23/24シーズン滑走日記17日目 リワイルドニンジャスノーハイランド【鹿教湯温泉トリップ】

みなさんこんにちは。エス氏です。2024/2/17〜18は長野県の鹿教湯温泉へ1泊する予定で滑りに行ってきましたよ。23/24シーズンはコンディションに合わせて宿のキャンセルをすることもあったエス氏ですが、どうしもてキャンセルしたくない、絶対泊まりたかった宿が3つありまして、今回の鹿教湯温泉の宿もその一つでした。

こう書くと「はいはいいつもの宿メインのトリップね」と思うかもしれませんし、まあ実際そうなのですが、今回に関してはもう一つの楽しみがありました。前回の超接待トリップの後にMountain Slopeのハードブーツを購入したエス氏。ボード仲間のイトチンさんに貸してもらったAMICSS DMTに乗り、この日がアルペンボード初滑りとなりましたぞ。

23/24シーズン滑走日記16日目 ピラタス蓼科スノーリゾート【超接待トリップ】

2024年3月14日

滑りに行くゲレンデはどこでもよかったのですが、マツザワ師が教えてくれるのであれば菅平へ行くつもりだったんですよね。ところが予定が合わず自己流でデビューすることになったので、なんとなく滑りやすそうで、かつ空いていそうなニンジャにしたわけですな。

リワイルドニンジャスノーハイランド

関越道を走り菅平方面へ向かいます。上信越道では佐久平か東部湯の丸で休憩するのが定番です。この日は佐久平PAに入り、朝食にミニかき揚げそばを食べるつもりだったのですが、メニューから消えておりましたな。残念。代わりに普通のかき揚げそばを食べました。まあ美味しいのですが、朝は少し控えめにしたいエス氏的には少し量が多いですかね。

上田菅平ICで高速道路を降り、一般道を走って菅平へ。路面に雪はありませんでした。

ニンジャの駐車場に到着したのは8:15頃でした。この付近まで来ると路面に多少雪がありましたな。駐車場は空いておりました。

駐車場で準備。スノーボードのハードブーツはマウンテンスロープしか知らないのですが、すごく履きやすいんですよね。どれもこんなもんでしょうか。スキーブーツをイメージしていたので楽ちんすぎて驚きますわ。タンの部分がつま先側に大きく開くので、足の出し入れが簡単なんですよね。しかも思いの外踏めるといいますか、意外に足首が動くという印象。歩くのも簡単です。ふむふむ、これならイケそうだな。アルペンはフリースタイルとは滑り方が違うという話も聞きますが、まあそこはなんといってもこのエス氏、ちょろいでしょ。なんてこの時点では思っておりましたなあ。

リフト券は午前券を購入し、準備運動。この日はスカッと爽やかなお天気でしたな。さて早速滑ってみますか。というわけで前足をビンディングに固定。踵を合わせてつま先側のレバーを動かしてブーツを固定します。まずはNINJAリフト乗り場までスケーティングしてみましょう…。そしてこの時の驚きたるや。なんと、まともに歩けないではありませんか。そんなバカな。さっきまで簡単に歩けていたはずのハードブーツですが、スケーティングになった途端、まったく足首を動かせなくなりましたぞ。あわあわしながらリフト乗り場までどうにか歩いて行きましたが、たかだかスケーティングするだけのことがこれほど難しいとは。リフト降りれるのかしら。

ソフトブーツならなんてことはないリフト降り場にこれほど恐怖するとは。イトチンさんに借りた板にはデッキパッドも付いているのですが、これが役に立っているのかどうかもわかりません。あわあわと両手をバタつかせながらどうにか転ばずにリフトを降りることに成功。これはヤバいんじゃないか?遠くの景色までよく見える晴れ渡った空の下、エス氏の心には暗雲が立ち込めてきたようでした。

