みなさんこんにちは。エス氏です。今回は長野県松本市の美ヶ原温泉にある宿、金宇館をご紹介しますよ。評判がいい宿で一度泊まってみたかったんですよね。なるほど確かに素晴らしい宿でしたわ。総部屋数9室の小宿で予約が取りにくいのですが、泊まりに行く価値は十分すぎるほどありますぞ。
予約したプランは「金宇館スタンダードプラン【1泊2食】」で料金は2名1室利用で1人34,100円(税込)でした。お部屋は本館の三城です。普段は楽天トラベルで宿の予約をするエス氏ですが、楽天トラベルからは予約ができなかったので宿の公式サイトから予約しましたよ。
長野県の真ん中あたりにある松本市はあちこちのゲレンデにアクセスしやすいと見せかけて意外に距離があります。一番近いゲレンデはあさひプライムスキー場で車で約45分の距離ですね。続いて聖高原スキー場が約50分。1時間くらい走ると北は爺ヶ岳、南は富士見パノラマにアクセスできます。近そうに思いましたが白樺湖までは1時間15分ほどかかりますな。そこそこの規模のスキー場まではそこそこの距離があるのが金宇館ですね。
立派な松の木が印象的な門ですの。金宇館の本館は昭和初期に建てられた木造三階建ての建物ですが、2020年にリニューアルしたようで。エス氏が泊まった際には別館をリニューアル中でしたよ。本館だけだと5室しかないので予約が取りにくく感じたのかもしれませんな。
通りを挟んだ向かい側が駐車場です。車を駐めるとスタッフの方が出迎えてくれ、荷物を運んでくれましたよ。
玄関でスリっっぱに履き替えて館内へ。カウンターがありますが、チェックインの手続きは奥のラウンジで行いました。
余談ですがスリッパは革製でやたらと履き心地が良かったですね。売店で売っていましたがいいお値段でしたわ。
ラウンジに案内してもらい、ソファに座ってお茶をいただきながらチェックイン。チェックインは15:00からでチェックアウトは11:00までとなります。夕食は18:00もしくは19:00開始でした。
ラウンジからは良い感じの中庭を眺めることができます。暖炉もありとても雰囲気が良いですね。
ラウンジではセルフでコーヒーなどを飲むことができましたよ。
チェックインを済ませるとお部屋に案内してくれました。案内してくれた女性スタッフはめちゃくちゃ感じ良かったですね。荷物は事前にお部屋に運んでくれましたよ。エレベーターはないので階段で3階へ。ちなみに公式HPに館内の平面図があるのでお部屋の位置関係が確認できますよ。本館は2階に3室、3階が2室となります。エス氏が予約した三城のお部屋は建物の入口側に向いたお部屋です。
スリッパを脱いで部屋に入るとフローリングの前室。床暖房ばっちりでフローリングでも全く冷たさは感じませんでしたな。
ツインのベッドルーム。もう少し大きめのベッドでもよかったですかね。
ベッドルームの窓際には座り心地のいい椅子があり、お酒を飲みながら景色を眺めるのにちょうどよかったですね。
ベッドの脇に大きなクローゼットと冷蔵庫がありました。冷蔵庫の中にはプレモルとクラフトビールが冷えていましたよ。スーパードライを入れないセンスがナイスです。
手作り温泉まんじゅうもあって美味しかったですぞ。
奥が和室になっていました。こたつは嬉しいですね。床の間の隣は押入れと見せかけてTVが隠れていましたな。
前室の脇に洗面台があります。ゆとりのあるスペースですね。
トイレは清潔感があってよかったと思います。
鍵は2本あるのが嬉しいですね。Wi-Fiもばっちり使えました。和洋室の和の部分は古い建物だけあってかなり渋い雰囲気で、リニューアルされた洋の部分のいいアクセントになっていると感じましたな。おしゃれで居心地もいい素晴らしいお部屋だと思いましたぞ。
荷解きを済ませたら温泉へ。ラウンジの脇から別館へ繋がる渡り廊下がありましたが、リニューアル工事中のため入れなくなっていました。渡り廊下の手前に浴室棟への入口があります。
