩いた方がよかったですな。
7:10和田小屋到着。ここまでゆっくり歩いてきましたが、やはり前日の疲れを感じました。焦ることもないので、この日はのんびり登ることに。
かぐらメインゲレンデ。雪が恋しいですのう。
登山届を入れる箱がありました。せっかくだから記入して届け出ようと思ったのですが、肝心の用紙は一枚もありませんでした。
神楽ヶ峰まで
さてここからが本番です。かぐらメインゲレンデを横切りました。
ゲレンデを歩くのは最初の一瞬だけ。
じめっとした登山道を歩きます。岩が濡れていて滑りやすいので、けっこう歩くのに気を使いましたね。
7:42六合目に到着。ふむ、こういう目安があるのはわかりやすいですな。
少し開けたところがあり、奥にリフトが見えました。はて。第5ロマンスリフトでしょうか。エス氏は乗ったことがないのでよくわかりませんが。
8:28七合目半到着。自転車を担いで登っている若者たちがいました。すごい根性だとは思いますが、理解はできませんね。
視界が開けました。少しづつ色づいていますね。
9:03上ノ芝に到着。エス氏としては珍しく、ザックを降ろし座って休憩をとりました。ここでゼリー飲料を飲んでエネルギー補給です。
振り返るとリフト降り場が。左側の白いラインは、ゴンドララインに敷かれたスノーマットのよう
ですな。
左手に田代湖も見えました。
途中分かれ道があり、田代側へも行けるようでした。
9:27八合目の神楽ヶ峰に到着です。
遠くに見えたのは田代のゲレンデでしょうか。
山頂まで
神楽ヶ峰からは下りになりました。
ガスに包まれた山が現れました。…まさかあれに登るというのか!?八合目を過ぎてけっこう疲労していたところにこの景色。山頂は見えませんが、スーパー遥か彼方だと感じましたね。
雷清水のあたりまで下ってくると冷たい風が吹き付けてきました。むむ、これはシャツ一枚では寒いですぞ。こんな時こそソフトシェルジャケットが欲しかったですねー。仕方ないのでトレーナーを着用。多少マシになりました。
この先はいよいよ山頂に向けて再び登りです。
10:05九合目到着。あと少し。
九合目から先は登りが急になります。
ガスっていて先が見えないので、視界が開けるたびにそろそろ山頂か!と期待して見上げるのですが、まだまだ登りが続く…ということを数回繰り返す羽目に。
ようやく山頂と思ったら、けっこう広い感じですね。
どうやら湿原というやつらしいですな。かなりの広さがありそうですが、さっぱり見えませんのう。
10:35山頂到着。撮影の順番待ちをしていました。
ようやくエス氏の順番が。
山頂ヒュッテに移動します。
10:40小屋の前でランチ。お腹が空きました…。
下山
11:05山頂ヒュッテを出発しました。湿原上の歩道はいくつも分かれ道があり、油断していると迷子になりそうでしたわ。
山頂付近では下りと登り人がすれ違うことが多く、ペースが崩されましたね。
神楽ヶ峰までの登りを思うとため息が出ます。この登りでラジオを聴きながら下山しているおばちゃんをサクッと追い越しました。音を出しているのはクマよけの鈴の代わりですかね。おばちゃんがんばってるな〜などと思いながら進んだのですが…。この時すでにエス氏とラジオおばちゃんとのデッドヒートは始まっていたのです。
12:15神楽ヶ峰到着。登りはかなり疲れました。一息ついていると、背後からラジオの音が。むう、あのおばちゃんのんびり歩いているようでもう追いついてきたとは。エス氏も今回は特に急いではいませんが、それにしてもタラタラ歩いているつもりもないんですがね。
12:45中ノ芝を通過。写真を撮っていると、再び背後からラジオの音が聞こえてきます。なんなんでしょうね、この時のエス氏の気分は。このラジオおばちゃんに抜かされるのはどうも面白くないと感じてしまいました。自分のペースで歩きたいので後ろから来た人には道を譲るエス氏ですが、どうもおばちゃんには負けたくなかったんですね〜。抜かされたら負けというレースでもないわけですけど。
下っていると左にリフト降り場が見えました。さらに歩くと、左の藪の中で物音がします。どう見ても登山道ではありませんが、人間サイズの生物が移動している気配が。
おいおいおいおいクマさんじゃねえだろうな。後ろからはラジオおばさん、脇からはクマさんかよ、とビビっていたら、藪の中から作業着姿のにーさんが出てきました。リフトから下の除草作業をしているようでした。聞いてみると、先ほどのリフトはゴロマとのことでした。けっこう高いところまで上がってくるリフトなんですね。
登山道の脇も草が刈られて歩きやすくなっていました。
七合目半から見ると、こちらでも除草作業をしていました。ふーむ、この辺りはコースなんでしょうか。写真を撮っているとすぐにラジオの音が聞こえてきたので、急いで出発します。
13:14七合目の下ノ芝通過。ラジオの音が常時聞こえるようになりました。この頃になるとエス氏も意地になってペースを上げているのですが、ラジオの音を引き離すことができません。疲労と滑りやすい足元がエス氏のスピードを鈍らせているのかもしれませんが、それにしてもラジオおばさんもよくついてきます。10mくらい後ろに迫るラジオの音。少しずつ距離が近づいてきます。いかん、このまま和田小屋まで逃げ切れるのか…。
ついに和田小屋が見えました。ラジオおばさんから逃げ切ったのです。山姥から逃げる「三枚のお札」のような気分でしたわ。
14:00和田小屋到着。
駐車場まではさらに歩きます。テキトーにショートカットして歩きました。
靴はドロドロです。まあ洗いませんけど。
ようやく駐車場が見えました。やはり道路を歩く方が楽ですのう。
14:20駐車場到着。いやはやけっこう疲れましたわい。
下山後
車中泊をした道の駅まで引き返し、隣接している街道の湯に入ることにしました。
駐車場から道を下っていくと、左右に分かれ道が。今朝は左側からきましたが、右へ行っても国道17号に出るようです。街道の湯は国道17号沿いにありますからね。
試しに右へ曲がってみると、なにやら見たことがあるような橋を渡りました。ははあ、これはかぐらの下山コースのゴール地点ですな。ということは…。
やはりかぐらの駐車場に出ました。ふむ、道の駅へはどう考えてもこっちの方が近いですな。今朝は遠回りをしてしまったようです。
街道の湯で汗を流しました。期待していたワゴン車が見当たらず残念でした。
代わりに道の駅でお蕎麦を食べてお買い物。せっかくですから苗場山というカップ酒を買いました。
後から気がついたのですが、皇海山と苗場山ではバッジを買うのを忘れてしまいました。どこかで調達しなくては。
まとめ
二日続けて山に登ると疲れますなあ。この分だと二泊三日の登山はまだエス氏には早いですかね。今年はそんな機会はなさそうですけど。
10月は資格試験があり山に登っている場合ではなさそうなエス氏。次回の山登りは11月までお預けでしょうか。少しづつ寒くなっていく山の様子を肌で感じたかったんですけどねー。
11月にもなると、もうシーズンに入りますからね…。山登りばかりしている場合ではなくなりそうですのう。
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