まあスケーティングは確かに難しかったのですが、両足固定してしまえばこっちのもの。そう自分に言い聞かせて後ろ足もビンディングに固定しようとしましたが、いつものようにバランスが取れず、立ったままの作業ができませんでした。まあ最初ですから。腰を下ろして後ろ足を固定し、立ちあがろうとしたら…た、立てないだと!?足首が固定されているためでしょうか、立ち上がることさえできません。止むを得ず回転してトゥサイドで立ち上がりました。雲どころか雷雨になりそうな感じ。

まずはリフト沿いのブラックビートコースを滑ることに。どうにか立ち上がって滑り出した途端、曲がれないことに気がつきます。特にヒールからトゥへの切り返しがまるでできません。こんなことがあるのか!板を履く前はあれほど動かしやすいと感じていたブーツがぴくりとも動きません。中級のブラックビートコースがこれほど恐ろしく感じるとは思いませんでした。横滑り、時々ターンという感じでどうにか下までおりることに成功。もしかしてこれ超難しいんじゃなかろうか。高い金出してハードブーツを買ってしまったけど、失敗だったかしら?そんな絶望が心を染めます。

再びNINJAリフト。恐る恐るリフトを降り、今度はなんとか立ったまま板を履きました。あまりにも滑れなかった1本目でしたが、どうすればいいかリフトの上であれこれ思案しました。とにかく姿勢を低くし、後傾にならないように注意。抱え込みの要領で板と身体を近付けるようにしたところ、どうにか連続ターンができました。よしよしよし!これならなんとか滑れそうですぞ。

ところがリフト2本で最初の休憩。慣れてないせいか、フリースタイルと使う筋肉が違いすぎて、あっという間に脛が痛くなってしまいました。ブーツを脱いで脛を伸ばします。しかし2本目でどうにか滑れそうな手応えもありましたからね。ここからは練習あるのみ。ちなみにイトチンさんのアングルを参考にしたらあまりにも違和感がデカすぎ、かつスタンス幅も適当に取り付けたのですが、滑ってみた感触から少し手を加えたら滑りやすくなりましたな。

NINJAリフトを何本か回していると、どうにか連続ターンがスムーズにできるようになってきました。滑れば滑るほど慣れてきて上達する感じが得られるのは楽しいものですな。どれ、少し冒険してみましょうか。というわけでお隣のドラゴコースへ。それにしてもこのスキー場、やけに空いていて滑りやすいのですが、儲かっているのでしょうか。

REWILDリフトにも乗ってみましたよ。

リフトを降りたところから見える山は根子岳でしょうか。

シンコウコースは脇に壁がありましたな。調子に乗ってエス氏も少し壁を登ってみたりしましたよ。カービングはまだまだですが、スライドターンは結構できるようになってきました。

ニンジャレストランでランチ休憩。

レストランに入ると、スキーブーツのソールに取り付けるカバーが置かれていました。ハードブーツで歩くと店内の床が痛むということでしょうか。エス氏も一応つけておきましたよ。このブーツのソールカバーのようなものを後日購入することになるのですが…。

注文したのはWしらすDon900円。生しらすと釜揚げしらすの両方が乗っているしらす丼ということですね。スキー場のレストランで海鮮系を注文するなんてリスクが高すぎる気もしましたが、どうもこの店はしらすをやたらと推しておりまして。それほど自信があるなら食べてやろうではないかとチャレンジしましたが、思ったより美味しかったですぞ。

ランチの後は午前券が使える12:30まで練習。徐々にカービング風になってきたので、上級のアレコココースも滑ってみましたよ。調子に乗ってスピードを出すと切り返しの際に吹き飛びそうになることもあったのでほどほどに。そういえば序盤苦戦しまくった割に転びはしませんでしたな。