外廊下の奥に浴室棟があります。総ヒノキ造りで宮大工が建てたと公式HPにあるのですが、いくらかかっているんでしょうねえ。ちなみに外廊下の前もお庭になっていていい感じでしたよ。
浴室棟には男女の浴室の他に貸切風呂もありました。
更衣室は広々というわけではありませんが小宿なので十分かと。ドライヤーが強力でよかったですね。
浴室に入るとまずは洗い場。はて湯船は?と思いましたな。
洗い場の扉を開くと露天風呂でした。内湯はないんですね。縦に長いお風呂で、手前の方の天井は屋根に覆われていますが、奥の方へ行くと露天になりますよ。あまり見たことがないお風呂ですがなかなかイイですね。湯は無色透明。身体が温まりましたな。素晴らしいお風呂だと思いますぞ。
風呂上がりには冷蔵庫のクラフトビールで乾杯。イイ景色を見ながら飲むビールは最高でしたな。
続いてルームサービスで日本酒を注文。お酒のメニューは充実していましたね。日本酒は良さげな銘柄が並んでいましたよ。ちなみに注文したのは川中島 幻舞です。これ旨いんですよね。ちなみにワインリストも見せてもらおうとしたのですが、なぜかリストは無いそうで。聞けば小布施ワイナリーにファンキーシャトーのワインを置いているとか。さすがのラインナップですね。さらにヴィラデストワイナリーという長野のワイナリーのワインもあるようでしたが、エス氏は知りませんでした。金宇館が小布施ワイナリー、ファンキーシャトーと並べて扱うのですから美味いのでしょう。実際後日購入して飲んでみましたが、なるほど美味かったです。
夕食の時間になったのでラウンジの隣にあるダイニングへ。個室ではありませんね。1枚ガラスの窓に面したテーブル席だったので冷えるかなと思いましたが、どうしたわけか窓からの冷気をまるで感じませんでした。どうなっているんだ。
あれこれ書きましたが注文したのは小布施ワイナリーのシャルドネです。間違いないんですわ。以下お料理の写真です。
まずは蕪蒸し。フツーに美味かったです。
こちらは海老芋。恥ずかしながら海老芋という物をはじめて食べましたな。柚子の甘味噌と食べましたがなかなかイイですね。続いて季節の八寸ということでなんと自家製だというカラスミを使った一品が出てきたのですが、写真を撮るのを忘れました。美味かった〜。
続いて銀杏餅の白味噌椀。この銀杏餅というのもはじめてですね。銀杏大好きなんですよね。
長野といえば馬刺し。エス氏は馬刺しが好物でして、東京でもよく馬肉料理の店に行くんですよね。で、この馬刺し、ハッキリ言ってめちゃくちゃ美味かったです。こりゃヤバイ。
サワラの西京焼き。酒のつまみに最高ですね。
百合根の饅頭。百合根はスリ流しが好きなのですが饅頭も美味いですのう。
大根の炊き合わせと牛肉のしぐれ煮。柚子胡椒をつけて食べるのが美味いですねえ。そろそろお腹が膨れてきたのですが大根は美味しく食べられますね。
締めはお蕎麦。蕎麦にはうるさいエス氏ですがすごく美味しかったです。
デザートの黒糖のアイスはラウンジに運んでもらいました。夕食はどれも実に良かったですね。信州プレミアム牛とか信州サーモンとか長野の定番の品は登場しませんでしたが、文句なしに良かったです。
朝食も同じ会場で。品数が多くて嬉しいですね。しかも身体によさそう。漆の器も年季入ってますわ。お味噌汁はなぜか器が大きかったですけど。
どれも丁寧に作られている感じでとても美味しかったです。夕食も朝食も、お料理に関してはケチのつけようがないですね。
食後のフルーツはやはりラウンジに運んでもらいましたよ。
金宇館…イイですね。門を潜ってから建物の外も中も何もかもがイケてるんですわ。男性の方は女性と泊まりに来ると確実に喜ばれると思います。お部屋もおしゃれで居心地いいですし、食事も抜群の美味さ。スタッフのホスピタリティーも素晴らしく、本当に良い旅館だと思いますのう。別館の工事が終わったらまた泊まりに行きますわ。こりゃホントおすすめですよ。
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