12:30になったのでサクッと上がることに。気温が上がり、駐車場の雪が解けて酷い有様でしたな。

初体験のアルペンボードは思ったよりも難しかったですわ。エス氏にありがちなのですが、完全に舐めてましたね。一応滑れるようになって良かったですけど。ソフトブーツとの大きな違いは、まあ色々感じましたけど、エッジグリップの差は大きいでしょうか。ガッツリとエッジが雪面を噛みますね。借り物のDMTはスライドもさせやすかったので、初めてのエス氏でも乗りやすかったのだと思います。それでも1本目は超苦戦しましたけど。板の踏み方といいますか、押さえ方もフリースタイルとは大きく異なるかなと。いつもと違う部分の筋肉を使った気がしました。ターンができるようになると楽しくなり、エス氏にしては珍しく頑張って練習したと思いますよ。同じスノーボードではありますが、フリースタイルとアルペンは似て非なるものという気がしましたな。いわゆる横乗り系のカルチャーとアルペンスノーボードは異なる成り立ちでしょうからね。

滑った後はお気に入りの酒屋、地酒屋 宮島でガッツリお酒を購入。戸隠の酒屋でも買えなかった銘柄「戸隠」も買えましたよ。ちなみにSNSのエス氏は買ってきた酒ばかりを投稿するというしょうもないアカウントになっております。

さて今回のトリップのメイン、楽しみにしていたこの日の宿は鹿教湯温泉の三水館です。土日はなかなか予約が取れないので、月末から月初に日付が変わった瞬間にアクセスして予約を取りました。とにかく評判の良い宿でして。詳しくは別記事でご紹介しますよ。

宿泊日記【鹿教湯温泉 三水館】心地よい温泉に素晴らしい料理は評判通りでした

2024年3月29日

三水館

初めての鹿教湯温泉はなかなか良かったですな。温泉で汗を流して飲むビールは最高でした。初めてのアルペンボードもどうにか滑れるようになりましたし、なかなか充実した1日でしたわ。

さて翌日は番所ヶ原へ滑りに行きました。番所ヶ原はアルペン系のスノーボーダーが多いんですよね。エス氏も滑りやすいコースで練習するぞ〜なんて思っていたわけではなく、単に唐揚げが食べたかっただけなのですが、思いもよらないことに駐車場が満車で入れないというではありませんか。ゲレンデまで続く道の途中に人がいて、もう入れないからそこ(道の脇)にある駐車場に車を駐め、シャトルバスでゲレンデまで行くようにアナウンスされました。いや〜そこまでして滑らんでも。それにしても番所ヶ原ってそんな大人気ゲレンデでしたっけ。

というわけで唐揚げは諦め、帰りに寄るつもりだった酒屋、森田屋へ。

森田屋

ここも良い酒屋さんでしたね〜。日本酒も良いですが、ワインの品揃えが良かったですね。金宇館で気になっていたヴィラデストワイナリーの他、探していたいざわの畑のワインも買うことができました。ここはエス氏お気に入りの酒屋さんリストに追加ですね。

てなわけで、初めてのアルペンボードに初めての鹿教湯温泉を大満喫できました。番所ヶ原で唐揚げが食べられなかったのは残念ですが、日本酒もワインも良いお酒をたくさん買うことができたので良しとしましょう。さて次のトリップは暖冬で中止になるかと思いましたが、金宇館・三水館に続いてどうしても泊まりたかった宿の最後の一つがありまして。遠かったんですけどね〜頑張って行ってきました。次回もお楽しみに。

2 件のコメント

  • 記事アップありがとうございます。
    アルペンやはり難しそうですね・・・
    ハードブーツの難しさもありますが、普段横向きで滑っているので(18°、-3°)超前振りの滑り方にも変えないといけないのでそちらのハードルも高そうです。
    関西にもアルペンスノーボーダーが多いスキー場はありますが、どこも横幅の広い平バーンがある、あまり知名度ない、どこかスパルタンな雰囲気という点で共通点があるような気がします(笑)

    • アルペンは難しいけど楽しいですね〜(^^)
      やはり前向きのアングルには違和感ありますが。
      アルペンボーダーが多いゲレンデはスパルタンな雰囲気ありますよねw
      なるべく平和なゲレンデで滑りたいものです。

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